ランコントル「ジャン=ポール・エヴァン」東京ミッドタウン

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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ルネサンス〜原点回帰〜

ジャン=ポール・エヴァンでは、今年の前半に
〈 ルネサンス~原点回帰~ 〉 と銘打って
2002年から2012年の歴代のケーキ
を紹介していました。

 

かなり時間がたってしまいましたので、正確には
覚えていないのですが、3種類の「ビュッシュ ド
ノエル」を2週間づつ期間限定で紹介していました。

 

今数えてみますと、私はそのうちの
7種類を手に入れたようです。

 

 

「テール ア テール 」

まず最初は「テール  ア  テール」。

 

 

130421janporuevan「テール  ア  テール」ジャン=ポール・エヴァン

 

 

 

「アンフリュアンス」 

次が、「アンフリュアンス」。

 

 

130307anfuryu「アンフリュアンス」ジャン=ポール・エヴァン

 

 

こちらは2008年度のジャン=ポール・エヴァン
の「ビュッシュ ド ノエル」です。

 

この「アンフェリアンス」はヘーゼル
ナッツのダコワーズで、フランボワーズ
のコンポートを包んでいます。

 

その上を、ビターガナッシュでコーティング
したものなのですが、私はこの赤の色
にうなりました。

 

「テール ア テール」の「赤」は
オレンジ系、レンガ色風の赤い色です。

 

一方、「アンフェリアンス」の
「赤」は、なんと例えたらよいのか
わからないほどの深い赤い色でした。

 

 

 

「きのう きょう あした」

そしてこちらは「きのう きょう あした」。

 

 

130307kinou「きのう  きょう  あした」
ジャン=ポール・エヴァン

 

 

「きのう  きょう  あした」というケーキの
名前もおもしろいですが、色も「ビュッシュ  ド
ノエル」としては斬新な色使いで素敵ですね。

 

抹茶だったと思うのですが、中の緑色と
まわりの白いコーティングがさわやかで
お洒落な印象の「ビュッシュ  ド  ノエル」です。

 

「ビッシュ  ド  ノエル」は19世紀の後半
からパリで作られるようになった
ケーキだということです。

 

「ビュッシュ」が「木」や「丸太」を意味する
言葉で「ノエル」は「クリスマス」ですね。

 

ということで「ビッシュ  ド  ノエル」は
「クリスマスの薪」を意味するといいます。

 

 

 

「キュリオズィテ」

次の「ビュッシュ  ド  ノエル」は
「キュリオズィテ」。

 

 

「キュリオズィテ」ジャン=ポール・エヴァン

 

 

 

2011年、一昨年のジャン=ポール・エヴァン
の「ビュッシュ ド ノエル」。

 

 

 

「アンヴィ」

この「キュリオズィテ」の1年前の
「ビュッシュ  ド  ノエル」が
つぎの「アンヴィ」です。

 

 

130421janporu「アンヴィ」ジャン=ポール・エヴァン

 

 

 

「バロック」

そして私の一番のお気に入りの
「ビュッシュ  ド  ノエル」がこちらの
「バロック」
を御紹介したものです。

 

 

130228bar「バロック」ジャン=ポール・エヴァン

 

 

ただ、ただ美しい「 ビュッシュ  ド  ノエル」です。

 

決して激しく主張をすることはなく、微妙な
押さえた色でありながらこれ以上、美しい色
のハーモ二ィをかもし出すことは不可能では
ないかと思わせるほどの絶妙な色遣い……。

 

ため息と、言葉にならない感嘆の声。
私はこれほどの美しいケーキを
見たことはありません。

 

 

 

「ランコントル」

そして最後は、今日の最初の「ビュッシュ
ド  ノエル」、「ランコントル」を御紹介
して終わることにいたしましょう。

 

 

130315jan「ランコントル」ジャン=ポール・エヴァン

 

 

「ビュッシュ  ド  ノエル」の右側の真中あたり
の色が、赤っぽく濃い色に写ってしまっている
のですが本当の色はもっと淡いものでした。

 

下に引いてある布のピンク色に近いイメージ。
そして色だけではなく、形の切り方
のおもしろさ、洒脱さも秀逸。

 

 

 

色を秘めている定番ケーキ

今まで何度かジャン=ポール・エヴァンの
普通の定番ケーキは御紹介しましたが
それらのケーキは下のようなものでした。

 

 

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ジャン=ポール・エヴァンの定番のケーキ
は、全てチョコレート色がメイン。

 

ですが、ジャン=ポール・エヴァンは 今日
御紹介した「ビュッシュ  ド  ノエル」の
ような、美しく類いまれな色彩感覚の作品
を 生みだすことができるアーティストです。

 

その溢れ出る才能を定番のケーキでは、押さえ
ている というのも、奥ゆかしく憎いばかり。

 

現在のところ私の中で、チョコレートケーキに
限らず、お菓子全般の中で最高峰に位置する
アーティスト、それがジャン=ポール・エヴァンです。

 




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