うさぎが唸る!? うさぎからのメッセージ4

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

うさぎも「ウウ〜ッ!」と唸る?

これは本にもあまり書いてなく、ほとんど知られていないよう
にも思うのですが、イヌが怒った時に「ウウ〜ッ!」と唸る
のと同じようなことを、うさぎもすることがあります。

 

とはいえ、あぷりがしたことは一度もなく
ももちが生涯に2度だけしたのを聞きました。

 

2度とも私に背を向けた格好で「ウウ〜ッ!」と唸っていたので
ももちがどのような顔で唸ったかは、わからないのですが。

 

 

うさぎの毛が生え変わることを「換毛(かんもう)」
といいますが、換毛の時期に1度だけこんな模様が
現れたことがありました。ももちの「M」でしょうか?

 

 

 

イヌのように鼻にシワを寄せて

最初にももちが唸ったのは、お友達のTさんと私が並んで
すわりながらおしゃべりをしていた時のことでした。
ももちはTさんと私のちょうど真ん中に座っていました。

 

ももちはTさんが大好きだったのですが、何かの拍子に
突然、Tさんの方に向かって「ウウ〜ッ!」と唸ったのです。
その時、私はうさぎが唸ることは知りませんでした。

 

一瞬、何が怒ったかのかわけがわからなかったのですが、それは
Tさんも同様だったようで、ちょっと驚いた表情をしていました。
まるでイヌが唸る時のように、鼻にしわを寄せていたそうです。

 

 

 

 

 

「ト」の形になって読書タイム

2度目にももちが唸ったのは、ももちの死の3週間前のこと。
11月22日が祥月命日ですので、11月1日だったと思います。

 

その頃の私は夜、もう休むばかりの状態になってから
ももちと私でカタカナの「ト」の字のような形になって
ベッドの上でももちを撫でながら本を読むのが日課でした。

 

「ト」の字の真ん中の長い縦棒「」が私で、少し斜めになった
ももちは頭を私の方に向けて「ト」の右側の「ヽ」という感じ。
(ももちが私の左側にくる時は、この逆転形になります)。

 

 

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常に危険をチェック

その時、ももちはこの写真の格好のように、
顔をお布団につけて、手(前脚)はあごの下。
耳は写っていませんが、そのまま後側に体に沿うように倒しています。

 

目は開いていたりつぶっていたりですが、私には気づかなくても
時に気になる音がすると、ももちは真剣な眼差しになり片耳を上げます。
少し様子をうかがって大丈夫だと確認すると、また耳を後に下げました。

 

うさぎは耳がいいので、わずかな音でもわかるのでしょう、
変な音がすると「うん?!」という感じで片耳を上げるのが
なんともユーモラスでもありました。

 

 

 

 

 

ももちの最後の唸り

11月1日の夜も、いつものように本を読みながら私は片手でももちの頭を
撫でていたのですが突然、ももちが「!」という感じで耳を上げました。
それも両耳を。

 

普段は安全を確認すると、耳をおもむろに後に倒すのですが
その時は違っていて、ダ〜ッと部屋の入口に向かって走って行くと
ダンッ、ダンッ、ダンッと、3回大きな音を片足でたてたのです。

 

この足ダンはうさぎさんが怒った時や、危険を仲間に知らせる時にする
行為ですが、ももちはそれをしながら「ウウ〜ッ!」と唸ったのです。
私は一体、何がおこったのかと呆気にとられてしまいました。

 

その日、私はベッドではなく和室のお布団の中にいました。
和室はフローリングのリビングに接していて
両方の部屋の境にある襖は、50センチ弱ほど開いている状態。

 

 

apuriano430     あぷりの見ている方向が、ももちと私がいた和室

 

 

この写真はももちではなく、あぷりですがこの場所が
リビングで、右側が私とももちがいた和室です。

 

写真でいいますと、まさにあぷりの見ている正面に向かって
全速力で走っていったももちは、足ダンをして唸りました。

 

そのまましばらく様子を伺った後、ももちは私の元には戻らず
和室の窓よりの普段の自分の場所にいきました。

 

 

       ももちが齧った跡のある「かじかじ棒」

 

 

 

ひょっとしたら泥棒?

一体、何があったのだろう?
少なくとも私には全く、何の音も気配も感じられなかったのですが。
と思っているうちに、私はだんだん恐くなってきました。

 

玄関から廊下を真っすぐきた場所がリビングになっていて
リビングと隣り合っている和室からは、玄関は見えません。

 

ひょっとすると、50センチほどを残してほとんど閉められいる襖の向こう
側のリビングに、不審者でも忍び込んでいるのではないだろうか?、と。

 

忍び足で来た泥棒の足音に、ももちは気づいたのかもしれない。
私は恐くてすぐには確かめられませんでしたが、少し時間がたった後
こわごわリビングを見てみると幸い何事もなく、ホッとしたものです。

 

結局、ももちが脱兎の如く襖まで走っていき、足ダンを
しながら唸った理由が何だったのかはわかりませんでした。
そして3週間後にももちは、息を引き取りました。

 

 

 

 

 

羽根枕の上で落ちそうになりながら

数々の騒音によりももちは大腸に支障をきたして、獣医さんに
お薬を処方して頂いていたのですが治ることはありませんでした。

 

ももちの死の前日、運が悪いことに私は徹夜で原稿を書いていました。
私はリビングで、ももちは私のベッドの上。

 

10メートルも離れていないので、一晩中私が打つ
キーボードの音がうるさかったに違いありません。
可哀想なことをしました。

 

夜中私がももちを見に行くと、普段はそんなことはしない
ももちが、ベッドの私の枕の上に乗って寝ようとしています。
羽根枕がふわふわと動いて、とても寝づらそう。

 

それにもかかわらず、ももちは何とか乗り続けようとしているのです。
この世の最後の晩に、私の枕に体を付けていたかったのかもしれません。

 

 

 

 

 

最後の見回り

翌日の夜、ももちは寝室からキッチン、リビングと
見回るかのように家中を一周した後、その頃ももちが
お気に入りだった和室のテーブルの下に行きました。

 

獣医さんに連絡をしていたものの、静かに顔を落として行く
ももちを見ると、私はももちの命がもう長くはないことがわかりました。

 

「ももち!」

 

もう既に命を終えようとしていたももちは、私の声に応えて顔を上げると
私の手を優しくペロペロとした後、静かに息を引き取ったのです。

 

 

 

 

 

闘って

最初にももちに「ウウ〜ッ!」と唸られたTさんに
私は、2度目のウウ〜ッの話をしました。

 

実はTさんは、あまり口にはしたがらないものの、動物と
普通の人とは異なるコンタクトが出来る人だったのです。

 

「ももちは、何かと闘って破れたのかもしれないね」
Tさんはそんなことを言っていましたが……。

 




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