うさぎに起こしてもらっていました…… うさぎからのメッセージ4

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

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ボール頂戴

ももちにかじかじ棒をプレゼントしてくれた
友だちは、動物ととても仲良く出来る人で
うちにくるとももちは大喜びをしたものでした。

 

その日は、紙をまるめてももちの頭の大きさほどの
ボールを作って、ももちとひとしきり遊んだ後
ももちはボールの隣りに座っていました。

 

その時の位置関係は、ボール、ももち、
友だち、私の順です。

 

友だちがももちに「ボール、ちょうだい!」
と言いました。

 

もちろん、そんなことは今まで一度もももちに
言ったことはありませんので、ももちがどうするか
など、私はあまり気にもとめていませんでした。

 

ところが驚いたことに、ももちはトイレをヒョイッと
口でくわえた時のように、ボールをくわえると
友だちが出した手のひらの上にボールを載せ他のです!

 

 

130826usagikumo370「うさぎの後ろ姿」雲?

 

 

その瞬間、何が起こったのかよくわからなかった
というのが正直なところなのですが、友達は再び
ももちに「ボールちょうだい」と言いました。

 

ももちはまたも、ボールを渡します。
私たちは思わず息を止めて顔を見合わせました。
そして、その偶然に驚いて笑い合いあったのです。

 

友だちは調子に乗って、もう一度ももちに
言ったのですが、結果は同じでした。

 

そして4度目にももちがボールを渡した時に
私たちは「?」という不思議な思いに包まれ
ちょっと真剣な表現になりました。
これは偶然ではないでしょう。

 

そして5度目の「ボールちょうだい!」を友だちが
言った時、ももちは渡さなかったので
私が「もう何度も可愛そうよ」とたしなめました。

 

が、その言葉が言い終わらないうちに
ももちはボールを、友人の手のひらに乗せたのです。

 

私たちはお互いの顔を見つめながら
言葉もでませんでした。

 

 

 

 

 

映画「ベイブ」

かなり前のことですが「ベイブ」という
ブタが主人公の映画が人気になって
アカデミー賞を受賞したりもしました。

 

この映画は一見、子ども向けの映画のように
思われていますが、そうではありません。

 

「ベイブ」の監督は、オーストラリアで長年
ドキュメンタリーを撮ってきた人です。

 

子どもも楽しめる一方、大人にはもっと深い、
人間を含めた生き物の根源的な問題を提起した作品
でもあり、年齢、性別、人種等、全てを超越した
生命の存在を問う映画でした。

 

今日は「ベイブ」のお話ではありませんのでこの位に
しますが、「ベイブ」の中で家畜が、人間に食べられ
ないようにするには、人間の役に立つ何かをする
ことが必要だと、アヒルが言います。

 

「ニワトリは時を告げ人の役に立つので
生きることができる。
自分も時計代わりになって時を告げる」
生きていられるようにアヒルは考えました。

 

 

 

 

 

朝起きると、時計が向こうの方に

ももちが「ベイブ」を見たということでも
ないのでしょうが、実は私は毎朝、
ももちに起こしてもらっていました。

 

私の時計は丸形ではなく、横長の角形で
前後左右に上下と六面体。

 

その横に延びたサイコロのような時計を、枕元に
置いて寝むのですが、朝起きると時計が
はるか彼方に行っていることがしばしばありました。

 

現場は見たことがないのですが、ももちは時計を
そのままずっと押すのではなく、コトッ、コトッと
転がしていったのでしょう。

 

遠くに行った時計は寝ていたり、横向きだったり
逆立ちだったりしていました。

 

ももちも私のそばで寝ているので、耳のいいうさぎ
には時計の音がうるさくて、遠くに追いやっている
のだと、最初は思っていましたが、そうではなく
時計の代わりは自分がするということだったようです。

 

 

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起こすのはももちの役目

朝になるとももちは私を起こそうと
私の胸の上あたりを右から左、左から右と
何度も行ったり来たりを繰り返しました。

 

単に私の体を飛び越すというよりは、駆け上る
という感じで私の体に少し触れ、私が気づく
ような飛び方をしていました、

 

何しろ起こすのが目的なのですから。
いくら寝坊の私でも、これでは
気づかないわけにはいきません。

 

でも、まだ起きたくない時は
「わかったよ、ももち。ももちはいい子ね〜」
と言いながら、ももちを抱っこするように
胸の上で押さえてしまいます。

 

すぐに起きる気配がないとわかったももちは
今度は私の手に、自分の歯を痛くないように
乗せて、起きなきゃダメというのです。

 

そのももちの第2弾ともいうべき「起きなさい攻撃」
に対し、私は布団にもぐったりして抵抗を続けました。

 

 

120616tame南北線「溜池山王駅アート」『兎』

 

 

 

「もう、遅刻しちゃうよ!」

お布団の中で、ももちはあきらめたかな?、と思って
いると、しばらくするとももちはまたやってきて
私が起きるまで同じことを繰り返します。

 

ある時、ももちがどんなことをするのかを見たくて
もうすっかり目が覚めていたのですが、私はわざと
お布団の中で待っていたことがありました。

 

選挙事務所を数ヶ月間、手伝っていた時でしたので
決まった時間に出なくてはいけないのですが、その
ぎりぎりと思しき時間、リビングに行っていたももちは
廊下をタッタカ、タッタカ音を立てて走って来ました。

 

それは普段の走り方とは全く違って
「もう、いい加減にしなさい!」
といわんばかりの、怒ってでもいるような走り方。

 

部屋に来てベッドに上ったももちは、既に起きている
私と目が合って、驚いたようなちょっとバツが悪い
ような顔をしていたのが印象的でした。

 

 

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そして何より不思議だったのは
私が起きなければいけない時間が、なぜ
ももちにわかるのかということなのです。

 

私は毎日、同じ時間に起きて
会社に行くという生活ではありません。

 

選挙事務所に通ったことはありますが
それはほんの3カ月ほどのことに過ぎず
普段は起きる時間は様々です。

 

遅い日もあれば、新幹線の始発で出かける時もある
というようにばらばらなのに、ももちはその日に
起きなければならない時間がわかっているのです。

 

もっとも、新幹線の一番で名古屋に行くということが
年に2,3回あったのですが、張り切り過ぎたももちは
1時間程早く起こしたことがありました。

 

その時私は
「ももち、1時間早いよ〜」と言いと
ももちはすぐやめましたが。

 

毎日決まった時間に起こすということならば
わからなくもありませんが、不定期な私の起きる
時間がわかるとは一体どういうことなのでしょう?
うさぎには、そのような能力があるのでしょうか?

 

(今日も終わりませんでしたので、また今度)

 




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