ウコン染の「たとう紙」 クルクミン4

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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私にとって一番身近なウコン染め

カレーを作るのに欠かせないスパイス、ターメリックが認知症に効果が
あるのかも、という実験結果からクルクミンを含むウコンついて
おしゃべりをしてきました。

 

今日でウコンについては一区切りとしますが、着色や薬にと
色々活躍するウコンですが、ウコンといって私に一番身近なもの
といえば、カレー以外では今日の写真のもの。

 

ウコンで染めた濃い黄色の「たとう」なのですが、もしかしたら
「『たとう』って何?」という方がいらっしゃるかも
しれませんので、まずその説明をしましょうか。

 

先日、雨の振る日に私が下駄に爪革していたら
「これは雨をよけるためなのですか?」
という質問をした方がいらっしゃいましたので。

 

 

 

「たとう紙」

この写真の紙を「たとう紙」といいます。

 

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和服を畳んでこの中に入れ、上下左右の紙を内側に折り
このまま和箪笥等にしまう着物を収納する紙のことです。

 

この写真は既に着物が入っている「たとう紙」ですので
着物の厚みがありますが、それを下の方から撮ったものです。

 

 

 

大きさと素材は様々

大きさとしては、二つに追った着物を入れる大きさや
もっと小さく畳んだもの、着物ではなく帯用のものなどもあります。

 

本来は和紙で出来ているものですが、最近はそうでないものもあるとか。
しかも、一見和紙に見えるような紙、あるいは和紙が少し含まれている
もの等様々ですが、やはり和紙100パーセントがいいですね。

 

形は写真のように長方形が普通ですが
中には大きな楕円形の『たとう紙」もあるということです。

 

 

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「たとう紙」の役割

なぜ和服を箪笥に収納するのに「たとう紙」を使うのかといえば
ホコリよけや、他の着物等の色が移るのを避けるため。

 

意外にも、重ねて収納してある着物を
取り出す時に便利ということもあります。

 

「たとう紙」に入れずに着物だけを何枚か重ねて収納してあった場合
途中の着物を取り出すと、その上の着物も引っ張られてきて
結局、全部畳み直さなければならないことも生じます。

 

その点「たとう紙」に入れておけば、必要な「たとう紙」
だけを引き抜くことができて便利というわけです。

 

 

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ウコンの防虫効果

その「たとう紙」の布版が今日、御紹介するウコン染めの「たとう」。
ウコンで染める理由は、防虫効果を期待してのこと。

 

またこのような「たとう紙」形ではなく、ウコン染めの大きな風呂敷
で「たとう紙」と同様、着物を包んで収納したりもします。
着物に限らず、ウコン染めの洋服カバーもありますね。

 

ただし、先ほど書いた一見「和紙」に見える「たとう紙」と
同様に、一見「ウコン染め」に見えるような化学染料染めの
「たとう紙」もあるようですから、注意が必要ですね。

 

中には、化学染料に防虫効果のある物質を混ぜて染めてある、
などというややこしいものさえあるようです。

 

 

「たとう紙」の読み方は?

本来は「たとう紙」の読み方については、最初にお話しするべきもの
ではありますが、ちょっとしたいきさつがありそれを書いてしまうと
かなり長いものになってしまいますので次回にしてみましょう。

 

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ウコンの副作用 クルクミン3

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クルクミンの副作用

前々回前回と、カレーに含まれるクルクミンが認知症予防に
効果があると期待されていることと、そのクルクミンを
含む植物である「ウコン」の花を御紹介しました。

 

前回もお知らせしたように、二日酔いに良いと宣伝されている
日本の「ウコンの◯」が最近、中国に上陸したそうです。

 

このように様々な薬効で注目を浴びているウコン(ターメリック)
ですが、最近は副作用を指摘する声も少なくありません。
中には死亡例もあるようですので飲んでいる人ならずも気になるところ。

 

 

5819230     ウコン(写真/「自然の摂理から環境を考える」

 

 

 

鉄分制限の人は要注意!

ウコンに含まれるクルクミンは肝臓に良いとのことで服用されますが
多くとりすぎると、かえって肝臓に負担をかけることになるそうです。

 

既に肝臓病で鉄分を制限している人にとっては
鉄分を多く含むウコンの摂取が好ましくないのは当然のこと。

 

そのような方がウコンを摂取する場合は
医師の下でということは基本中の基本です。

 

 

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過剰摂取をせず適量を守る

死亡も含めて、ウコンの摂取により害があったという人の
事例を見てみますと、大抵は過剰摂取が原因のようにも思えます。

 

ウコンに限らず、何でも適量を守ることは重要ですからね。
ウコンの害についてよく読んでみますと「薬と思われていたウコンは
実は毒だった」というわけではありませんでした。

 

何らかの作用がある薬には、当然のことながら副作用もあります。
そして適量を外せば、薬はたちまちマイナスに作用することでしょう。

 

 

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ウコンは脂溶性で水に溶けない

ただし、このような過剰摂取問題とは別にウコンには吸収しにくい、
つまり体に吸収されないので効果がない、ということはあるようです。

 

その理由は、ウコンが水に溶けずに脂溶性のものだということが原因。
水でウコンを飲んでも吸収できませんので、効果が表れないというわけ。

 

そのあたりを改善したサプリメント等も出ているようです。
でもそうなりますと今度は、先ほどの過剰摂取の問題も生じて
きますので、くれぐれもとり過ぎには注意が必要ですね。

 

 

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そもそも吸収されているか疑問…

とウコンについて見てきて不安に思うことがあります。
最初にあげた、現在、最も有名なウコンの商品(?)でもあり中国進出
も果たした「ウコンの◯」の過剰摂取の心配はないのでしょうか?

 

宣伝が功を奏して、かなり二日酔いには凄い力を発揮する
と期待して多く人が飲んでいるようですが。
まず結論を言ってしまいますと、その心配は不要とのこと。

 

過剰摂取どころか、「ウコンの◯」に入っている
クルクミンが本当に吸収されるかは、かなり疑問視され
効果のほどもプラシーボ的ともいわれているからです。

 

そのようなわけですので(?)クルクミンの過剰摂取の
心配はないようですので、その点は安心といえます。
って、これって褒めているのか否かは微妙なところですね。

 

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「ウコン」の花 クルクミン2

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クルクミンを含む「ウコン」

前回はカレーの黄色のもとでもある天然色素のクルクミンが
なんとアルツハイマー病やレビー小体症のような認知症にも
効果を発揮することが判明できそうとのお知らせをしました。

 

そんなスグレモノのクルクミンとは一体、何かといいますと……
クルクミンとは「ウコン」という植物に含まれている成分のこと。

 

「ウコン」を漢字で書きますと「鬱金」と書くのが
一般的だと思いますが、「宇金」「郁金」とも書くそうです。

 

 

 

主に沖縄で栽培

「ウコン」はインドからアジア、日本の熱帯から
亜熱帯にかけて広く分布しているショウガ科の植物。

 

5819230               ウコン

 

 

原産地は東インド地方で、紀元前1世紀位から
栽培が始まっていたといわれています。

 

日本へは、平安時代に中国から琉球へ伝わったとされ
現在でも日本の「ウコン」の主な産地は沖縄です。

 

二日酔いによいと宣伝されているハウス食品の「ウコンの力」が
中国に上陸したとのニュースを、つい先日ネットで見たばかり
ですが、中国ではこの手のものはなかったのでしょうか?

 

 

140808shouga              ショウガ

 

 

 

日本で栽培される主な「ウコン」は4種類

ともあれ、このように古くから日本に広まっていた
「ウコン」は食品、染料、薬にと大活躍してきました。

 

「ウコン」の種類は世界中で50種を数えるといいますが
日本で馴染みが深いものといいますと、以下の4種類。

 

 

20070909gingerlily01              ショウガの花

 

 

ネット上では、この4種類の花の写真が混乱している
という指摘もありますので、あえて全ての写真を付けました。
(花の写真は「ウコン農園やまの」 沖縄
クスリウコンの丸い写真のみ「ウコンの選び方」 やくしま)

 

 

 

1「秋ウコン(Curcuma Longa L.
=Curcuma domestica Valeton))」

「鬱金(ウコン)」と書き、沖縄名は「うっちん」。
肝臓に良いといわれるクルクミンの含有量は「春ウコン」より
「秋ウコン」の方がはるかに多いそうです。

 

 

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2「春ウコン(Curcuma aromatica Salisbury)」

英名は「Wild turmeric」、沖縄名は「キョウオウ」。
中国では「姜黄(キョウオウ)」と書き、黄色いショウガの意味です。

 

 

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クルクミンの含有量は上記のように「秋ウコン」の方が多いのですが
胃腸に良いとされる精油に関しては「春ウコン」に軍配があがります。

 

 

クルクミン   秋ウコン > 春ウコン
精油      春ウコン > 秋ウコン

 

 

またカルシウムやカリウムなどのミネラル成分も
「春ウコン」の方が多いそうです。

 

 

 

3「紫ウコン、Curcuma zedoaria Roscoe)」

沖縄名「莪朮(ガジュツ)」。
「紫ウコン」にはクルクミンはほとんど含まれず
精油が1〜1,5パーセント含まれます。

 

 

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4「クスリウコン(Curcuma xanthorrhiza Roxb)」

ウコンの主成分であるクルクミンと精油の含有量は多く、
秋ウコンや春ウコンの1,2倍〜1,5倍ほどだといいます。

 

クスリウコンの花の写真を探しましたら次の2種類がありました。
花の色はいくつかあるということなのでしょうか?

 

今回拝借した写真は、個人の趣味ではなくプロとして栽培を
している方の写真ですので、どちらかが間違っている
ということはないと思うのですが……。

 

 

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