タネなしスイカ

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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「タネなしスイカ」

私は小さい頃、タネなしスイカを作りたいなら
タネなしスイカのタネを植えればいいじゃない、
と思ったおバカな子でした。

 

「タネなしスイカ」が何故できるかということに
深くかかわっているのは「染色体」。
染色体とは遺伝情報を伝えるものです。

 

普通、植物は両親から染色体を1セットずつ受け取って
合計2セットの染色体を持っています。

 

これを「2倍体」と呼びます。
「めしべ(母親)」と「花粉(父親)」は
それぞれ2組ずつの染色体をもっています。

 

そして受粉をする、とそれぞれ1組ずつの染色体が
子どもに伝わり、子も親と同じように2倍体になるのです。

 

ところが普通のスイカの芽が出た時に
「コルヒチン」という物質を使用すると
染色体は「2倍体」→「4倍体」に変化をしてしまいます。

 

 

 

1セットずつ分けられなくしてしまう

そうしてできた「4倍体」のスイカのメシベに
普通の「2倍体」のスイカの花粉を受粉させると
「3倍体」のタネができます。

 

「3倍体」のタネから育ったスイカの花に
普通の「2倍体」の花粉をつけると

 

生殖細胞ができる際に、1セットずつわけることができないので
花粉や卵細胞を正常に作ることができません。

 

それで、この「3倍体」のスイカはタネができないというわけ。

 

 

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クリーム種なしスイカの「夕月」
(写真/「高知農協直販店」

 

 

コルヒチン

2倍体のスイカ → 4倍体に変化 × 2倍体の花粉
||
3倍体のスイカのタネ

3倍体のスイカ × 2倍体の花粉
||
減数分裂ができないのでタネができない
(これがタネなしスイカです)

 

ちょっと難しそうに思えますけど
けっこう単純な理屈なんですね。

 

これが「タネなしスイカ」のできるカラクリでした。

 




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