花粉症 イネ科「ブタクサ」

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「ブタクサ(豚草)」

日本ではじめて花粉症症例が報告
されたのは、スギやヒノキではなく
1960年のブタクサ花粉症でした。

 

アメリカでは、全人口の5〜15%が
ブタクサ花粉症との統計もあります。

 

日本ではスギ、ヒノキに次いで花粉症
の原因となる植物で、学名は「Ambrosia
artemisiifolia」、雌雄同株の風媒花。

 

ブタクサの名前は、英語の通称名
「ホッグウィード(hogweed)」の
「hog(ブタ)」と「weed(雑草)」
からきています。

 

 

 

 

 

韓国では輸入禁止植物、日本は要注意外来生物

北アメリカ原産で、明治初期に日本に
入り、昭和初期に全国に広がりました。

 

シラカンバとは反対にブタクサは
北海道にはない、ある説とありますが
いずれにせよ多くはないのでしょう。

 

小児喘息の原因植物ともいわれ
韓国では輸入禁止植物だそう。
日本では、外来生物法により、要
注意外来生物に指定されています。

 

 

 

 

 

オオブタクサ(大豚草・クワモドキ)

ブタクサの大きいバージョンで、背丈は
50cm〜3mにも達するという、オオブタ
クサも花粉症の原因となる植物です。

 

葉が桑に似ているため、クワモドキとも
いいますが、ブタクサ同様、北アメリカ
原産で、日本に入ってきたのは1952年。

 

アメリカから輸入したダイズに付着
していた、オオブタクサの種子が
お豆腐屋さんなどで廃棄された際に
発芽したもの、と考えられています。

 

 

 

 

 

花粉サイズが小さいのが特徴

ブタクサの丈は1m〜2mで、夏の終わり
から秋にかけて、2mmほどの小さな
黄色の花が細長く連なり穂を作ります。

 

ブタクサ花粉の特徴は、サイズの小ささ。
スギ花粉の大きさですと、鼻に侵入しても
鼻毛などに捕まって奥へ行けないことが
ほとんど。

 

ところが小さなブタクサ花粉は
鼻をすり抜けて、気管支まで侵入
することが可能なのです。

 

 

ブタクサ
(写真/「金沢動物園」)

 

 

粘膜を刺激して咳などを引き起こ
し、喘息の原因にともなります。
またすでに喘息の人は、症状
が悪化することもあります。

 

 

 

ブタクサ花粉症の症状

主な症状は、他の花粉症と同様、くしゃみ、
鼻水、鼻づまりで、花粉皮膚炎による
肌荒れをおこすこともあります。

 

目や鼻、ノドのかゆみ、また咳が出や
すい特徴から風邪と間違えることも。

 

風邪の場合は熱があっても1週間ほどで
治りますが、熱がなく長引いているような
場合はブタクサ花粉症の可能性もあります。

 

 

 

 

ブタクサ花粉症の人の口腔アレルギー
が出る食物は、メロンやスイカなどの
ウリ科の果物ですので注意が必要です。

 

(口腔アレルギー症候群・OAS
    (oral allergy syndrome)
 果物や野菜を食べた時に、数分
 以内に唇や舌、口の中やノドに
 刺激、かゆみ、しびれがでる症状

 原因は、花粉症の原因物質と似た物質
 物質が含まれている食物に対しても
 反応してしまうからといわれている)

 

 




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