六本木ヒルズのスーパー「Food Magazine」→「リンコス」 

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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リンコスはマルエツ系列のお店

「リンコス」六本木ヒルズ店で買った
ミニクロワッサンです。

 

今回のお買い物時に初めて知ったのですが
「リンコス」というのは「マルエツ」と
同じ系列のお店だそうですね。

 

赤坂駅前のには「マルエツプチ」赤坂店
がありますので、違う系列のお店の方が
嬉しいことは嬉しいのですが。
扱っている品物が違うと思いますので。

 

 

「ミニクロワッサン」リンコス六本木ヒルズ店

 

 

 

リンコスとは

「Linkage Commutative Store」

六本木ヒルズのスーパーマーケットは
以前は「Food Magazine」というお店でしたが
2011年の12月に現在の「リンコス」に変わりました。

 

「リンコス(LINCOS)」というお店の名前は
Linkage Commutative Store」の頭文字だそう。

 

「地域の方々やお客様と従業員が店舗を
通じて、
双方向の高品質な情報やサービス
の提供を行い、
コミュニケーションの輪で
つながり、お客様の、
よりよい食生活実現
のための、お手伝いをしていこう」

 

という意味だそうです。

 

 

こちらはピエール・ガニョールの
「クロワッサン」

 

 

 

リンコスの前の「Food Magazine」

この六本木ヒルズに以前あったお店
「Food Magazine」は、出来た当初はちょっと
高級スーパーという位置づけだったそうです。

 

それがだんだんそうではなく
なってきてしまったとのことでした。
どういう意味なのかはよくわかりませんが。

 

そしてその後に出来た現在の「リンコス」六本木店
は「マルエツ」の、少々高級版ということだそう
ですが、私はまだそのあたりは実感していません。

 

 

リンコス六本木ヒルズ店「ミニクロワッサン」

 

 

私は前の「Food Magazine」が結構好き
でしたので、なくなってしまってかなり残念。

 

お値段も高級スーパーというほど敷居が
高くなかったような気もしましたし。

 

 

 

マルエツが作っているクロワッサン

以前、「リンコス」六本木ヒルズ店では、蒜山
ジャージランドのパンを買ったことがありました。

 

 


蒜山ジャージーランド「オレンジクロワッサン」
この形のクロワッサンは珍しいですね

 

 

今日のミニクロワッサンも、その近くに
あったもので、蒜山ジャージランドの
製品かと思ったのですが違ったよう。

 

株式会社マルエツが作っているクロワッサンでした。
「マルエツ」ってパンも作っているのですね。

 

「マルエツプチ」赤坂店には、マルエツが作って
いるパンは見たことがないような気もしますが。

 

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「ママン(MAMAN)」ルイーズ・ブルジョワ 六本木ヒルズの「蜘蛛」

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六本木ヒルズの「蜘蛛(ママン)」ルイーズ・ブルジョワ 

昨日は、六本木「クローバー」の閉店という
悲しいお知らせとともに六本木ヒルズの
「雲」を御覧に入れました。

 

今日も六本木ヒルズの「くも」ですが
今日の「くも」は、「雲」ではなくて「蜘蛛」。

 

とっても大きいでしょう?
高さは9メートルもあるそうです。
一緒に写っている人間と比べると
その大きさがおわかりになるかと。

 

 

140416roppongikillskumoルイーズ・ブルジョワ「蜘蛛」
六本木ヒルズ建物と重なってちょっと
見づらいのですが、ほぼ中央にあります

 

 

 

生き延びるために作品を作る

これはルイーズ・ブルジョワという、バリで
生まれてアメリカへ渡った彫刻家の作品です。

 

「なぜ彫刻家になったのですか?」
との質問に、彼女はこう答えています。

 

「そうしないと切り抜けられなかった。
家族が求めるあらゆる感情的な生活から
抜け出したいと思ってね。
生き延びるためにはそれしかなかった」

 

 

 

 

(ドキュメンタリー映画
『CHERE LOUSE〜親愛なるルイーズ』
監督:ブリジット・コルナン、1995年製作より)

 

六本木ヒルズにあるこの巨大な蜘蛛は2002年に
作られた作品で「ママン(MAMAN)」という
タイトルがついています。
この蜘蛛は母への愛情を意識したものだそうです。

 

次の写真はサンフランシスコ近代美術館
にあるルイーズ・ブルジョワの作品で
タイトルは「The Nest(巣)」。

 

 

 

LouiseBourgeois_TheNest_SFMOMA-300x200(写真/「Kenjiyokoo.com.blog」)

 

 

 

こちらは 蜘蛛が何重にも重なっていていますね。
これも子どもを守っている母蜘蛛。

 

「家族が求めるあらゆる感情から抜け出したい」
「生き延びるために」彫刻家になったという
ルイーズ・ブルジョワ。

 

大好きな蜘蛛を素材として、母を表現した
彼女の背景には一体、どのような
家族があったのでしょうか?

 

 

 

guggennhaimuグッゲンハイムの『ママン』

 

 

 

「この世はいかに男尊女卑か……」

ルイーズ・ブルジョワは
1911年12月25日、パリ生まれ。
翌年の1912年は、タイタニック号が
沈没した年でもあります。

 

ルイーズが3歳のとき第一次大戦
が勃発し、父は従軍します。

 

父が帰ってきて10年間ほど、父の愛人が
彼女の家に同居し、彼女を含めた3人の
きょうだいの家庭教師をしていました。

 

 

 

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一見、平和な家庭に見えながら
完全に崩壊していた家族。

 

感情を爆発させる暴君で
あった父と、耐え続ける母。

 

「この世がいかに男尊女卑であるか」
(前出ドキュメンタリー映画より)
とつぶやく彼女の嘆き。

 

 

 

 

蚊が嫌いだったルイーズ・ブルジョワは
その蚊を捕まえる蜘蛛を好んだようです。

 

「蜘蛛はとても忍耐強い生き物。
蚊を捕まえるために何時間でも待っている」

 

忍耐強く待っている蜘蛛に
ルイーズ・ブルジョワは、耐え続ける母
を重ねて見ていたのでしょう。

 

その母親は、彼女が21歳の時に亡くなっています。
耐えることだけで終わってしまった母親の
少々早過ぎる死は、彼女の母への様々思いを
一層強くしたのではないかとも思えます。

 

 

 

300px-NGC_Mamanカナダ国立美術館の『ママン』

 

 

 

70歳を過ぎての再評価

最初はソルボンヌ大学で数学を専攻して
いたルイーズ・ブルジョワですが
卒業後は美術学校へ通うようになりました。

 

そして1938年にはアメリカの美術史家
ロバート・ゴールドウォーターと
結婚してニューヨークに移ります。

 

最初の個展は1945年、ルイーズ・ブルジョワ
が34歳の時。
その頃、ル・コルビジュ、ジョアン・ミロ、
マルセル・デュシャンらと出会います。

 

 

louisebourge2s ルイーズ・ブルジョワ

 

 

彼女は、養子、実子と3人の子を育てましたが
1973年、62歳の時に夫、ルイが死去。

 

彼女が再評価されたのは、1982年のことで
ニューヨーク近代美術館で大規模な個展が開催
された、70歳を過ぎてのことだったといいます。

 

90歳を過ぎても彼女は精力的に作品を作り続け
あと一年半で100歳を迎えるという
2010年の5月31日に98歳で亡くなりました。

 

 

140416kumoroppongi六本木ヒルズの蜘蛛「ママン(MAMAN)」
ルイーズ・ブルジョワ

 

 

この巨大な蜘蛛『ママン』ですが
こうして真下から見ますと、お腹のあたりが
ネットのようになっています。

 

そのネット状の中には、大理石で
出来た卵がいくつも入っているよう。

 

ルイーズ・ブルジョワの作品は、この
『ママン』に限らず、不安や悲しみを感じさせる
ものでもありますが、と同時に幸せな家族への
憧れや、愛情と希望を託してもいるのです。

 

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六本木クローバー閉店(涙)

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六本木「クローバー」閉店……

灯台下暗しではありませんが
「あぷりのお茶会」は赤坂
・麻布・六本木といいながら
六本木の「クローバー」を
まだ紹介していませんでした。

 

昨年の終わりに、来年こそは
六本木の「アマンド」や
「クローバー」を紹介しまし
ょう、と書いたのですが。

 

などと思っているうちに
時は既に桜の季節になって
いた4月初めのこと。

 

 

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麻布に行く途中に、六本木
の「クローバー」に寄ろうと
思って出かけたのですが、
気がつくと、既に六本木ヒルズ。

 

通り過ぎちゃったのかな?、
と思い1週間後に、今日こそ
六本木の「クローバー」に
行こうと決めて歩き始めました。

 

いつものようにあちらこちらを
見ずに、六本木「クローバー」
がある通りを、しっかりと見な
がらね。

 

 

 

 

ところが、あるはずの場所に
近づいてみると、そこには
コンビニがあるだけでした。

 

ビルの名前を確かめますと
「クローバーピル」、嫌な
予感がします。
まさか、まさか、そんなこと
はことはないよね?

 

少々の胸騒ぎを感じながら
訝しげに歩き続けると、
その日も六本木ヒルズについて
しまい結局、六本木「クロー
バー」はありませんでした。

 

 

 

 

 

不安が的中

家に帰って調べてみますと
ガ〜ァァァン!
やっぱり、そのまさかでした。

 

六本木「クローバー」のサイト
には閉店のお知らせが……。

 

そういえば、六本木「クローバ
ー」によるつもりで、いつの間
にか通り過ぎていたと感じたこ
とは、桜の季節以前にも
2.3度あったのです。

 

 

 

 

その時は、いつものようにうっ
かり通り過ぎたと思っていて
あまり深く考えなかったのが
悔やまれます。

 

 

 

1936年に六本木に誕生

「クローバー」洋菓子店が六本木
に喫茶室をつくったのは昭和11年
のことだったそうです。
この写真は、昭和30年代の六本木
「クローバー」。

 

 

clover

昭和30年代の六本木「クローバー」
(写真/「Patisserie  CLOVER」)

 

 

その後、昭和48年に
「クローバービル」が完成し
「六本木クローバー」として
親しまれてきました。

 

 

 

 六本木「クローバー」からの悲しいお知らせ

「この度、店舗設備の老朽化や
周辺環境の変化を鑑み、
一旦閉店
させて頂くことといたしました。
長い間のご愛顧に心より厚く御礼
申し上げますと共に、
またこの
六本木で皆様とお会いできる日を
楽しみにしております。
          株式会社クローバー 」
   (「Patisserie  CLOVER 六本木本店」)

 

 

roppongiclover

 

 

 

「クローバー」六本木本店閉店

先日は、麻布十番のリタティーノの
「閉店お知らせ」
の写真を「あぷ
りのお茶会」に載せたばかりだと
いうのに、今日は六本木「クロー
バー」の閉店のお知らせをしなく
てはならないとは……。

 

しかも、今回は数年前に新たにで
きたお店ではなく、老舗も老舗、
六本木といったら「クローバー」
でしょう!、というようなお店で
すよね。

 

唯一の救いといえば「一旦、閉店
させて頂きます」の、「一旦」と
いう言葉ではあります。

 

 

 

 

ですが、一旦閉店した後、どこ
どこでいつできます、という具
体的な表現が一切ないことが
不安をかきたてます。

 

「またこの六本木で皆様とお会
いできる日」と書いてあります
ので、この場所ではない六本木
のどこかに移転オープンする
ということなのでしょうか?

 

いずれにせよ、本決まりではな
いニュアンスが漂っているよう
にも感じられますし。

 

 

141015ringoshuyou

 

 

 

六本木「クローバー」は2009年から「ヨックモック」に統合

また、昨年末からオンラインシ
ョップが「ヨックモック」と
統合されたとも書いてあります。
よく読んでみましたら、

 

「創業78年の歴史と伝統を継承
しつつ2009年8月にヨックモッ
クグループの一翼を担って新た
に生まれ変わりました」
とありました。

 

すでに2009年に!
そうだったんですね、それで閉
店のお知らせに具体的な場所等
が書かれていなかったことも
理解できます。

 

 

IMG_clover_cakeチーズケーキ(写真/「Patisserie  CLOVER」)

 

 

私は「ヨックモック」も大好き
ですので、そちらと統合という
のがせめてもといえばそうでは
あるのですが、やっぱり寂しい……。

 

 

 

チーズケーキを日本で最初に販売した六本木「クローバー」

今回、六本木「クローバー」の
サイトを見て初めて知ったこと
なのですが、チーズケーキを日
本で最初に作ったのは、六本木
「クローバー」だったそうです。

 

1950年代の後半、当時の社長が
ヨーロッパやアメリカの市場視
察に行った時に、朝食で出たチ
ーズを見て、これをスイーツの
素材として取り入れたい、と
思ったのだとか。

 

 

 

 

帰国後、パティシエ達が3年の
月日をかけてつくりあげたのが
1963年発売の「カッテージ
チーズケーキ」でした。

 

 

その後、1960年代後半に入ると
他の洋菓子店でもチーズケーキ
を作るようになりましたが
六本木「クローバー」が先駆け
だったのですね。

 

 

 

ブルーチーズケーキ事件

また現在は休止中ですが、私も
大好きなブルーチーズ使った
「ブルーチーズスフレ」なるも
のも人気商品だったようです。

 

 

 

 

チーズといってもブルーチーズ
をお料理ではなく、ケーキに使
うとは、やはり六本木「クロー
バー」は魁ですね。

 

とはいってもこの「ブルーチー
ズスフレ」を発売する前の試食
会では、まだブルーチーズが一
般的ではなかったための、ハプ
ニングもあったとか。

 

 

試食会では説明をする前に、すで
に皆さんがブルーチーズ入りの
スフレを食べ始めてしまいました。

 

 

 

 

おいしいと言いながらブルーチ
ーズスフレを口にしていたもの
の、中にカビが入っているのを
見て怒号が飛んだといいます。

 

たしかにケーキの中の「カビ
」は驚いて当然ですがね。

 

しかし、みなさんによく説明を
し、1か月後にようやく販売に
こぎつけた、というブルーチー
ズ事件なるものもあったという
ことでした。

 

 

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ブルーチーズスフレ
(写真/「Patisserie  CLOVER」)

 

 

 

新しい六本木「クローバー」、待ってます〜!

私は、正直にいいますと六本木
という土地は、赤坂や麻布ほど
大好きというわけではありません。

 

ですが「クローバー」は、やは
り何といっても六本木にあって
ほしいと勝手ではありますが
思います。

 

六本木「クローバー」様、
出来るだけ早く、六本木の地に
新しい「クローバー」を作って
くださいな!

 

どうか、この願いが一日も早く
叶いますように……。

 

 

140416roppongihiruzukumo

六本木「クローバー」を探している時に見た一直線の雲
右下に写っているのは「六本木ヒルズ」

 

 

 

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