「あぷりのお茶会」へようこそ!
今日は東京の地下鉄の駅の中で、
私が一番好きな駅をご紹介しましょう!
それは南北線の、溜池山王駅です。
好きな理由は、駅の構内の両側に3メートル四方に近い
大きさの絵、といいますか写真がいくつかあるからです。
その写真は全て、日本の美しい文様です。
布や陶磁器に描かれているものを写真に撮って
大きく引き伸してあります。
南北線は、ホームの両側がガラスで覆われていて
電車がくるとドアの部分だけそのガラスが
開くようになっています。
ですから、ホームからそれらの写真を撮ろうとすると
ガラス越しに撮ることになります。
ホームの蛍光灯が、白っぽく写ってしまいました。
とても見づらくて申し訳ありません。
この模様は、今日の節分の模様である
「柊鰯(ひいらぎいわし)」です。
ヒイラギと鰯の頭が描かれています。
「節分文様肩衣」という狂言の装束の肩衣で
岡山にある林原美術館の所蔵。
肩衣(かたぎぬ)とは、武士が袴をはいている時に
上に着ている、袖のないベストのようなもののこと。
狂言では、この肩衣の背中の部分に、
それはそれは素敵な模様が描いてあるのが常です。
何ともおおらかで自由闊達な絵。
心がおもいっきり伸びをしたような模様
( ↑ って、どんな模様ですねん?)です。