「先生」と「師匠」と「お師匠さん」

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

rosenthal131130

 

 

「先生」をなんと呼びますか?

今日から師走ですね。
昨日までのブログで私は「先生」「師匠」
「お師匠さん」と、はからずも三つの言葉を使いました。

 

皆さんはどのように使い分けて
いらっしゃるのでしょうか。

 

なんといっても先生は一番平易でわかりやすく
一番使われている言葉だと思います。

 

 

 

 

「師匠」はともかく、「お師匠さん」を
使う人と場面は、限りなく少なくなって
いるのかもしれません。

 

私自身の体験からいえば、一番
使用する言葉はやはり「先生」。

 

学校の先生はもとより、お医者さん、ピアノ、歌
その他を教えてくださる方に対しては「
先生」を使うことが多いですね。

 

 

 

 

 

平易には言わない「お師匠さん」

ただ幼稚園の時から始めた日本舞踊の先生に
対してだけは「お師匠さん」でした。

 

この「おししょうさん(◯◯◯◯◯◯)」の言い方
ですが、あたかも「おまわりさん」というように
一音一音、平らに言うのではありません。

 

「おっしょさん(◯。○◯)」と、
「おっ」と「しょさん」の間に少々の休符が
入っているように、ちょっと切って言う言い方。

 

例えば、「三日間(みっかかん)」とでも
いうような感じで跳ねて言います。

 

あるいはそれとは別に、「おっしょさん」の
「っ」がほとんどなく、「おしょさん」と聞こえる
ような言い方もあります。
(なんか金田一春彦先生みたいになってきましたが)

 

 

 

 

私の最初の日本舞踊の先生は、深川にお稽古場を
持っていらした藤間流の女性の先生でしたが
お名前を「藤間蔦次」といいました。

 

音が「つたじ」であることは間違いないのですが、
漢字が「蔦次」であったかは、小さい時の記憶なので
絶対とはいえませんが、多分この字だったと思います。

 

ちょっと男性的な感じの名前も、そして場所柄もあり
なんとなく粋な雰囲気を子ども心にも感じたものでした。

 

 

 

 

当然、呼び方は「お師匠さん」でしたが、音は
「おっしょさん」と「おしょさん」の中間位でしょうか。

 

その後、家が越したこともあり、千葉県の
市川真間の先生にかわることになりました。
こちらは男性の「藤間多加志」先生でした。

 

これも絶対そうだったという自信はないのですが
こちらは「お師匠さん」ではなく
「多加志先生」と呼んでいたような気がします。

 

 

 

 

 

「師匠」は「先生」のフォーマル版?

小三治師匠、談志師匠の場合の「師匠」は、
その世界の人間ではない(彼らの弟子ではない)私たち
一般人にとっては「さん」のような敬称に近いですよね。

 

では「師匠」「お師匠さん」は
日本文化に関する人にだけ使うものか
といえば、そういうわけでもありません。

 

「モーツァルトのお墓」ではM田先生を師匠と
呼びましたが、いわゆる西洋音楽の世界でも
「師匠」という言葉は普通に使います。

 

ただ、小学生が「今日のピアノのレッスン中に
師匠に叱られた」とはあまり使わないでしょうが。

 

 

 

 

 

尊敬する議員や弁護士は「先生」と呼びません

「先生」と呼ぶ相手について先ほどは、学校の教師、
医師、習い事の師匠等をあげましたが、議員や弁護士
に対して先生と呼ぶ言い方も、かなり一般的ですね。

 

私自身はあまり好きではないのですが。
ですから私は、むしろ尊敬できる議員や
弁護士に対しては「さん」づけで、

 

あまりそうではない(?)議員・弁護士には
「先生」と呼ぶようにしています(ぐふふっ)。

 

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