「しゃぼん玉」 麻布十番

「あぷりのお茶会」へようこそ!
150408shabondama

 

 

この写真は、前日のブログの「きみちゃんの像」の写真を
撮ったすぐ後に飛んでいたシャボン玉を写したものです。

 

左にきみちゃんが小さく写っているでしょう?
右のお店が「ラ・ボエーム」です。

 

きみちゃんの写真を撮っている時に、
男の子が二人でシャボン玉を作って遊んでいました。

 

そばに男の人がいて、男の子のおじいちゃんかどうかは
わからないのですが、二人にシャボン玉の作り方指南を
していました。

 

ホント、すっごく上手なんですよ、
自由自在にシャボン玉を作ることができるのです。

 

私がこのシャボン玉の写真を一枚撮った後に、
その方が言いました。

 

「シャボン玉は写真に写らないんですよ」
「えっ、そうなんですか?」

 

「顔の前にシャボン玉がある時に撮った写真だと
顔がゆがんで見えるので、それでシャボン玉があるって
わかる程度なんですよ」

 

私はきれいなシャボン玉が撮りたかったので、
あと1,2枚は撮るつもりだったのですが、
それを聞いてやめました。

 

そうなんだ、シャボン玉って
写真に写らないんだ、と。

 

。。。ですが、風景はひどくブレブレですが、
シャボン玉写っているじゃないですか、おじちゃん!

 

昨日お話したように、きみちゃんがモデルになった
「赤い靴はいてた女の子」は野口雨情の作詞です。

 

そして「♪ しゃぼん玉とんだ やねまでとんだ~ ♫ 」
という歌も、また野口雨情のもの。

 

生後7日で亡くなってしまった、
彼自身の子どもを偲んで作った曲だそうです。

 

その時は気づかなかったのですが、きみちゃんの前で
シャボン玉なんて、まるで誂えたよう……。

 

母親と別れて異国に行った(と思われていた)きみちゃん
を思って「赤い靴はいてた女の子」をつくった野口雨情。

 

そのきみちゃんの像のそばで、しゃぼん玉遊びをする子どもたち。
しゃぼん玉の歌は、この世にほんの僅かな間しかいることの
できなかった、野口雨情の子どもの象徴。

 

小さな、儚いしゃぼん玉……
ぶれた風景…..。

 

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