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江戸麻布邸望遠図 谷文二筆 江戸後期
毛利博物館蔵(写真/サントリー美術館)
「毛利家麻布屋敷」
この絵はサントリー美術館で開催された「毛利家の至宝展」
に出品されていたものです。
毛利邸から江戸の町を見た風景です。
ここ毛利邸は「眺めが良い場所にあり、
江戸の町が一望できた」と本で読んだことがあります。
この絵を見る限りでは、江戸の町というよりは、
野山という感じにも見えますね。
当時 、このあたりは「麻布龍土町」という町名で、
お屋敷は「麻布屋敷」と呼ばれていたそうです。
このお屋敷には、なんと2千人もの人が
暮らしてたといいます。
明治維新後は軍用地に
そして時は移り、この毛利邸の跡地は
明治維新後は軍用地になりました。
第一師団歩兵第一連隊などが駐屯していたそうです。
あの2.26にも関係しています。
そばには、その頃はまだ幼かった
ベアテ・シロタ・ゴードンさんの家もありました。
戦後、米軍から防衛庁、そして東京ミッドタウン
戦後は、この地は米軍に接収されました。
その後は大部分が防衛庁に。
そして2001年に、防衛庁が市ヶ谷へ移転したために
その跡地が再開発されることになりました。
それが今からわずか5年前の2007年3月に、
東京ミットタウンとしてオープンしたのです。