「和種ハッカ」と「ペパーミント」と「スペアミント」

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「ハッカ」 =「ミント(Mint)」

ハッカやミントや、ペパーミントなど、言葉と
してはお馴染みのものですが、それぞれの違い
は何なのでしょう?

 

ハッカ「薄荷」は世界中で栽培されるハーブ
ですが、「ミント(Mint)」というのはハッカ
の英語ですので、ミントとハッカは同じ意味。

 

英語では「Mint(ミント)」ですが、
ドイツでは「Minze」、
フランス「Menthe」、
オランダは「Munt」、
イタリアやスペインなどでは「Mentha(メンタ)」、
ラテン語「Mentha(メンタ)」、
中国でも「薄荷」と書きますが、読み方は日本と
異なり「ボーフォァ」と言うそうです。

 

 

ハッカ脳(メントールクリスタル)

 

 

この「ミント」および学名・メンタは、
ギリシャ神話に登場するニンフの
「Menthe(メンテー)」に由来しています。

 

ハッカは紀元前からエジプト、ギリシャ、
インドなどで使用されていました。

 

日本では7世紀位から記録がありますが、
実際に使われだしたのは江戸時代から
ということです。

 

 

こちらは「セイヨウヤマハッカ」とも
いわれる「レモンバーム(メリッサ)」
やはりシソ科ですので葉が似ています

 

 

 

「スペアミント」や「ペパーミント」は洋ハッカ

ただ、「ミント」といっても「スペアミント」や
「ペパーミント」など、ガムや歯磨き粉に入って
いるものもありますが、これらは洋種ハッカです。

 

つまり日本のハッカ「和ハッカ」といわれるものも
洋種ハッカである「ペパーミント」も「スペア
ミント」も、大きな括りでは同じハッカなわけです。

 

これらは全てシソ科の植物ですので
葉っぱは、シソの葉fとよく似ていますね。

 

 

これはシソですが、ハッカはシソ科の植物です

 

 

 

スースー成分はメントール

ハッカといえばスースーするというのが
特徴ですが、このスースーは、ハッカ草に
含まれる「ハッカ油」という精油によります。

 

ハッカ油の含有量は、品種によって異なりますが
最も多く含まれているのは「和種ハッカ」です。
とはいえ含有量は1〜2%ですが。

 

ハッカ油の主成分は「メントール」、「カルボン」
で、その他100種類以上の成分を含みます。

 

これらの主成分の種類や含有量により
ハッカは大きく3種類に分けられます。

 

         メントール含有量
1 和ハッカ      65〜85%
2 ペパーミント    50〜60%
3 スペアミント      0(主成分はカルボン)

 

 

和ハッカ(ニホンハッカ)

 

 

 

1 和種ハッカ(apanesemint)

 学名 Mentha arvensis L.
 主成分 L(-)Menthol
 主原産地 インド、北米、ブラジル、
      ヨーロッパ、日本

 

和種ハッカには、「ハッカ脳」と呼ばれる主成分が
65〜85%と、ハッカ草の中では最も多く含まれます。

 

 

「ハッカ脳(メンソールクリスタル)」

 

 

本来、和種ハッカにはペパーミントに含まれて
いるメントフランは含まれていないのですが、
各国の新種改良により、メントフランを含む
ものもできているということです。

 

ペパーミントの精油と比べると、和ハッカは鋭く
甘さがない、すっきりとした香りが特徴です。

 

洋種のハッカが、オイルを加工品の原料として使う
のに対し、和種ハッカは主としてハッカ脳を析出
するのが目的でしたが、メントールを多く含むため
副産物としてのハッカ油も生成することができます。

 

和種ハッカ油は、常温放置でも(特に10度以下)
結晶化しやすい性質をもちます。

 

 

ペパーミント

 

 

 

2 ペパーミント(Peppermint)

 学名 Mentha piperita L.
 主成分 L(-)Menthol
 主原産地 アメリカ、インド、
 地中海沿岸、ヨーロッパ、ロシア

 

ペパーミントは「スペアミント」と「ウォーター
ミント」の交配によってできたといわれています。

 

 スペアミント  ウォーターミント
   |         |
     ーーーーーーーーーー
        |
      ペパーミント

 

「ペパーミント(Peppermint)」の
「ペパー(pepper)」は胡椒のこと。
刺激のある風味が胡椒に似ているからだそうです。

 

 

ゴーダブラックペッパー
(黒胡椒の入ったゴーダチーズ)

 

 

主成分の「L(-)Menthol(エル  メントール)」
の含有量は  50〜60%  と和ハッカより低め
です(35〜45%とする説もあります)。

 

ヨーロッパ、アラビアでは、葉を摘み取って乾燥
させたものをハーブ(薬草)やとして使用したり、
花を枝ごと水蒸気蒸留して精油を抽出して香料
として利用されてきました。

 

 

スペアミント

 

 

 

3 スペアミント(Spearmint)

 学名 Mentha spicata L.
 主成分 L‐Carvone
 主原産地 アメリカ・インド
 ・ヨーロッパ・ロシア

 

お料理に使うのはスペアミント

ヨーロッパやアメリカで、お料理に使う
ミントはといえば、このスペアミント。
繁殖力の高さでも有名です。

 

スペアミントは、オランダハッカ
ともいわれます。

 

「スペアミント(spearmint)」の「スペア
(spear)」とは、「槍(やり)」の意味で
先のとがった葉を槍に見立てた命名。

 

 

槍の写真がないので、オクラで……

 

 

「スペアミント」は別名「ラムミント」とも
呼ばれ、イギリスのラム料理にはスペアミント
を使ったミントソースがつきものです。

 

ミントソースの作り方は、ミントをみじん
切りにし、お酢に砂糖を溶かし、ミントを
加えてミキサーにかけて作ります。

 

日本人の感想は、「超美味しい!」
と「……」に分かれるようです。
材料を見るとちょっとアレですよね。

 

 

 

 

 

メントールの含有量は「0」

日本でスペアミントは、19世紀の初めにオランダ船
から伝えられ「オランダハッカ(ちりめんハッカ、
緑ハッカ)」と呼ばれましたが、特異な香りが
好まれず定着はしませんでした。

 

日本人は一般的にメントールを好むといわれますが
スペアミントの主成分は「カルボン」、苦味成分の
「プレゴン」などで、メントールの含有量がゼロ
だったためと思われます。

 

 

 

 

 

脱毛抑制効果も?

このスペアミント、最近は脱毛抑制
効果があることがわかりました。

 

ペパーミントがもつ、抗男性ホルモン作用が
男性型脱毛症の発症を抑える効果が期待できるとか。
(ということは女性の脱毛には効かないのかな?)

 

これを発見したのは毛髪クリニックのリーブ21で
2018年の3月に、日本薬学会で発表されました。
        (参照/「北見ハッカ通商」)

 

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