カンガルー カンガルーと闘ってイヌを助けた男性

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カンガルーと闘ってイヌを助ける

私のツイッターにちょっとおもしろい動画が入ってきました。
それはカンガルーに絡まれて(?)いるイヌを助けるため
人間がカンガルーと闘う動画です。

 

先日は、飼い主を助ける動物たちを紹介しましたが
人間だって時にはがんばっちゃうのですね。

 

自分のイヌを助ける感動的な話というよりは、ちょっとユーモラス
なこの動画(「Man punches a kangaroo in the face to rescue his dog 」
は、なんと世界中で36,000,000回以上も再生されているよう。

 

 

 

 

 

イヌの首を絞めているカンガルー

男性がイヌとカンガルーがいる場所に到着した時
カンガルーはイヌの首を、あたかもプロレスラーが戦いの相手に
かける技のような感じで、イヌの首を絞めていたことに驚きました。

 

カンガルーって、そんなことをするんですね。
確かに2本脚で立って行動をしますから、考えてみれば
あいている両手は、かなり器用に使えるものなのかもしれません。

 

ですがいくらそうであっても、人間が相手の首を絞めるような感じで
他の動物(ここではイヌでしたが多分、他の動物であっても
可能だと思われますので)の首を絞めるなんて……、すご過ぎます。

 

でもカンガルーは草食動物ですよね、なぜイヌを狙ったのでしょうか?
まさか遊びとも思われないのですが。

 

 

 

       男性がカンガルーにパンチを浴びせたところ

 

 

 

人間とボクシング体勢に

イヌの首を絞めていたカンガルーにかけよった男性は
カンガルーからイヌを放し、代わりに自分がカンガルーの
前に立ち、ボクシングのような殴り合いの体制に入りました。

 

そこで男性がカンガルーにバシッとパンチをお見舞いします。
最初はわからなかったのですが、よく見てみるとパンチは1度ではなく
往復プラスもう1回と、合計3回も早業で繰り出していました。

 

下の写真は、最初のパンチの後のもの。
静止した写真ですと、パンチの迫力がちょっとわかりにくい
のですが、カンガルーは少し上半身を後に仰け反らせています。

 

 

 

       殴られた衝撃に、少し上半身を反らすカンガルー

 

 

 

後に倒れるというほどではありませんが、ちょっとグラッとした感じ。
そしてたて続けにバシッ、バシッと合計3回のパンチを受けたカンガルー
は戸惑ったように立ちつくした後、後へと飛んで行ってしまいました。

 

この間、カンガルーから人間への反撃は一度もありませんでした。
男性がカンガルーの前に登場した瞬間から、というよりはそれ以前から
男性は闘志満々で有無をいわさない圧倒的な攻撃態勢。

 

一方、カンガルーの方はといえば、本来はイヌを相手にしていたのに、
そしてそれは自分の優位な方にことは運んでいたのに、突然、目一杯
戦闘態勢の男性が現れて、少々驚いたといった感じだったのでしょう。

 

 

 

     このカンガルーはイヌに、いい子いい子しています

 

 

 

本気出したら、カンガルー凄いよ

このカンガルーは写真を見ても、決して男性にひけをとらない大きさ
ですから、最初からこの男性と闘うという場面であったなら
彼に対してかなりの攻撃が出来たことと思われます。

 

カンガルーはボクシングのみならず、キックボクシングも出来ます。
カンガルー属の学名「Macropus」はラテン語で「大きな足」の意味だ
そうですが、その足でガンッとされたらひとたまりもありません。

 

脚で相手をキックする時はシッポで体を支え、両脚を使うといいますので
これはもう人間の敵ではなく、キックでは内臓が破裂してしまうとか。
今回は人間の気迫勝ちで男性には何事もなく、本当にラッキーでしたが。

 

 

 

 

 

「生きた化石」カンガルー(kangaroo)

私にとってのカンガルーとは今まで、お腹の袋に赤ちゃんを入れて
ピョコピョコ飛んでいる、のんびりとした動物とのイメージ
だったのですが、そうとばかりはいえないようですね。

 

「生きた化石」ともいわれるカンガルーは
すでに6500万年前の中生代から地球に棲息していた生き物です。

 

それに対してヒトは、猿人で400万年から300万年前といわれ、
旧人類ですと50万年から30万年前、新人類となるとわずか20万年前
にしか過ぎませんので、地球上ではカンガルーの方がはるかに先輩。

 

なにしろ恐竜と一緒にいたのですからね。
とはいっても恐竜と闘って生き残ったのではなく、彼等はひたすら
敵のいない場所に移動することによって生き残ることができたのです。

 

恐竜はいうまでもなく、他のほ乳類と比べてもカンガルーは決して強い
とはいえず、次々追いやられた結果が現在のオーストラリア大陸でした。

 

 

 

 

 

生き延びるための高等戦略

カンガルーはウシのように草食動物ですが、ウシ同様に反芻もします。
また、生まれた時は1〜2センチほどの大きさで、母親のお腹の
袋の中、という安全な場所でかなり長い時を過すといいます。

 

彼等の繁殖期にまつわるものは、なんとも不思議な戦略に満ちた
もののようで、繁殖は季節が決まっているわけではなく
繁殖環境が整った時にのみ繁殖を行うシステムになっているのだとか。

 

 

 

 

 

A 繁殖環境が整っていない時

 オスは精子を作らない

 

 

B 繁殖環境が整っている時

① メスは交尾後、すぐ出産するものの、環境が整っていなかった場合や
 すでにお腹の袋の中に成育中のカンガルーがいる場合には
 受精卵の子宮への着床を遅らせることができる

 

② メスに、既にお腹の袋から出た離乳前の子どもがいて
 なおかつ袋の中には別の離乳前の子どもの両方がいる場合には
 受精卵をお腹に着床した胎芽の状態にとどめておくということが可能

 

③ ②の状態のメスの袋の中にいた子どもが成長して出て行ったり
 あるいは死んでしまったりすると、胎芽の状態にとどめておいた
 カンガルーの子は発生を再開し、成長を始める

 

 

 

 

というように、いかに合理的に子孫を多く残すことができるか
という、こんな複雑なことまでやってのけているわけです。

 

一体、どのような仕組みで、そのような働きが
体に埋め込まれているのやらと驚くばかりですね。

 

ライオンなどは、生まれた子どもが1、2頭と少数だった場合、
新たにもっと多くの子どもを産んで育てる方が効率が良いために
その子どもを殺してしまうことがあると聞いたことがあります。

 

これもいかに効率よく子孫を増やすかということではありますが
カンガルーの胎児操作といいますか、子孫繁栄戦略は
想像を絶するほど精密で巧妙な仕組みなのですね。

 

 

    「オーストラリア大使館」のカンガルーとエミュー

 




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