タネなしブドウ

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

130123budou

 

 

50年前のデラウェアはタネのあるブドウ

薄い緑の色のブドウってとてもきれいですね。

 

市場に出ているブドウで一番多い色はデラウェアのような色の
ブドウでしょうか。
一般に「葡萄色」という色ですね。

 

デラウェアといえば現在ではタネなしブドウですが
50年ほど前まではタネのあるブドウだったそうです。

 

デラウェアというのはアメリカのオハイオ州の
ブドウの産地に由来する名前です。

 

日本では明治時代からデラウェアの栽培が始まっています。

 

 

130618budoutubomi370          (写真/「兵庫県ぶどう狩り2012」

 

 

 

柄を長くする為の「ジベレリン」

デラウェアのつぼみができた時と花が開いた時に「ジベレリン」と
いう液につけると、実にタネがなくるのだそうです。

 

このジベレリンという液につけてデラウェアのタネをなくす方法は
最初からわかって行ったことではないそうですからおもしろいですね。

 

タネをなくすためではなく
デラウェアの実のついている柄を長くしようとして
ジベレリンの液につけたのが最初の動機だったといいます。

 

なぜならば、デラウェアは一房に実がなる時に
実が詰まり過ぎるという欠点があったからです。

 

柄に実が詰まってつきますから、実が育って大きくなるにつれ
実と実がぶつかりあって、つぶれてしまうのです。

 

それを防ぐために、実のついている柄を長くしようとして
使われたのがジベレリンだったのです。

 

ジベレリンは、イネの背丈を高くする物質として
発見されたものです。

 

茎を長くする働きを持つジベレリンを使って、デラウェアの柄を
のばすことができれば実がつぶれることを防げるのではないか、
と考えたのですね。

 

 

130618budou370           (写真/「Kochan’s ベランダ菜園」)

 

 

 

つぼみが開いた後にもう一度「ジベレリン」

そして実際に、デラウェアにジベレリンを使ってみると……、
デラウェアの実にタネがなくなる、という
別の効果が生まれていたのです。

 

しかし残念ながら、そのタネなしデラウェアの実は、
食用とするには粒が小さすぎました。

 

そこで様々な方法を試した後に、つぼみが花開いた後に
もう一度ジベレリンの液につけると
実が大きくなることがわかったのです。

 

タネなしブドウ、デラウェアのタネのない理由は
偶然と、努力の賜物だったのですね。

 




スポンサードリンク



コメントを残す