ハトの恩返し

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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20年前の大雪の日に出会ったポッポちゃん

今年の2月、関東および甲信越は2度の大雪に見舞われました。
最初は、8日の土曜日で、2度目は14日の金曜日でした。

 

東京でいいますと、8日の大雪は戦後4番目だそうです。
ですが、そのわずか6日後の14日に降った大雪も8日の
記録に並ぶほどでした。

 

いくつものブドウハウスが倒壊してしまった被害に関しては
以前もこのブログでお伝えした通りです。

 

甲府市での最高の積雪は、1998年の1月で49センチ。
ですが今回の甲府市の積雪は、それをはるかに超して
114センチだったといいますから、その凄まじさがわかります。

 

今回が大雪だったことには間違いないのですが
以前の家にいる時も、かなりの大雪が降ったことがありました。

 

いつだったかははっきり覚えていないのですが
「あぷり」の前のうさぎの「ももち」がいる時のことです。

 

 

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「あそこにハトがいるよ!」

その当時、ももちが主にいた部屋は和室でしたので
ベランダへは、ガラス戸の他に障子があって
その部屋からは直接外は見えませんでした。

 

昼間から雪が降り出した日でした。
昼間の雪というのにすぐとけてしまうことはなく
しんしんとした寒さ共に、積もっていきました。

 

そろそろ雪が積もり始めた頃だと思います。
私はももちのいる部屋からベランダに出て、
用を済ませるとすぐ家に入りました。

 

するとその時に、ももちが外の一点を
じっと見つめているのです。
何かと思ってももちの見ている方を見ますと……。

 

うちの向かい側のマンションの部屋のベランダに
網が張ってあったのですが
そこにハトが引っかかっていました。

 

最初はハトだとは、わかりませんでした。
ベランダの上部から下まで下げている網に
何かがついているのはわかったのですが。

 

そのぶら下がっているものが時々、羽をバタバタ、バタバタと
動かしていることでやっとハトだとわかりました。

 

 

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何時間も逆さ刷り状態のハト

そのうち、住人が気づくのではないだろうかと、
私はたびたび注意をして見ていたのですが
一向にその様子はありません。

 

やむ様子も見せずに雪は降り続き
数時間がたっていました。

 

私はその家に行ってみました。
あいにく留守のようでしたので、扉に張り紙をして。

 

しかしハトは、逆さ吊りの状態のまま
あたりは薄暗くなってきました。

 

私はもう一度、その家を訪ねると男の人が出てきて
返事もせずにベランダに向かったようでした。

 

私はバスタオルを持って
急いでベランダの下に行き待っていました。

 

するとその男性は終始無言で
網を切ってハトを網から外して
そのまま、バサッと下の落としたのです。

 

私は驚きました。
幸いに降り積もった雪がかなりありましたので
雪がクッションになってくれましたが。

 

 

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初めて会ったのに信頼してくれているの?

私はハトを急いで家に連れて行き
ストーブの側に置きました。

 

段ボール箱に、今は使っていないオーブンの網のようなものを
正面につけた、即席の鳥かごの中に入れて。

 

数時間も雪の中を逆さ吊りになっていたハトは
疲れきっていたに違いありません。
しばらくすると、すわってウトウトし始めました。

 

私は、ハトが落ち着いたのを見届けてから
それでは今度は私がお風呂に入って体を温めよう
と思って立ち上がりますと……。

 

ウトウトと半分眠っていたハトが
キッと立ち上がったのです。

 

何?、と思って私がそばに行くと
ハトはまた、ウトウトとしだします。

 

なんとそのハトは、私がそばにいないと
不安だったようです。
私はかなり長い間、ハトのそばにいました。

 

 

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飛べないハト

そして数日がたったある日、私が即席鳥かごの
前の部分を開けると、リビングにいたハトは
飛び立ってベランダの手すりまで飛んで行きました。

 

ですが、それ以上は飛べません。
片方の羽が折れていたようです。

 

それは本人もわかっていて、ベランダの手すりまで
行くのがやっとで、それ以上、飛ぼうとはしません。

 

私はそばに行ってハトを捕まえようと思ったのですが
そうすると、ハトはこわがって飛び立とうとして
飛べずに地面に落ちてしまうかもしれません。

 

その時にはもう、クッションになってくれる雪は
残っていませんでした。

 

私はベランダに行って、ハトを捕まえる前に
一生懸命ハトに言い聞かせました。

 

「まだ、飛べないのだからそこから飛んじゃダメだよ」と。

 

どのくらいそのまま説得していたのかは覚えていないのですが
私がハトを捕まえた時には、逃げようとはしませんでした。

 

 

pikasohato                 パブロ・ピカソ

 

 

 

音楽の流れるきれいな動物病院

ポッポちゃんの羽に傷があることがわかったので
うちから歩いて4..5分の場所にあるペットの病院に
私はハトを連れて行くことにしました。

 

その頃は、ハトはポッポちゃんと呼ばれていました。

 

ももちはその時はまだ、病院に行ったことがありませんでしたが
もし具合が悪くなったらその病院に行くつもりでいた病院です。

 

一足先にポッポちゃんを連れて、十年以上前から見ている
ペットの病院の中に、初めて入ることに……。

 

そこは、外から見ているよりもはるかにきれいな病院でした。

 

建物の中に一歩入ると、バロック音楽だったか
モーツァルトだったか忘れてしまいましたが
音楽が流れていました。

 

ボリュームも含めて、それはまるでホテルの朝食時の
レストランにでも流れているような音楽でした。

 

私が見た動物病院、というだけではなく
人間の病院を含めても
これほどきれいな病院は見たことがありません。

 

そしてきれいな待合室で名前を呼ばれた後、
きれいな診察室で、院長先生ではないと思われる
若い二人の先生がポッポちゃんを診てくれました。

 

 

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グルグル巻きにされたポッポちゃん 

飲ませる薬やつける薬はなかったように
記憶しているのですが、ポッポちゃんは
羽を含めて、グルグル巻きにされました。

 

グルグル巻きをするのは、折れた羽を固定するために
当然なのでしょうが、そのグルグル巻きのために
ポッポちゃんは足で立つことができなくなりました。

 

包帯のグルグル巻きにされたポッポちゃんは
ころがる形になってしまったのです。

 

「次は一週間後にきてください」
と告げられて病院を出ました。

 

このグルグル巻き状態では、ポッポちゃんは
御飯を食べるのも難しいのではないかと思われました。

 

私は、ポッポちゃんが寄りかかることのできる
何かを探しに、ペットショップに行くことに。
そこは、ももちのいたペットショップです。

 

するといつものお兄さんが、ポッポちゃんのために
適当なものを見繕ってくれました。

 

私は彼に、鳥の専門の病院があるのかを聞いてみると
彼は「小鳥の病院ならば知ってます」と。

 

 

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ハトは県の所有物

私は家に帰って、その小鳥の病院に電話をしてみると
そこで驚くべきことを聞かされました。

 

善意とはいえ、県の所有物であるハトを捕まえて
家に置いているのは法律に反するということでした。
つまり私は県のものを盗んでいることになるというのです。

 

そして、そのような傷ついた県の所有物である鳥などは、
県の指定の獣医師のところに連れて行かなければいけない
ということと、その獣医師の連絡先を教えてくれたのです。

 

ポッポちゃんはその後もうちで、
不自由な格好ながらも元気に過ごしていました。

 

そして一週間ほどした時のことです。
あのきれいなペットの病院から電話がありました。

 

私が、小鳥の病院で教えてもらったことを告げますと、
若い医師は声を荒げて言いました。

 

「誰がそんなことを言ったのですか!」と。

 

彼はそのような決まりを、当然のことながら知っていて
通院をさせようとしていたのです。

 

もし万が一、彼が本当にそれを知らないのであれば
プロとして失格です。

 

 

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お別れだね……

私は指定の獣医師に連絡を取り、
ポッポちゃんを連れて行くことになりました。

 

その時は、手のついたカゴにポッポちゃんが倒れないように
バスタオルを敷いて置き、そのカゴ全体を
大きな紙袋に入れて抱いていきました。

 

その獣医さんは、うちから電車で10分ほど乗った後に、
バスで少し行った場所にあります。

 

その電車でもバスの中でも、ポッポちゃんは袋の中から
私の顔をずっと見ていました。

 

少しでも私が見えなくなると、初めてうちに連れてきた時のように
慌ただしく動き始めて私を捜すのです。

 

私は出来るだけポッポちゃんに見えるように
紙袋を抱えながら声をかけ続けていました。

 

公共の乗物の中ですから当然、
他の人もいたのですが私は泣いていました。

 

 

pikasohato             パブロ・ピカソ

 

 

 

私の手の届かない所へ

病院のそばはまだかなり雪が残っています。
初めての場所で、戸惑いながら歩いていると
先生が寒い中、外に出て私たちを待っていてくれました。

 

先生は、すぐポッポちゃんを私の手から受け取ると
隣の部屋に置いてきました。

 

そして次のように告げたのです。
「あのハトが元気になったか否かの質問には答えない
きまりになっています」と。

 

あっけなく、私の手から
ポッポちゃんは離れてしまいました。

 

そしてその先生はその後、ももちを最後まで
診てくだることになったのです。

 

私はうちのそばの、駅にハトがたくさんいる場所を通る時など
「この中に、ポッポちゃんがいるかな?」と思ったりもしましたが
それ以降、ポッポちゃんに二度と会うことはありませんでした。

 

 

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「ハトの恩返し」の意味はね

どうしてこれが、「ハトの恩返しなの?」と
思われるかもしれませんね。

 

「恩返し」といえば、「鶴の恩返し」「カメの恩返し」、
「カッパの恩返し」などという話もありました。

 

うさぎは、もともと目はあまり良くないそうです。
そのももちが雪の中、かすかに羽を動かしているハトを見つけました。

 

ポッポちゃんを連れて行った病院は、
ポッポちゃんが行かなければ、ももちが通うはずの病院でした。

 

ポッポちゃんはももちに助けてもらったので
ももちのためにすばらしい獣医さんを教えてくれたのです。

 

それがポッポちゃんの「ハトの恩返し」。
今でも私はそう思っています。

 

そしてあのあと、病院で元気になれたとしても
ハトの寿命ですので当然のことながら
もう終わっていることでしょう。

 

雪が降るたびに、ポッポちゃんを思い出します。

 

 

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ポッポちゃんの恩返しを書いたこのブログを今日アップしたのは
大雪が降ったことに関連する事柄なので、
あまり暖かかくならないうちにと思って今日になりました。

 

他の記事との都合でたまたま今日になったのですが
今日は、母の祥月命日です。

 

お寺に行ったら、ポッポちゃんのお塔婆もお願いしましょうね。

 

 

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ロマネスコはカリフラワー?、ブロッコリー?

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ブロッコリーに似ているよね

きょう御覧に入れる野菜はブロッコリーに似ていますが
普通のブロッコリーとはちょっと形が違っています。

 

私はブロッコリーの種類だと思ったのですが
カリフラワーの変種だそうです。

 

wikipediaによりますと、
「ブロッコリーに味の似たカリフラワーの変種」

 

などと書いてあるのですが、一瞬、ホント?、と思うほど
ブロッコリーに似てますよね。

 

 

 

カリフラワーはブロッコリーの変種

とはいいましても、カリフラワー自体が
ブロッコリーの変種だそうですので、親戚といえば親戚。

 

名前は「ロマネスコ」。
「ロマネスク」、あるいは「ブロッコフラワー」ともいうようです。

 

「ブロッコロ・ロマネスコ(Broccolo Romanesco)」という
イタリア語での呼び名からきた名前だそう。

 

この意味は「ローマのカリフラワー」。
(うん?、やっぱりカリフラワーなの?)

 

 

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市場には1990年代から

このようなことから野菜市場や種子市場でも、
「ロマネスコ」をどちらの品種とするかに混乱があるようです。

 

現状では、学名がカリフラワーで、
呼び名が「ブロッコリー(Romanesco broccoli)」が優勢だとか。
「Wikipedia」

 

「味はブロッコリーに近く、食感カリフラワーに近い」
などと書いてあって、もう、わけがからんという感じです。

 

16世紀にローマ近郊で開発されたとも、
あるいはドイツでもその時期に栽培されていたとする記録もあるとか。

 

ですがいずれにしろ、ヨーロッパでできたもののようで
1990年代から出回っているということです。

 

この「ロマネスコ」には2種類あるようで
私は見たことはないのですが、いわゆるカリフラワーの形をしていて
色だけが緑色のものと、今日の写真のようなものの2種類だそうです。

 

 

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フラクタル図形、黄緑サンゴ

今日の「ロマネスコ」は普通のカリフラワーのように
表面がなだらかではありませんよね。

 

「ロマネスコ」の三角形にとんがっている形を
「フラクタル図形」というそうです。

 

「フラクラル」を見てみましたが当然のことながら私には理解不能。
この「ロマネスコ」のフラクラル図形様の突起を
「黄緑サンゴ」ともいうそうですが、これが一番わかりやすいですね。

 

スティーブン・スピルバーグの映画「ジェラシック・パーク」の
最後の方でこの「ロマネスク」が、テーブルに置かれているそうですよ。

 

 

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名前と携帯番号だけで住所がわかる? 

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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 わからない……

実は今日の写真の「黄色いもの」何かわかりません。(!)

 

今まででも、写真をとったあとにその写真を、すぐブログでは
使わないこともたびたびありました。
在庫(?)が、数十枚あることもめずらしくありません。

 

ですが、これまでは何を撮ったかを
忘れてしまったことはありませんでした。

 

ところがこの写真は、一体何なのか、全く分からないのです。

 

 

 

一番似ているのは炒り卵

右のローゼンタール〈魔笛〉のコーヒーカップに
入っているものは当然のことながらコーヒーですが。

 

問題はその左側のローゼンタール〈魔笛〉の
ホワイトボウルに入っているものです。

 

ぱっと見て、一番近いものといえば
炒り卵か何かの卵料理風ですよね。

 

でも隣にコーヒーがあるのですから
その類いではなくお菓子なのでしょう。

 

失敗したプリンにしては、黄色の色が強すぎますし
フルーチェはこのところ買った記憶はありませんし……。
というひどい状態なのですが、まあ、それはそれとして。

 

 

 

チーズが欲しくてポイントカード

昨日は、サラミのような赤い色のチーズを御覧いただきました。
最近は、昨日のお店のようなネットショップ
でチーズを購入していますが、以前は実店舗で買っていました。

 

その時のことなのですが、驚いたことがありました。
麻布十番にある、チーズも扱っているお店でのことです。

 

私はほとんどポイントカードというものは作らないのですが
試してみたいチーズがいくつかあったことから
そのお店のポイントカードを作ることに。

 

 

 

それだけでわかっちゃう

渡された用紙に書き込んでいると、店員さんが言いました。
「名前と携帯番号だけ書いてくれればいいですよ」

 

?、と私が思っていると、店員さんがこう続けました。

 

「名前と携帯番号さえ書いてもらえれば、
こちらで住所はわかりますから」と。

 

「え”っ!」
私は少々絶句です。
世の中、もうそういうことになってしまっているんでしょうか?

 

なんていうことを言っている自体が、遅れていて
こんなことはもう常識になっているのかなぁ……。

 

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