「ウコン」の花 クルクミン2

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141125kinokuniyakarepan

 

 

クルクミンを含む「ウコン」

前回はカレーの黄色のもとでもある天然色素の
クルクミンが、なんとアルツハイマー病や
レビー小体症のような認知症にも、効果を発揮
することが判明できそうとのお知らせをしました。

 

そんなスグレモノのクルクミンとは、一体
何かといいますと、クルクミンとは「ウコン」
という植物に含まれている成分のことです。

 

「ウコン」を漢字で書きますと「鬱金」
と書くのが一般的だと思いますが
「宇金」「郁金」とも書くそうです。

 

 

 

主に沖縄で栽培

「ウコン」はインドからアジア、日本の熱帯から
亜熱帯にかけて広く分布しているショウガ科の植物。

 

 

5819230ウコン(鬱金)

 

 

原産地は東インド地方で、紀元前1世紀位から
栽培が始まっていたといわれています。

 

日本へは、平安時代に中国から琉球へ伝わったとされ
現在でも日本の「ウコン」の主な産地は沖縄です。

 

二日酔いによいと宣伝されているハウス食品の
「ウコンの力」が、中国に上陸したとのニュースを
つい先日ネットで見たばかりですが、中国では
この手のものはなかったのでしょうか?

 

 

140808shougaショウガ(生姜)

 

 

 

日本で栽培される主な「ウコン」は4種類

ともあれ、このように古くから日本に
広まっていた「ウコン」は食品、染料、
薬にと大活躍してきました。

 

「ウコン」の種類は世界中で50種を数える
といいますが、日本で馴染みが深いもの
といいますと、以下の4種類。

 

 

20070909gingerlily01ショウガの花

 

 

ネット上では、この4種類の花の写真が
混乱しているという指摘もありますので
あえて全ての写真をつけてみました。

(花の写真は「ウコン農園やまの」 沖縄
クスリウコンの丸い写真のみ
「ウコンの選び方」 やくしま)

 

 

 

1「秋ウコン(Curcuma Longa L.
=Curcuma domestica Valeton))」

「鬱金(ウコン)」と書き、沖縄名は「うっちん」。
肝臓に良いといわれるクルクミンの含有量は
「春ウコン」より、「秋ウコン」の方が
はるかに多いそうです。

 

 

aki-ukon-hana秋ウコンの花

 

 

 

2「春ウコン(Curcuma aromatica Salisbury)」

英名は「Wild turmeric」、沖縄名は「キョウオウ」。
中国では「姜黄(キョウオウ)」と書き
黄色いショウガの意味です。

 

 

haru-ukon-hana春ウコンの花

 

 

クルクミンの含有量は上記のように「秋ウコン」の
方が多いのですが、胃腸に良いとされる精油に
関しては「春ウコン」に軍配があがります。

 

 

クルクミン   秋ウコン > 春ウコン
精油      春ウコン > 秋ウコン

 

 

またカルシウムやカリウムなどのミネラル成分
も、「春ウコン」の方が多いそうです。

 

 

 

3「紫ウコン、Curcuma zedoaria Roscoe)」

沖縄名「莪朮(ガジュツ)」。
「紫ウコン」にはクルクミンはほとんど含まれず
精油が1〜1,5パーセント含まれます。

 

 

murasaki-ukon-hana1紫ウコンの花

 

 

 

4「クスリウコン(Curcuma xanthorrhiza Roxb)」

ウコンの主成分であるクルクミンと、精油の
含有量は多く、秋ウコンや春ウコンの
1,2倍〜1,5倍ほどだといいます。

 

クスリウコンの花の写真を探しましたら
次の2種類がありました。
花の色はいくつかあるということなのでしょうね。

 

今回、拝借した写真は、個人の趣味ではなく
プロとして栽培をしている方の写真ですので
どちらかが間違っているということは
ないと思いますので。

 

 

kusuri-ukon-hanaクスリウコンの花(上下とも)kusuri1002

 

 

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