「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
パスコの「りんご&ホイップ」
ふわふわパンで、りんごクリームと
ホイップクリームを包み込んであります。
りんごクリームの中には、ちっちゃめな
りんごのダイスが入っているのですが
写真でおわかりになるでしょうか?
ちょっとだけ甘すぎる気もしないではありま
せんでしたが、ふわふわっとおいしかったです。
しろたえのケーキ「フレジュ」
まあ、当然のことながらホイップ
クリームはこのようなものですから
そのような(?)お味ですが。
日本では「植物性油脂で作られたもの」をいう
ところでこの「ホイップクリーム」という
名前ですが、現在の「ホイップクリーム」
というと皆さんは、何を意味していると
お思いになりますか?
私はずっと「ホイップクリーム」とは
「泡立てた生クリーム」という意味
だと思い込んでいました。
生クリームを泡立てているところ
(写真/「COOKPAD」)
英語ですとそのような意味だそうですが
現在の日本で「ホイップクリーム」と
いいますと、サラダ油などの植物性脂肪
で作られたものを指すそうです。
こちらは、Nakazawaの乳脂肪分18パーセント、
植物性脂肪分27パーセントの
「ナイスホイップG」という製品。
動物性油脂のものが「生クリーム」
一方、本来の牛乳で作られた動物性脂肪
は、「生クリーム」と呼んでいます。
こちらはNakazawaの生クリームで
名称は「フレッシュクリーム」です。
Nakazawaのクリームは、これ以外に何種類も
あるようで、乳脂肪分と植物脂肪分の配合が様々
なクリームが全部で20種類以上あるようです。
これは、法律で「クリーム」と表記することが
できるのは「乳脂肪を18パーセント以上含み、
添加物や植物油脂を一切含まないもの」
と定められているからなのだそう。
そこで苦肉の作が、「クリーム」に「ホイップ」
をつけて「ホイップクリーム」としたのですね。
ジャン=ポール・エヴァンのケーキ「バロック」
誰が決めたのかな?
ですが、英語で「ホイップクリーム」というと
「泡立てた生クリーム」を意味します。
そのような紛らわしい名称にしないで
全く別の名称にした方が、混乱がなくていい
のではないかと思ってしまうのですが。
よくいわれることですが
「スモーキンクリーン(Smokin Clean)」
という言葉は和製英語ですよね。
このような和製英語を作ることについては
別にして、とにもかくにも「スモーキンクリーン」
という言葉は英語にはないわけですから
ホイップクリームのような混乱はおこりません。
ですが「ホイップクリーム」という英語は
実際に存在していますので、他の名称にして
ほしかったと、今更ながら赤坂の片隅で
異論を叫ぶ、といった感じです。
例えば、「植物性油脂のクリーム」とか
「植物性クリーム」という名前をつけるとか。
こういうことって誰が決めているのでしょうね。