「ルーブル美術館展」国立新美術館 「サモトラケのニケ」in 東京ミッドタウン

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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 不完全な姿が一層の美を感じさせる?

昨日お伝えしたサモトラケのニケですが
このルーブルの至宝はヘレニズム時代の
彫刻の代表的な作品で、紀元前2世紀に
作られたと考えられています。

 

幾つもの断片を復元したものですので
完全な姿ではなく頭部、顔などがありません。
残念ではありますが、顔がない方が
美しいという意見もあるようです。

 

頭部のある他のニケ像を見てみますと
確かにそのように感じられなくもありません。

 

頭部や腕が見つからなかったことが
はからずもサモトラケのニケに、一層の
美を与えているのかもしれませんね。

 

 

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言葉では表すことができないほどの美しさ
ではありますが、サモトラケのニケは
現代の美の基準である八頭身でもなく、また
スーパーモデルのようなか細い体でもありません。

 

しかもよく見ますと、かなり肌を露出してもいるの
ですが、それを全く感じさせない毅然とした立ち姿。

 

ちなみにサモトラケのニケは一見、歩いているよう
に見えますが、左足が軽く地面から離れていて、空中
からそっと降り立った瞬間を表現しているそうです。

 

 

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国立新美術館「ルーブル美術館展」

御覧になっておわかりのように、今日の
サモトラケのニケは、ルーブル美術館の
ものではなく赤坂9丁目で撮った写真。
(東京ミッドタウン 赤坂9−7−1 03-3475-3100)

 

現在、サモトラケのニケは東京ミッドタウン
に出張中なのです。
といってももちろんレプリカですが。
ルーブル美術館でのサモトラケのニケはこちら( ↓ )。

 

 

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東京ミッドタウンでのサモトラケのニケの
展示は、国立新美術館で「ルーブル美術館展」
が開催されていることに因んだものです。

 

国立新美術館での「ルーブル美術館展」の
サブタイトルは、
「日常を描く 風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄」。

 

期間は
2015年の2月21日〜6月1日まで、
開館時間は10時〜6時です。

 

 

 

「ルーブル美術館展」で展示されている作品

「風俗画」と銘打っていますが、風俗画の
位置づけの説明のために、「歴史画」「肖像画」
「風景画」等も展示されているようです。

 

 

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ヨハネス・フェルメール 『天文学者』1668年
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) /
René-Gabriel Ojéda /distributed by AMF – DNPartcom

 

 

ヨハネス・フェルメールの『天文学者』、
バルトロメ・エステバン・ムリーリョの『物乞いの少年』、
ニコラ・レニエの『女占い師』等々、
むか〜し、NHKの「ルーブル美術館」で
見た作品が目白押しです。

 

次の写真がムリーリョの『物乞いをする少年』。
HNKの「ルーブル美術館」では、
『蚤をとる少年』という名前で紹介されて
いましたので、別の作品かと思いましたが
同じものですね。

 

 

01011ムリーリョ『物乞いをする少年』 1645年

 

 

 

残念なことには、国立新美術館での
「ルーブル美術館展」には、サモトラケのニケは
展示されない
そうですのでお間違えのないように。

 

なお6月16日〜9月27日までは
京都市美術館で巡回展が開催されます。

 

 

ルーブル美術館とピラミッド

 

 

赤坂に帰ってきました

一方、この東京ミッドタウンでのサモトラケ
のニケの展示は2月18日に始まり、
展覧会終了の6月1日までだそう。

 

サモトラケのニケが展示されている場所は
東京ミッドタウンの、ガレリアB1階の
「ディーン&デルーカ」のお店の前です。
(サモトラケのニケの後ろに
写っているのが「ディーン&デルーカ」)

 

 

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赤坂のお隣、青山のヨックモック
「シガール」から始まって、
スウェーデンのヨックモック
     ↓
アラブ首長国連邦のアブダビ
     ↓
  イタリアのピサ
     ↓
サモトラケのニケビルがあるどこかの都市
     ↓
ギリシャのサモトラキ島
     ↓
  フランスのパリ、

 

と続いた「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」
の小旅行はここでおしまいです。
また、赤坂に戻ってきました。

 

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