中居正広さんが自身の親を「お父様」という理由は?

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「私のお父様」

数日前に、スマップの中居正広さんのお父様が
亡くなった、というニュースをネットで見ました。

 

中居さんが出演する番組内で伝えたそうです。
その報道を読んで、私はかなり
不思議な思いにとらわれました。

 

それは中居正広さんが父の死を告げる時に
「私のお父様が亡くなりました」
という言葉を使ったと書いてあったからです。

 

彼自身が言った言葉を、記事にしている記者が
「中居正広さんのお父様が亡くなったそうです」
と書いているのではなく、「お父様」という言葉
を使ったのは中居正広さん御自身だというのです。

 

 

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「社会の父」という意味でしょうか?

立派な社会人でもある中居正広さんが
そのような言葉を使うのは、何か理由が
あったのだろうかとも考えました。

 

「父」は「父」でも、例えば「芸能界の父」、
「社会の父」というように、家族や親子という
意味ではなく、現在の自分を育ててくれた人に
対して、感謝と親しみを込めて「お父様」
と呼んでいるのだろうか等々。

 

ですが記事を読みますとそうではなく家族、
親子としての父親を指しているようでした。

 

 

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「お母さんと……」

高校の入学式のことでした。
入学式の終了後、それぞれの教室
での初めてのホームルーム。

 

初めての教室、初めての担任の先生、
そして初めてのクラスメート、
何もかもが初めてのワクワクするような瞬間。

 

担任の先生は、私達15歳の高校1年生と10歳ほど
しか年の違わない、若い男性の先生でした。

 

 

 

 

ホームルームの途中に、内容は忘れてしまった
のですが、先生がK端君にお尋ねになりました。
すると彼は、終了後に母親と会う、という
ような意味の答えをしたのです。

 

私の通った高校は田舎にあったこともあり、
体育祭や文化祭はもちろん、入学式や卒業式さえ
親が来ないことは珍しいことではありません。
うちの親も、そのどれにも来てはいません。

 

K端君が、それを先生に告げた時の言葉が
「あとでお母さんと……」という言葉だったのです。

 

 

 

 

先生は、K端君におっしゃいました。
「自分の母親のことは『お母さん』
ではなく『母』というんだよ」と。

 

もう高校生なんだから、という言葉も
ついていたような気もします。

 

当時の私には、おじさんぽく見えた(ごめん)
K端君の「お母さん」という、子どもっぽい言葉遣い
は少々アンバランスにも感じたものでした。

 

 

 

 

 

「あたなのお母さん? 夫のお母さん?」

それから、ずっ〜〜と時が過ぎたある初夏のこと。
弁護士をしていた知り合いが、他の仕事に就く
ことになり、4カ月ほど彼女は全国を回り
私達友人はスタッフをすることになりました。

 

始まって1カ月ほどの頃、まだ少々事態に慣れていない
といいますか、まだ最終局面の混乱が訪れる前の、比較的
余裕があった時期の事務所でのおしゃべりでした。

 

今までと生活が一変して、全国を飛び回ることになった
彼女の家に、母親が手伝いにきてくれたそうです。
「お母さんが来てくれて、すっごく助かっている」
と彼女が言いました。

 

 

 

 

その時に、年長の女性が聞いたのです。
「お母さんってあなたの?
それともパートナーのお母さん?」と。

 

答えは、彼女の夫の母親ではなく
自身の母親ということでした。

 

 

 

「母」「お母さん」「お母様」

その微妙な感覚を推し量るように
年長の女性が、彼女に質問をしたことに
私は全く同じ思いでいました。

 

 

 

 

自分の母親だったら「母」、
夫の母親だったら「お母さん」、
たとえ夫の母親であっても、それを他人に伝える時に
「お母様」ではちょっとおかしいですよね。

 

まあこの場合は友だち同士なので、自分の母親を
「おかあさん」というのもありでしょうが。
(でも「お母様」だったらおかしいでしょう)

 

40歳を過ぎている中居正広さんが
番組の中で「お父様」というのは
どう考えても違和感があります。

 

 

 

 

家庭内でしたら「お父様」でも「おもうさま」
でも「お父上」でも、もう何でもOKですが。

 

彼が知らなくて言ったとも思えませんし
まわりの人が注意しないことも不思議でなりません。

 

あるいは、自分の親であっても敬愛の情を込めて
様をつけてもいいはずとの思いから、中居正広さんは
あえて「お父様」と言ったのでしょうか?

 

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