コーヒー「麻布珈琲」 「タリーズコーヒー・麻布十番店」は9月閉店

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

160927azabucoffee

 

 

麻布十番駅から徒歩1分

「成城石井」麻布十番店で買ったナツメと
ナツメヤシというドライフルーツから
お抹茶入れの棗まで寄り道をしてしまい
ましたが、また麻布十番に戻ってみましょう。

 

下の地図では(K)が「成城石井」麻布十番店です。
その道をもう少し右の麻布十番駅に近づいた場所に
あるのが今日、御紹介する「麻布珈琲」(L)です。

 

地図を御覧になっても、麻布十番駅の
近くということがわかるでしょ?
麻布十番駅の4番出口を出るとすぐそこという感じ。

 

 

azabu「麻布珈琲」は(L)

 

 

 

コーヒーショップがいっぱい!

麻布十番駅からこのあたりにかけては
コーヒーショップがひしめいているところです。

 

4番出口の階段を出た真っ正面にあるのが
「オスロコーヒー(Oslo Cpffee)」、

 

道を挟んで向かい側にあるのが「タリーズコーヒー
(TULLY’S  COFFEE)りそな店」、
「上島珈琲店」、そして今日の「麻布珈琲」。

 

斜め前 は「マクドナルド」、その少し先に
「スターバックスコーヒー」、「ホノルルコーヒー」、
「カフェドクリエ」があり、

 

フレッシュジュースをその場で作ってくれる
「ヒメルフレッシュジュース」などもあって
どのお店に入ろうかと迷ってしまうほど。

 

 

140429murasakininjinjusu470

 

 

 

「タリーズコーヒー」麻布十番店は9月25日閉店

実はりそな銀行隣りの「タリーズコーヒー・りそな店」
の他に、同じ麻布商店街をもう少し左(六本木)の
方に行ったところに「タリーズコーヒー・麻布十番店」
というお店がありました。

 

こちらはりそな店が、麻布通りに面して少々
うるさいのに対して、ぽこっと麻布十番の街中に
埋もれた(?)如く、いい感じに落ち着いたお店
だったのですが、残念なことに9月25日で閉店。

 

りそな店より麻布十番店の「タリーズコーヒー」
の方が、はるかに人気があったようにも
思うのですが、残念ですね。

 

近くのスーパーマーケット「ピーコック」
もなくなってしまったようですし。

 

 

tullyscoffee9月25日に閉店した「タリーズコーヒー」麻布十番店
(写真/「ドッグカフェ  ワンワン体験レポート」)

 

 

 

4月に麻布に登場した「麻布珈琲」

先日、仕事関係の人と話す場所を探している時に
相手の方が「せっかく麻布に来たのだから…」
と言って決めたお店が「麻布珈琲」でした。

 

「このお店、今年の4月にオープンした
ばかりなんですよ」と私。

 

(「麻布珈琲」
 港区麻布十番2丁目1-3 麻布十番NKビル
 03-6435-3444
 営業時間:9:00~24:00 定休日:なし   70席)

 

「麻布珈琲」ができる前は「クーツ・グリーンティー
(KOOTS  GREEN  TEA)というお店が10年近く前に
できて結構、人気もあったようでした。

 

「クーツ・グリンティー」の前となると
これが覚えていないのです。

 

「あっ、ここ変わるんだ!」と思った記憶は
あるのですが、2つ前のお店というのは
忘れてしまうものですね(私だけかな?)。

 

 

azabucoffee「麻布珈琲」麻布十番

 

 

 

「カフェ」ではなく「珈琲店」

「クーツ・グリーンティー」がモダンな感じの
お店だったのに対して、「麻布珈琲」は
コーヒーショップでもカフェでもなく
もう少しシックな「珈琲店」という雰囲気のお店。

 

ボケボケ写真で申しわけありませんが
コーヒーカップというかマグも縦長で
スプーンの感じもそれ風でしょ?

 

 

160927azabucoffee縦長マグに入ったコーヒー「麻布珈琲」

 

 

赤坂エクセルホテル東急のラウンジと同じように
「ロータスオリジナルカラメル  ビスケット
(Lotus OriginalCARAMELISED BISCUIT))」

がついてくるのが嬉しいです。

 

お店に行ったときは知らなかったのですが
コーヒーは2杯目から半額になるそうで
たくさん飲みたい私にはこちらもかなり嬉しい。

 

 

140202lotusup400ロータス「オリジナル  カラメル  ビスケット」

 

 

 

恵比寿にも「麻布珈琲」恵比寿館

その「麻布珈琲」なのですが、サイトを
探してみたのですが見つかりませんでした。

 

こちらのお店は4月15日にオープンしている
のですが。渋谷の恵比寿にも7月15日に
「麻布珈琲」恵比寿館というお店もできたようです。

 

(「麻布珈琲」恵比寿館
 渋谷区恵比寿1丁目11-3
 アキックスエビスビル1F・2F
  03-6721-6650
 営業時間:9:00~24:00 定休日:なし  85席)

 

写真を見る限りでは、食器が同じですし、メニューも
似ているので完全に同じ系列のお店だと思われます。

 

 

azabucoffeelogo「麻布珈琲」のロゴ

 

 

 

「麻布珈琲」本店が大阪に?

とはいえ麻布と恵比寿に突如(と私が思っている
だけですが)現れた「麻布珈琲」のサイトが
どこにも見当たらないのも不思議ですよね。

 

と思って探し続けていると、「麻布珈琲」本店
なるものを発見しました、が場所が大阪。

 

(「麻布珈琲店」本店
*    大阪府大阪市淀川区塚本2-25-5
    06-6304-4547)

 

2000年に設立され「麻布珈琲・本店」の
「本店」がいかにもなのですが、ロゴとお店の
雰囲気、器が違いますので違う系列でしょう。

 

 

azabu(L)の右側が「一の橋」

 

 

 

目の前は「一の橋」

気を取り直して、さあここ(「麻布珈琲」・L
まできたら、もう目の前は
古川の一の橋(地図の右側)です。

 

このあたりで古川に架かる橋のうち、このブログでは
最後の御紹介となった「一の橋」に戻りましょう。

 

 

160906itinohasi古川に架かる橋「一の橋」

 

 

 

 〜〜〜2016年11月1日追記〜〜〜

「麻布の「麻布珈琲」を経営しているのは、
恵比寿(渋谷区恵比寿1丁目8-7 ITOビル3F
03-3280-5578)にある「マルデナポリジャパン
株式会社
(MAR-DE  NAPOLI  LAPAN  INC.)」
ということが変わりました。

 

代表取締役社長(CEO)は米屋熊二さん。
「ピッツェリア マルデナポリ」というお店を
東京を中心に10店舗ほど展開していて、珈琲店は
「麻布珈琲」が1号店、恵比寿が2号店とのこと。

 

会社名は、イタリア語の「MARE-DI  NAPOLI
(マーレ・ディ・ナポリ)」、
意味は「ナポリの海辺、浜辺」からきています。

 

 

italymap

 

 

「まるでナポリの浜辺にいるような……」ということで
「マルデナポリ(MAR-DE  NAPOLI)」にしたのだとか。

 

「MARE-DI」が「MAR-DE」。
E」をとって、「DI」を「DE」に替えたというわけです。

 

わかりやすいというか、余計ややこしいというか、
おじさんギャグというか……、ちょっとコメントに
窮しますが、とにかく『まるでナポリのような
会社が』作ったということでした。」

 

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根来塗の棗(なつめ) 根来塗の朱漆から覗く黒い色

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161025natsumetyaki

 

 

ナツメの実の形に似ているから棗(なつめ)

ナツメの実に形が似ていることから
名づけられた棗(なつめ)。
これは茶道でお茶を点てる時に
お抹茶を入れるための器です。

 

 

161025natsume干したナツメ

 

 

茶道でいただくお茶には、濃茶(こいちゃ)
と薄茶(うすちゃ)があり、

 

濃茶(こいちゃ)は、1杯分に対して
抹茶を茶杓3杯を使って茶筅で練るように作り、

 

薄茶(うすちゃ)では、半分の
茶杓1杯半ほどでお茶を点てます。

 

現在の茶道では、濃茶(こいちゃ)を主として、
薄茶(うすちゃ)を副(そえ)、
略式と位置づけています。

 

 

130823kurikagoyoneya

 

 

 

濃茶用の抹茶は「茶入れ」

薄茶(うすちゃ)用の抹茶入れである棗(なつめ)
は、木で出来た漆塗りの蓋つきの容器ですが
濃茶(こいちゃ)の抹茶を入れる容器は
陶器でできた茶入れが使われます。

 

こちらがその茶入れで、瀬戸焼(せとやき)
のもの(各務周海作の『黄瀬戸の茶入れ』)。
茶入れの蓋は象牙で出来ています。

 

 

kizetotyaire濃茶用の抹茶入れ「黄瀬戸茶入れ」各務周海作

 

 

瀬戸焼とは、愛知県瀬戸市とその周辺で生産される
陶磁器の総称をいい、日本六古窯の一つでもあります。

 

私たちは普段、和食器のことを何気なく「セトモノ」
と呼んでいますが、これは考えてみれば「瀬戸の物」
ということであり、それほど瀬戸焼は私たちの
日常に深く結びついているということなのですね。

 

瀬戸で焼き物が作られ始めたのは古墳時代
ですが、中世期に釉薬(ゆうやく)をかけた
陶器を作っていたのは瀬戸だけだったとか。

 

 

121202toraya

 

 

 

仕覆は「荒磯緞子(あらいそどんす)」

右の袋物は茶入れを納める「仕覆(しふく)」です。
仕覆(しふく)は、中国で織られた名物裂
(めいぶつぎれ)と呼ばれるもので、この
パターンの名前は「荒磯緞子(あらいそどんす)。

 

私は「荒磯」と書いて「ありそ」と読むと習いましたが
「ありそ」でも「あらいそ」でもどちらでもよいようです。
とはいえ「あらいそ」と書かれている
ものが圧倒的に多いですね、驚きました。

 

描かれているお魚も、ずっ〜と勝手にめでたい鯛だと
思い込んでいたのですが、こちらも違って淡水魚だそう。
う〜っ、思い込みってコワいですね。

 

 

121105natumesiroサントリー美術館で買った漆塗りでない棗

 

 

 

根来塗(ねごろぬり)

私は陶磁器も好きですが、漆器もこよなく愛しています
ので、濃茶(こいちゃ)のお茶入れよりも、薄茶
(うすちゃ)の棗(なつめ)の方により心を惹かれます。

 

この写真の棗(なつめ)は、京都の骨董品屋さんで
買った、根来塗(ねごろぬり)の棗(なつめ)です。

 

棗(なつめ)を置いているお盆も
同じく骨董の根来塗(ねごろぬり)。

 

 

161025natsumetyaki根来塗の棗(なつめ)とお盆

 

 

一時期、私は根来塗(ねごろぬり)を集めていた
ことがあり、茶托や椿皿、鉢等がありましたが
小さな家に越すために、ほとんどを処分して
しまい現在手元にあるのはこの2つだけです。

 

 

 

朱の下に黒い色が見えるのは、何故?

さて今日の「『本物』『ニセモノ』」は、この
根来塗(ねごろぬり)に関することではありますが
製品自体が本物か否かではありません。

 

御覧のように、根来塗(ねごろぬり)は表面が朱色
ですが、ところどころに下に塗ってある黒漆の色も
見えるのが特徴なのですが、この模様が出る理由
について、どの説が本当なのかということです。

 

 

160524kurogomegohan根来塗(ねごろぬり)のお盆

 

 

 

失敗作品が根来塗の個性に

根来塗(ねごろぬり)の歴史は紀州、現在の
和歌山県岩出市の根来寺で使う、お膳や盆などを
作っていた、1288 (正応元)年まで遡ります。

 

ある時、製造工程のミスから朱色の下に塗ってある
黒い色が見えてしまうものが出来てしまいました。

 

これは本来は失敗作であるはずですが、この怪我の功名
ともいえる独特の模様が美しいと喜ばれたため
それ以降はあえてこのような色加減の塗物を作り
根来塗(ねごろぬり)と呼ばれるようになります。

 

その後、この根来塗(ねごろぬり)の発祥の地は
1586(天正13)年の、豊臣秀吉の根来攻めにより
一山灰燼に帰してしまいました。

 

根来塗の職人たちは和歌山の海南黒江や輪島、薩摩
へと行き、根来塗の技法を伝えたことから、根来塗が
近代漆器のルーツともいわれるようになったのです。

 

 

161002urusisakazukiお盆は輪島塗(杯は忘れました)

 

 

 

使っているうちに黒が出る?

この根来塗(ねごろぬり)独特の色の出方に関して
根来塗の物は使っているうちに、下に塗ってある
黒い色が出てくる、と教えてもらった私は
優に十年以上はそう思い込んでいました。

 

今調べてみましたら、和歌山県のホームページには
それについてこのように記されています。

 

「長の歳月使い込まれれば、上塗りの朱が擦れ、下地
の黒漆が浮き上がり、趣ある抽象模様が描き出される
根来塗は、『用の美』で全国に名の知れた漆器だ。
古美術の世界では、根来といえば高値がつき、
国内はもとより欧米の好事家にも人気だという。」
 (「世界に誇る近代漆器のルーツ『根来塗』」

 

 

130317janporu

 

 

 

そんなことはない!

ところが、私がこの根来塗の棗(なつめ)を
手に入れた京都のお店だったか、あるいは
別のお店だったかは忘れてしまいましたが
そのお店の御主人は言ったのです。

 

「そんなことは絶対にない!
いくら使ったって、下の色が
出てくるようなことはない」と。
勿論、京都の言葉でしたのでこれは意訳ですが。

 

いわれてみれば、確かにそうですよね。
十年、二十年と使っても、上に塗られた
朱色が剥げて。黒い色が出てきた
というような経験は皆無でしたから。

 

すでに購入した時点でアンティークだった(100年か
200年か忘れてしまいましたが)根来塗(ねごろぬり)
のものを、それから30年以上使用していますが
下の黒漆が出ている様子は全くありません。

 

 

161025natsumetyaki

 

 

 

どちらが本当?

和歌山県工業技術センター漆器研究開発室の
研究員や、根来塗の作り手に取材をした記事で
間違いを書くとはとても思えません。

 

とはいえ、少なくとも私の実感では「上塗りの
朱が擦れ、下地の黒漆が浮き上がり」ということは
ありませんでしたし、またそのようなこと書いて
ある書物もあります。

 

もしかしたら「長い年月使い込まれ」の
「長い年月」というのは、100年以上の長さを
指していて、数十年単位では黒い色が出る
というようなことはないのかもしれませんが。

 

 

 

 

ただ、私の扱いが悪いことは棚に上げることを
許して頂ければ、写真のお盆の方は、黒い色
が出る以前に、塗り自体が乾燥で亀裂を
起こしたような状態にはなってきています。

 

「長い年月使い込み、下地の黒漆が浮き上がって
くる」前に、他に支障が出てしまうのでは?、
という余分なことを考えたりもするのですが、
これにかんしてホントはどちらなのでしょうね?

 

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「ナツメ」と「ナツメヤシ」の違い

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

161025natsume

 

 

今日が本当のナツメ

前回「ナツメ」を御紹介するつもりで「ナツメヤシ」
を買ってしまった私は、両者が別のものだ
ということを知りませんでした。

 

今日こそ、ホントの「ナツメ」の御紹介です。
「ナツメヤシ」はヤシ科ナツメヤシ属の木でしたが
「ナツメ」はクロウメモドキ科ナツメ属で落葉広葉樹。

 

英語では「Jujube(ジュジュベ・ジュジュブ) 」、
あるいは「Chinese-date(チャイニーズデーツ)」
といいますので、英語でも、中国のデーツ
(ナツメヤシ)という名前なのですね。

 

 

 

クロウメモドキ

ところでナツメヤシのヤシ科、というのは
わかりますが、「ナツメ」のクロウメモドキ科
クロウメモドキってどんな木でしょう?、
と調べてみましたら、なんと毒草だとか。

 

 

kuroumemodoki可愛い黒い実がついているけど毒草の「クロウメモドキ」

 

 

毒のある部分は「全草」と「果実」
とありますから……、結局、全部ですやん。

 

毒の成分はアンスロン(Anthrone)
というそうで、症状は嘔吐。

 

いや〜、コワイですね、山の中で見つけたら私など
「あっ、グミだ!」とか言って食べてしまいそう。

 

ちなみに「クロウメモドキ」を漢字で書くと
「黒梅擬」、黒い実は「そりし(鼠李子)」
といって漢方で使うそうです。
まあ、薬と毒は紙一重ですから。

 

それにしても「黒梅擬」という字面といい
「そりし」という音といい、なんやら
全てがコワイ雰囲気を漂わせていますね。

 

 

natsumeナツメの実(写真/「二十世紀ひみつ基地」)

 

 

 

名前の由来

と肝心の「ナツメ」に行く前の、クロウメモドキ科に
寄り道をしてしまいましたが、ナツメの学名は
「Zizyphus jujuba var.inermis」で、

 

こちらもクロウメモドキ同様、生薬として使いますが
その時の名前は「大棗(たいそう)」
「紅棗(こうそう)」「黒棗(こくそう)」。

 

漢字では「棗」ですが、名前の由来は夏に新芽が
出るから「夏芽」、あるいは夏に実が成る
「夏実」が変化したものともいわれます。

 

もう一つ、「抹茶入れの棗に果実の形が似ているから」
と書いてあるものもありましたが、これは反対ですよね。
「ナツメの果実に形が似ているので棗と名づけた」
が正しいと思います。

 

 

161025natsumetyaki茶器の「棗(なつめ)」

 

 

 

古くから書物に登場

「ナツメ」は日本全国で栽培されていますが
原産地は南ヨーロッパかアジア西南部といわれ
中国にも自生しています。

 

紀元前8000年頃の中国の遺跡にも、ナツメ栽培の痕跡
が見られ、現在の新疆ウイグル自治区あたりでは古代
から貴重な食料、栄養源として重宝されていたようです。

 

中国最古の薬物書『神農本草経』(後漢時代頃に成立)
には、ナツメ(大棗)は上品に分類されて
「久しく服すれば身を軽くし、年を長くする」
と記載され、

 

桃(モモ)、李(スモモ)、杏(アンズ)、
棗(ナツメ)、栗(クリ)の5つを「五果」
として五臓を養う働きがあるとされていました。

 

 

blog_import_5153648680ff4アンズ(杏)

 

 

「ナツメ」がいつ日本へ伝来したかはわからないそう
ですが、7世紀後半から8世紀後半の和歌集である
『万葉集』に「ナツメ」を詠んだものがありますので
奈良時代以前には既に伝来していたと考えられます。

 

また、養老律令の施行細則を集大成した法典
『延喜式(えんぎしき)』(927年)にも、乾棗
(ほしなつめ)や大棗(たいそう)という
名前が出ていることからわかるように
すでに生薬としても使われていました。

 

 

 

サクサクとした食感

「ナツメ」は低木から、10メートルほどになる木まで
あり、5月から7月にかけて淡い黄色の小さな花を葉の
脇に数個ずつつけ、8月中旬頃から10月あたりで収穫。

 

果実は楕円形で2センチから4センチほど。
最初は淡い緑色をしていますが
熟すにしたがって暗い赤になります。

 

生でも食べると、サクサクとしたリンゴかナシのような
食感で、ほんのりとした酸味とともに甘みがあるそう。
その感じは、ドライフルーツになっても
うっすらと感じられました。

 

 

natume04m生のナツメの実

 

 

 

漢方薬では大棗(タイソウ)

今回ネットで購入した「ナツメ」は、お砂糖が
加えてあるものですが、漢方薬で使われる
干しナツメにはお砂糖は使われていません。

 

中国や韓国では古くから、干しナツメの効果が
発見されて、大棗(タイソウ)と呼ばれる
漢方薬として薬膳料理に使われています。
効果としては強壮、鎮痛、補血、利尿。

 

韓国料理のサムゲタンにも入っている大棗(タイソウ)
は4、5日天日干しにして表面にシワが入ったら
15〜20分ほど蒸し、その後、再び天日干しを
数日して乾燥したら出来上がり。

 

漢方薬などというと作り方が大変なのかと
思いましたが意外と簡単に作れるようですね。
こうして干したナツメは、生よりも
甘みが強くなるということです。

 

 

161025natsume漢方でない方の「ナツメ」中国産

 

 

 

プルーンよりすごい?

鉄分といいますとプルーンが有名ですが
100グラム当たりの含有量を見ると、プルーンが
1.0ミリグラムであるのに対して、乾燥ナツメは
1.5ミリグラムとかなり多く含まれています。

 

ナツメに含まれる葉酸は「増血のビタミン」
と呼ばれる水溶性ビタミンの一種で
ビタミンB12とともに赤血球を作ります。

 

葉酸はプルーンが3μg(100グラム当たり)
レーズンには9μg含まれていますが
ナツメは140μgと桁違いに多く含まれています。

 

 

130210purunドライプルーン

 

 

 

パントテン酸

炎症を起こした場所に発生する過剰な活性酸素を
除去するサポニンなどの抗酸化物質、パントテン酸
(水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB5とも
呼ばれる)も多く含みます。

 

パントテン酸は副腎皮質ホルモンの合成を
助け、不足するとアトピーや、喘息、花粉症、
アレルギー性鼻炎などの症状の原因ともいわれます。

 

パントテン酸は食品から摂取する以外には、腸内細菌
でも合成されるものですが、腸内フローラが乱れて
いたり、アルコールやコーヒーをよく飲む人は、不足
がちですのでナツメを意識してとるといいですね。

 

(私は花粉症意以外、全部当てはまるり、コーヒー
もよく飲むので、ナツメを食べます!)

 

 

150527rosenthalmatekiアルコールやコーヒーを飲む人にもナツメはおすすめ

 

 

 

睡眠誘導、副作用の緩和

その他、オレアミド(オレイン酸アミド)という睡眠を
誘導すると考えられている成分も含まれているそうです
ので、不眠症や精神安定にもよい影響を与えそうです。

 

また、漢方の考え方としては、ナツメと生姜と組み合わせ
ることにより、副作用の緩和にも効果を発揮するそうです。

 

中国に古くから伝えでは、中高年女性の
様々な悩みを和らげる和漢として
ナツメ、生姜、桂皮(シナモン)があります。

 

特にナツメは「ナツメを1日に3粒食べると
若々しくいられる」という言葉も中国にはあり
楊貴妃も欠かさず食べていたとか。

 

 

161022natumeyasiナツメヤシ(デーツ)

 

 

 

「ナツメ」と「ナツメヤシ」の違い

         ナツメ          ナツメヤシ
  ______________________________

分類    クロウメモドキ科ナツメ属    ヤシ科ナツメヤシ属
        落葉広葉樹         常緑高木

和名       ナツメ(棗)       ナツメヤシ(棗椰子)

英名     Jujube, Chinese date     Date Palm, Medjool

原産地  南ヨーロッパかアジア西南部 北アフリカからペルシャ湾沿岸

産出国          中国         エジプト、イラン、
                       サウジアラビア等

開花         5月〜7月          3月〜5月

収穫時期      8月中旬〜10月        10月〜12月

実の大きさ      2〜4センチ         3〜7センチ

味の特徴       サッパリ系        ねっとりした甘み

 

 

161025natsume               ナツメ

 

 

 

栄養成分

             ナツメ          ナツメヤシ
熱量(kcal)        287           281
脂質 (g)          2            0.4
ナトリウム(mg)        3            2
カリウム(mg)        810              656
炭水化物(g)        71             75
タンパク質(g)        3.9             2.5
ビタミンC(mg)       1            0.4
カルシウム(mg)      65             39
鉄(mg)          1.5              1
マグネシウム(mg)     39             43

 

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