「森永」のエンゼルマークの変遷と由来 エンゼルパイ「森永製菓」 

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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赤坂の溜池にあった森永製菓の最初の工場

以前、「あぷりのお茶会」で森永の「ベイククリーミー」を
御紹介した時に、森永の創業者の森永太一郎のお話を
ちょっとだけさせていただきましたね。

 

佐賀県の素封家に生まれたものの幼くして父親が亡くなり
母が再婚したために、森永太一郎は親類の家を転々として
育ったということなどを……。

 

 

130417morinagabeiku           森永「ベイククリーミー」

 

 

24歳の時に九谷焼の販売のためにアメリカに行き
一度は帰国したものの、再びアメリカへ。

 

人種差別の激しかった当時、森永太一郎はやっとのことで
賃金の安いキャンディー工場へ就職がかない
そこで12年間の修行を積みました。

 

その後、帰国した森永太一郎が1899年、明治32年
初めて森永西洋菓子製造所つくったのが赤坂の溜池でした。
森永太一郎、39歳の時です。

 

 

130728tameikesannoueki             現在の溜池山王付近

 

 

 

赤坂・溜池で作ったマシマロー(マシュマロ)

「森永西洋菓子製造所」はわずか2坪の工場だったそうです。
2坪って4畳ですよっ!

 

4畳の工場から森永製菓は出発したのですね。
そう考えますと、何かちょっとグッときます。

 

工場はその後、溜池から移り、現在では森永製菓は
横浜、愛知、栃木,静岡と4つの工場を持つまでになりました。

 

森永製菓が赤坂・溜池に作った2坪の工場で
最初に作ったお菓子はマシマロー(マシュマロ)。
森永が最初に作ったのは、どんなマシュマロだったのでしょうね。

 

 

150212mashumarocoffee            (写真/「節約ZINE」

 

 

 

マシュマロをディスプレイしながら

当時、マシマロー(マシュマロ)は
日本にはなじみのなかったお菓子であったために
買いたいという人はいませんでした。

 

そこで森永太一郎は、ガラス張りの箱車を作って
マシマロー(マシュマロ)をディスプレイしながら
東京中を歩いたといいます。

 

そのかいあって、徐々にマシマロー(マシュマロ)は
人々に受け入れられて、仕事も軌道にのるように。

 

ところがそうなりますと類似品を作る人も現れ始めました。
そこで森永太一郎はシンボルマークを作ったのです。

 

 

 

エンゼルマークの変遷

それが今でも有名な、森永のエンゼルマーク。
ただし最初のエンゼルマークは現在のものとは違って
このようなマークだったようです。

 

 

rekisi_p002          初代のエンゼルマーク 1905年

 

 

なぜエンゼルマークにしたかといいますと
最初に作ったお菓子マシマロー(マシュマロ)がアメリカでは
「エンゼルフード」と呼ばれていたからだそう。

 

このエンゼルマークはその後も
何度かデザインの変更をしています。

 

こちらは1951年から使われ始めた
6代目にあたるエンゼルマークです。

 

 

rekisi_p002_01         6代目のエンゼルマーク 1951年

 

 

このマークは、私も見た記憶があります。
そして1986年から使用されることになった
次の7代目のエンゼルマークがこれ。

 

 

rekisi_p002_02         7代目のエンゼルマーク 1986年

 

 

6代目→7代目で、がらっと、デザインが変わりましたね。
「M」の字が大きくなり、エンゼルはそれといわれなければ
わからないほどですね。

 

 

 

半世紀以上前にできた「エンゼルパイ」

そうそう大切なことを言い忘れてしまいました。
今日、御紹介の森永「エンゼルパイ」は1961年、
昭和36年の発売だそうです。

 

森永のサイトによりますと、「エンゼルパイ」が発売されたのは
1961年と書いてあるのですが、「エンゼルパイの歴史」
では、エンゼルストアで限定販売されたのは1958年とあります。

 

1958年にエンゼルストアで限定販売をした後に
1961年に一般に売られるようになったということかな。

 

いずれにせよ、発売からすでに
半世紀以上もたっています。

 

私の感覚としては、マシュマロが挟んであるという
ちょっと斬新な気もして、もっと最近にできたお菓子
なのかと思っていましたが。

 

森永の最初のお菓子であるマシュマロが
使われていて名前も「エンゼルパイ」。

 

ということは「エンゼルパイ」は
森永を代表するお菓子の一つといえるのかもしれませんね。

 




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