「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
お手本は「フロランタン」
ロッテの「ショコランタン」。
食べ始めてから
「うん?、このお菓子、何かに似てる……」
と思って「ショコランタン」のサイトを
見てみましたら書いてありましたよ。
「キャラメルとからめたナッツ類を焼きあげて
つくる、フランスの伝統的な『フロランタン』
と『チョコレート』をひとつにした、新感覚の
チョコ菓子です」と。
そうか〜、「ショコランタン」って
フロランタンのヴァリエーションだったのね。
私はフロランタンが大好きなので
この「ショコランタン」もおいしく頂きました。
フロランタンはもともとイタリアのお菓子
さてさて、この『ショコランタン」の
お手本となったフロランタンとは
どのようなお菓子かといいますと……。
かためのクッキー生地に、キャラメル
コーティングをしたナッツ類をのせて
焼いてあるお菓子です。
写真がボケていて申し訳ありませんが
パティスリー・サダハル・アオキ・
パリのフロランタン。
とってもコクがあり、食べた〜と実感する一品。
生地も上にのっているナッツも
ちょっとかたいけどね。
フロランタンは、カトリーヌ・ド・メディシス
が、イタリアから持って行ったお菓子です。
これって前に「メゾンカイザーのマカロン」を
御紹介した時と同じですよね。
マカロンは、16世紀、イタリアはメディチ家の
カトリーヌ・ド・メディシスが、フランスの王
アンリ2世に嫁ぐ時に持って行ったものでした。
カトリーヌ・ド・メディシスによりフランスに
マカロンと同様,フロランタンも
カトリーヌ・ド・メディシスによって
フランスにもたらされたお菓子だったのです。
といますか、多くのものがそうなのでしょうね。
今でこそ私たちは、ファッションも食事も
なんとなくフランス、と思いがちです。
ロッテの「ショコランタン」の説明にも
フロランタンを「フランスの伝統的な」
お菓子と書いてありますし、
また、Wikipediaを見てもフロランタンは
フランスのお菓子、と記してあります。
ですがカトリーヌ・ド・メディシスがフランス
に嫁いだ当時、文化の中心はイタリアでした。
フロランタンも、イタリアからフランスに
もたらされたものだったのです。
ドイツ名の意味は「フィレンツェのお菓子」
このフロランタン、ドイツ語では
「フロレンティーナシュニッテン」
と呼ばれいます。
「フロレンティーナ」とは、フィレンツェのこと。
「シュニッテン」とは、お菓子。
「フロレンティーナシュニッテン」とは
フィレンツェのお菓子、を意味します。
つまり、カトリーヌ・ド・メディシスが
フィレンツェから持ってきたということで
フィレンツェのお菓子という名前が
ついているのですね。