神戸屋「ガレット・デ・ロワ コンクール」グランプリ受賞 スイートポテトパイ「神戸屋」

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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「ガレット・デ・ロワ コンクール」グランプリ受賞

神戸屋のスイートポテトパイ。
かなり細めのスマートなパイです。

 

私は以前にも「あぷりのお茶会」で
「神戸屋」を評価していると書いたことがありましたが
「神戸屋」が「ガレット・デ・ロワ コンクール」のグランプリ
受賞したということです。

 

受賞したのは「神戸屋」の津田信孝さん。
おめでとう、津田信孝さん!

 

 

 

2003年からは日本でも

パリでは「ガレット・デ・ロワ」のコンクールが毎年行われているので
すが、2003年からは日本でも「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」
主催で
コンクールが行われるようになりました。

 

全国の製菓、製パンのプロが対象のコンクールです。
この日本のコンテスト優勝者はパリで行われる「ガレット・デ・ロワ」
コンクールに日本代表として参加する資格が得られます。

 

その日本代表に「神戸屋」の
津田信孝さんが選ばれたのです。

 

 

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ガレット・デ・ロワ(写真/「ふらんす・あらかると」

 

 

 

フランスの新年のお菓子

「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」とは
「王様のお菓子」という意味の
フランスの伝統の菓子のことをいいます。

 

パイにアーモンドクリームが入っているパイです。
フランスでは新年になると一斉に店頭に並ぶお菓子。

 

フランスではガレット・デ・ロワを1月6日に食べますが
地方によっては1月の第一日曜日というところもあるそうです。

 

実はこのガレット・デ・ロワ、フランス革命期に「ロワ(王)」
などという名前がついたガレットを食べる習慣があるのはけしからぬ
と、この日を「サン・キュロットの日」にしたそうです。

 

ところがどっこい、そんなことはすぐに無視されてしまったのです。
そういうのいいですね。

 

 

 

フェーブが入っていたらあたり!

この「ガレット・デ・ロワ」を家族や友人たちと切り分けて
自分の一切れに、フェーヴと呼ばれる小さな陶製のお人形)が
入っていた人が当たりです。

 

当たった人は、王冠をかぶって「王様」「女王様」となり
その年はいいことがあるといわれているそう。

 

「フェーヴ(fève)」とはフランス語で「そら豆」のことで
本来はそら豆を入れていたそうですが、19世紀の半ばから
陶器のフェーブを入れるようになったようです。

 

 

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手前にあるのがフェーブと呼ばれるお人形
(写真/「PRTIMES」

 

 

 

 

目指す味

津田信孝さんは、今回が2度目の挑戦でした。
最初に挑戦したのは2008年。
書類審査を通過し最終審査まではいったもののそこで敗退。

 

全国で百数十名の応募で、最終審査に残ったのは
十数名だったといいますから
ここに残ることさえ大変なことなのでしょうね。

 

そしてこの時、最終審査結果の発表寺に親睦会のような形で
応募者が作った「ガレット・デ・ロワ」を試食したのだそうです。

 

これが彼にとってよい経験になりました。
そこで試食したガレット・デ・ロワ、見た目も違いましたが
味の差が歴然。

 

その年の優勝作品と、御自分のものとの違いを思い知った
津田信孝さんは、はっきりと目指す味がわかりました。

 

 

img_galette03大統領やパリ市長に献上する1mのガレット・デ・ロワを作る津田信孝
(写真/「BREADS STUDIO」

 

 

 

 「3位まで残れたら」、がまさかのグランプリ

そして精進を重ねた津田信孝さんは
2度目の挑戦をします。

 

津田信孝さん御自身は「3位までに残れたらいいなぁ」
と思っていたといいます。
が、結果はまさかのグランプリ。

 

「ガレット・デ・ロワ」の上についている模様は
温度が高いときれいに入れられないそうです。

 

そのために作業場の温度を外の温度と同じにして
夜中から早朝にかけて寒さと戦いながら作業を
しなくてはならないといいます。

 

美しくて美味しいものをつくるのも大変なことなのですね。

 

 

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こちらは日本でも人気の「ピエール・エルメ」の
ガレット・デ・ロワ。王冠がおしゃれですね。
(写真/「フランス美食村」

 

 

 

フランス料理店でのアルバイト

ところでこの津田信孝さんですが、興味深いことに
大学は環境学部の御出身だそうです。

 

大学時代は、お料理関係を学んでいたわけではありません。
アルバイト先のフランス料理店でお世話なった方に
影響されたことが、現在のお仕事に続いているといいます。

 

本当に月並みな言い方ではありますが、人はどんな所で
どんな御縁にめぐり逢うかはわからないのですね。

 

もっとも学生時代に興味をもって、食に関わる仕事を
目指したとはいえ、具体的には何と決めていたかったそうです。

 

 

 

初めてパンを作ったのは2006年

レストラン、洋菓子店などを見てまわっているうちに
特別なものではなく,人が毎日食べるもの、

 

生活により密着しているものをつくりたい
と思うようになったといいます。

 

学生時代に訪れたフランスで
人々が近くのパン屋さんでバゲットやクロワッサンを
買うために並んでいる光景や文化に憧れていたのだそうです。

 

津田信孝さんは2005年に「神戸屋」本社へ入社しました。
パン作りを始めたのは、翌年の2006年のこと。

 

この2006年というのは津田信孝さんが
「初めて『神戸屋』でパン作りを始めた年」
という意味にとどまりません。

 

津田信孝が、パン作りそのものを初めて試みたのが2006年
ということなのだそうですから、驚きますね。

 

ガレット・デ・ロワについては学生時代から
知っていたそうですが、入社後、社外の講習会や
上司、専門家などから学んだそうです。

 

 

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こちらは2014年「ジャン=ポール・エヴァン」の
「ガレット・デ・ロワ」
一昨日見てきました。あくまでも「見た」だけですが。
12月28日〜1月14日までの期間限定品です。
でもこうやって見てみると(あくまでも見るだけですが)
やっぱり私は「ジャン=ポール・エヴァン」がいいですなぁ。
(写真/「ジャン=ポール・エヴァン 季節のおすすめ」

 

 

 

努力と才能に、おめでとう!

そして2008年の「ガレット・デ・ロワ」コンクールでは
惜しくも敗退したものの,2009年にはグランプリ受賞。

 

初めてパン作りをして2年目に
「ガレット・デ・ロワ」コンクールに挑戦。
翌年にグランプリ受賞ということになります。

 

努力の人であることはもちろんですが
やはり津田信孝さんには才能があるのではないでしょうか。

 

パンに選ばれた(?)津田信孝さんの
これからの活躍を期待したいですね。

 




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