港区歴史フォーラム「忠臣蔵」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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「港区歴史フォーラム」

港区歴史フォーラムの「忠臣蔵」に行ってきました。
主催は港区で、共催が港区観光協会と東京新聞です。

 

財団法人中央義士会理事長、中島康夫さん
のお話や、歌舞伎俳優の市川春猿さんの
トークなどがありました。

 

市川春猿さんが、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」
には、他の演目にはない色々な決まりごとが
あるということを教えてくれました。

 

 

 

 

 

他の演目にはない決まりごと

例えば、ある場面では、客席からは
見えない場所に、侍姿の人がたくさん
控えているということなどを……。

 

この侍姿の人たちというのは、お客さん
には全く見えないのですが、きちんと
衣装を整えているそうです。
不思議ですね。

 

 

 

 

 

拍子木の打ち方

観客にもわかることとしては、幕が
あがる前の拍子木の打ち方の違いが
あるということなどを話してくれました。

 

普通の拍子木の打ち方といいますと、

 

A「◯  ◯  ◯  ◯ ……」
B「 ◯  ◯   ◯  ◯ ◯◯◯◯……」

 

というように、Aのように拍子木を
等間隔に打ったあとにBが続きます。

 

 

瑶泉院の実家である三次浅野家
(赤坂6丁目)の近くで咲いていた椿

 

 

しかしこれが「仮名手本忠臣蔵」
の場合ですと

 

Aの等間隔部がかなり長いです。
47回も打つそうです。

 

そして後に、

 

B「 ◯  ◯   ◯  ◯ ◯◯◯◯……」

 

となるようです。
(下手な説明で、通じるでしょうか?)

 

おもしろいですね。
今度「仮名手本忠臣蔵」を見る機会が
あったら是非確かめてみたいと思います。

 

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『悪魔が来りて笛を吹く』

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それはそれで意味は通じる

学生時代、フルート専攻のB君と
フルートの出てくる推理小説の話
をしている時のことでした。

 

彼が、映画化(TVドラマ化だったか)
された、横溝正史の小説の名前を
言いました。

 

「悪魔がこりて笛を吹く」と。

 

私は思わず吹き出してしまいました
( ↑ 良い子は真似しないでね!)。

 

この間違いがおかしいのは、
単に「来(きた)りて」を「こりて」
と読んだというだけではありません。

 

間違った方の読み方も、そちらは
そちらなりに意味が通ってしまう
おかしさでした。

 

 

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懲りた悪魔

「むかし、むかし、あるところ
に悪魔が住んでいました。
その悪魔は太鼓が好きで、ドン
ドコ、ドンドコ太鼓を叩かない
日はありません。

 

太鼓の腕が上達してきた悪魔は
そのうちに太鼓の皮にも凝る
ようになりました。

 

今度はたぬきの皮にしてみよう
かな?
次はきつねで試したい……、
というように、次々に色々な
動物の皮を使うようになった
のです。

 

ある日、悪魔が太鼓のお師匠さん
のレッスンに行こうとした時の
ことです。

 

悪魔家の扉の外では、たくさんの
動物たちが怒りの声を上げています。
かつて、悪魔の太鼓のために命を
落とした動物の仲間たち。

 

そこに、あまりにたくさんの動物
がいたために、悪魔は自宅の玄関の
扉を開くことができないほどでした。

 

結果的に、悪魔は『ヒキコモリック
精神科医・斎藤学造語)』にならざ
るを得ない状態に追い込まれて
しまったのです。

 

そして悪魔は、泣く泣く太鼓を
あきらめ、枯れた竹で笛を吹く
ようになりましたとさ」

 

 

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【悪魔が懲りて笛を吹く】

調子にのっているとまわりから
顰蹙をかう、という意味。
ウィキペディアには決して
載ることのない「あぷり語」。

 

この言葉を一番肝に銘じなければ
ならないのは、誤字脱字を頻繁に
していながら、こんな風にいい気
になって書いているしのぶっち
本人であることは論を俟たない。

 

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『ハーメルンの笛吹き男』  サフィ「ジャン-ポール・エヴァン」

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12.7.18.ora

 

 

魔法の笛「魔笛」 

昨日は、笛の音色に誘われてキノコた
ちがついてくる挿絵のついた教科書の
ページを、知らぬこととはいえ破って
しまったお話を、みなさんに聞いて
いただきました。

 

笛の音色に誘われてキノコたちって、
これってはからずも魔法の笛「魔笛」
ですよね。

 

こちらは日本の魔笛ですが、外国の魔法
の笛で一番有名なのは「ハーメルンの笛
吹き男(The Pied Piper of Hamelin)」
でしょうか?
グリム童話等でも有名ですね。

 

ネズミに見えるでしょうか? 見て欲しい!

 

 

ねずみ退治を依頼された男が笛を吹くと
街中のねずみが川に飛び込んで溺死し、
無事ねずみ退治は終わりました。

 

しかし街の人たちは、彼に約束
の報酬を支払いませんでした。

 

それを怒った男は、今度は笛を吹いて
子どもたちを連れて行ってしまった、
というお話ですね。

 

 

 

 

 

作り話ではなく

これは史実に基づいたお話で
ハーメルン市の公文書に記載
されているそうです。

 

1284年6月26日、130人の子どもが
連れて行かれてしまい、二度と
戻ってくることはなかった……。

 

子どもたちがいなくなった理由に
ついては色々な説があるようですが、
東の方の国で植民地を開拓するため
だったともいわれています。

 

「魔法の笛」……魅力的な妖しい音色……
なのでしょうか?

 

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