「ホワイトソルガム」小麦粉の代用としても注目されるソルガム

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第4の穀物といわれる「ソルガム」

昨日は、小麦粉に代わりに米粉や、大豆粉を使った
ケーキを御紹介しましたが、小麦粉の代わりに
注目をされている「ソルガム」という穀物があります。

 

これはイネ科の白高きびの一種で、アメリカでは
トウモロコシ、大豆、小麦に続く「第4の穀物」
として注目を集めています。

 

今日、最初につけた写真は「ソルガム」
で作ったミニピッツァです。
(「エリカ・アンギャルさんのHappy sorghum Life 」)
とってもおいしそうですね。

 

 

imgresソルガム(写真/「myfood.jp」)

 

 

 

15世紀には日本に伝来していた「きび」
〜「Sorghum bicolor」〜

「ソルガム」の原産地はアフリカで、すでに
紀元前3000年にエジプトで栽培されていた穀物です。
イネや小麦が育たない、熱帯、亜熱帯といった
乾燥地帯でも生育可能な穀物です。

 

エジプトだけではなく、アジアでも
紀元前から栽培されていたといいます。
日本にも15世紀、室町時代には
中国から伝来していました。

 

「第4の穀物」などというと、新しく発見、
あるいは改良されたものとおもいきや
昔からあるものだったのですね。
学名は「Sorghum bicolor」。

 

 

d8343-8-152485-1こんなに大きいものも(写真/「BIGLOBEニュース」)

 

 

 

弥生時代からある「きび」
〜「Panicum miliaceum」〜

一方、この「きび」が15世紀に日本に伝来
する以前の弥生時代から、既に日本には
「きび(黍・稷)」という穀物がありました。

 

学名は「Panicum miliaceum」といい、同じ「きび」
ではありますが、両者は別の植物だそうです。

 

「♬ お腰につけたきびだんご、一つ私に
下さいな」と、桃太郎が持っていたきびだんごは
こちらで作られていたということ。

 

原産地はインドで、実の色が黄色っぽいので
黄色い実 → きび、
と呼ばれるようになったといわれています。

 

 

kibi-270x200きび(黍・稷)(写真/「Wikipedia」)

 

 

 

「ソルガム」の栄養価にも注目 

さて現在、新たに注目されている「ソルガム」
ですが、鉄分は白米の約4倍、カルシウムは約2倍、
マグネシウムは約5倍というように、
栄養面でもなかなかのすぐれもの。

 

ソルガムは、タンニンの含まれる
割合によって、4種類に分かれます。
「ソルガム」「タンニン・ソルガム」「ホワイトソルガム」
と「ミックスソルガム」。(「中野産業株式会社」)

 

 

howaitosorugamu-270x200「ホワイトソルガム」(写真/「富沢商店」)

 

 

「ホワイトソルガム」は苦みのもとであるタンニンを
取り除いたもので、名前の通り色が白く、お料理にも
使いやすいよう品種改良されたものです。

 

 

 

こんなものに変身?

といいとこだらけの「ホワイトソルガム」
ですが、あえて欠点といえば、小麦粉より
お値段が少々高いようですね。

 

また、この「ソルガム」、次の写真を御覧に
なると想像ができるかもしれませんが
おもしろいものに変身します。

 

 

sorghum(写真/「Sorghaum.jp」)

 

 

こんなホウキが出来るそうです!

 

 

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