「赤坂」の地名のもととなった「紀伊国坂(茜坂)」 赤坂の坂9

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外堀沿いにある坂

今日、御紹介する赤坂の坂は「紀国坂」です。
以前もブログに書きましたが(「『赤坂サカス』と『赤坂』の
名前の由来」)赤坂という地名の由来となった坂といわれています。

 

「紀ノ国坂」「紀之国坂」とも書き、住所は港区元赤坂1丁目7-22。
そんなに急な坂ではなく、全体の距離が231メートルで
高低差は12.88メートルほどです。

 

下の地図で中央あたりを左下から斜め上に走っているのが青山通りで
その通りと首都高速4号新宿線と交わるように見える場所が赤坂見附。

 

 

kinokunizaka           ピンク色の部分が「紀国坂」

 

 

 

紀州藩の御屋敷から命名

赤坂見附の交差点から、高架線の首都高速沿いに外堀通りを
迎賓館の入口の方に向かっていく途中に「紀国坂」があります。

 

「紀国坂」の始まりの場所がこの写真。
右上の方に見えるのが首都高速4号新宿線です。

 

 

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左側は、現在は赤坂御用地です。
江戸時代はここに紀州(和歌山)徳川家の上屋敷が
あったので「紀国坂」という名前がつきました。

 

こちらは江戸時代の地図です。

 

 

kinokunizaka             (地図「東京の坂と橋」)

kinokunizaka

 

 

こうして並べてみますと、基本的な地形は
江戸時代とほぼ同じでなのですね。

 

次の写真は山王の高台から赤坂を見た古い写真です。
写真の右手前が現在の山王の高台。

 

 

a0277742_15191425   山王高台から赤坂を臨む(写真/「大江戸歴史散歩を楽しむ会」

 

 

中央に大きな川が横たわっているように見えるのは、なんと溜池!
これが「溜池山王」の名前の由来である
今はなくなってしまった溜池なのですね。

 

そして右端に緑が一群見えて、その上あたりに見えるのが「紀国坂」です。
「紀国坂」の左の方にあるのが赤坂仮皇居、現在の迎賓館。

 

 

 

「紀国坂(茜坂・赤坂)」→地名の「赤坂」へ

「紀国坂」の標識の場所から坂を上っていくと
元紀州家の御屋敷だった左手はこんな感じで続いていきます。

 

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このあたりには染料や生薬として知られる茜(赤根)の
生えている、赤根山と呼ばれる山がありました。

 

その赤根山へ登る坂ということでこの坂が「赤根坂(茜坂)」と
呼ばれるようになり、「あかねざか」が「あかさか」に。

 

 

akane               茜の花

 

 

その後、赤坂という名前は、坂のみならずこのあたり
一帯の地名としても使われるようになったのです。

 

赤坂という地名は江戸以前にはなかったそうですので
まさに赤根山が赤坂という名称のもととなったのですね。

 

 

 

赤坂御用地のお隣は迎賓館

紀州徳川家の上屋敷、現在の赤坂御用地を通り過ぎますと
旧赤坂離宮、現在の赤坂迎賓館の敷地に入ります。

 

こちらの門は、赤坂迎賓館の東門。

 

 

151030higashimon              迎賓館の東門

 

 

迎賓館の入口付近は、もう「紀国坂」ではありませんが来てみますと
「釣瓶(つるべ)落とし」といわれる秋の空は、既に茜色。

 

 

151030geihinkan            迎賓館のフェンス

 

 

「紀国坂」といえばラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の
「狢(MUJINA)」ですよね。

 

「のっぺらぼう」に出会わないうちに帰ることにしましょう。
小泉八雲(Lafcadio Hearn)の「狢」

 

 

 

「紀国坂」→「弾正坂」→虎屋の前

帰りは来た時の赤坂見附方面ではなく、以前、御紹介した
「弾正坂」を通って青山通りに出ることに。

 

 

danjozaka

 

 

次の写真は、地図でいいますと「弾正坂」の上半分
(赤坂御所沿いに青山通りまで)のものです。

 

 

150827danjozaka    「弾正坂」右手は赤坂御用地、突き当たりが青山通り

 

 

青山通りに出て、すぐ目の前にあった虎屋の本店は
以前お知らせしたように(「ビル立て替えのため3年間お休み」
もう営業を休止しています。

 

写真は休業前の虎屋、まだ「とらや」ののれんが見えます。
虎屋と右の赤坂警察署の間の道が、「弾正坂」の先ほどの続きの部分。

 

 

150827torayakeisatusho

 

いつもこの場所にあったお店が見えなく
なくなってしまうのは寂しいですね。

 




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