「キットカット」の名前の変遷 日本は「キットカット」世界2位の消費国 

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140919kittokatto

 

 

九州の方言から?

「キットカット」は日本では受験の時
にも人気のお菓子ですね。
これについては「ネスレ」のサイトでは、

 

九州の方言で「きっと勝つどぉ(きっと勝つよ)」
が「キットカット」という言葉に似ていることから
九州を中心に受験生の間で生まれ、2002年頃から
受験生の間に口コミで広まった、

 

というような説明があります。
私自身はもっと前から、すでに大昔の
私の受験時代から、そのように囁かれていた
ような気もするのですがいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

イギリス生まれの「キットカット」

この「キットカット」の本家といえば
もちろんイギリスですが、現在はイギリス以外
の多くの国でも作られているよう。

 

次の写真は以前、シアトル在住のみぎぃさんに
送っていただいた「キットカット」たちです。

 

左の赤い四角形の大きいものがアメリカの
「キットカット」で、その右にあるの細長い2つの
ものはイギリス、下の緑色の細長いものは
ブルガリアの「キットカット」なんですって。

 

 

blog_import_515364c4f19a211赤い四角形(アメリカ)       細長い赤(イギリス)
細長いオレンジの模様付き(イギリス)
緑りの細長(ブルガリア)

 

 

送ってくれたみぎぃさんの美味しさの順位
というと、一番美味しいのは日本、
次がイギリスだとのことでした。

 

それを聞いた時に私は、同じキットカットなのに
味が違うの?、と不思議に思っていたものでしたが
今回いただいてみてようやく納得、謎が解けました。

 

 

 

「キットカット」はミートパイの名前だった?

今やイギリスのみならず、多くの国で作られている
「キットカット」ですが一体、いつ誕生したのでしょう?

 

「キットカット(Kit Kat)」という名前そのものは
すでに18世紀にはイギリスに存在してしていました。

 

とはいっても当時の「キットカット」は現在の
ようなチョコレート菓子ではなく「ミートパイ」。

 

 

当然のことながら、当時の写真ではありませんが

 

 

ロンドンのクリストファー・カット(Christopher Catt)
が経営していたレストランで出していた羊肉のパイの
名前が「キットカット」。
もちろんこれは彼の名からきています。

 

「クリストファー」という人名の当時の愛称は
「キット」だったということですから
「キットカット」といったら、まんま彼の名ですよね。

 

有名な羊肉のパイ「キットカット」がでるレストラン
で社会をよりよくするための政治的、文学的な会合
が開かれましたが、そのクラブの名前も
「キットカットクラブ(Kit  Kat  Club」でした。

 

1911年には、ヨークにあったお菓子製造のロントリー社
(Rowntree’s)が、「キットカット」を登録商標し、
1920年代に「キットカット」の名前のついたお菓子を
発売したものの、1930年代初頭には生産中止。

 

 

blog_import_515363452f412-11こちらは日本で購入した「ラズベリーキットカット」
私個人の感想としては、香りがちょっと強すぎるかな

 

 

 

社員の提案から生まれた「キットカット」

というように「キットカット」は、実態よりも
先にまず、名前が誕生していました。

 

その名にふさわしい私達にお馴染みの
「キットカット」というお菓子が生まれたのは
1935年のことでした。

 

登録商標を持っていたロントリー社の
提案箱に寄せられた社員の提案が
もとになってできたということです。

 

その提案というのはこのようなものでした。
「男性がランチバックに入れて
職場に持っていくことができるような
チョコレートーバーを作ってみては?」

 

 

140919rosenthalbourukitkatこちらはミニタイプの「キットカット」
色々な種類がありすぎて、全部を試すことはできないほど

 

 

 

「ロントリーズ」から「キットカット」へ

かくして1935年8月29日に、現在お馴染みの
「キットカット」の前身が生まれます。

 

ですが、誕生した時は「キットカット」という名前
ではなく「ロントリーズ・チョコレート・クリスプ
((Rowntree’s Chocolate Crisp))」という名でした。

 

まあ何とも現在の「キットカット」になるまでに
名前と実態がなかなか一致しない「キットカット」では
ありますが、「ロントリーズ・チョコレート・クリスプ」
はロンドンとイングランドの南部一帯で発売されました。

 

 

 

 

「ロントリーズ・チョコレート・クリスプ」は大ヒット。
その2年後の1937年5月、大ヒットを受けお菓子の名前を
より覚えやすいよう「キットカット・チョコレート・
クリスプ(Kit Kat Chocolate Crisp)」に改名。

 

と同時に「キットカット」という名前に、
「ブレイク(Break、休憩)」を組み合わせた
大々的な宣言が始まりました。

 

「ブレイク(休憩)してバーを割って食べよう」という
現在にも続いているこのコンセプトが生まれたのです。

 

 

 

 

 

 戦時中、赤  →  青に変わった「キットカット」

ところが1942年、原材料の一つである牛乳が手に入らない
ため、ロントリー社は「キットカット・チョコレート・
クリスプ」のレシピの大幅な変更を余儀なくされます。

 

1942年といえば第二次大戦真っ最中
原料の調達ができなかったのです。

 

今までの製品とは異なったお菓子となってしまった
「キットカット・チョコレート・クリスプ」の名から
「チョコレート・クリスプ」の文字をとり、

 

「キットカット」だけを残した上に
パッケージも赤から青い色に変更。
味も「ダーク」と呼ばれるものになりました。
ロントリー社は、次のような説明書をつけたといいます。

 

 

senjityukitkat香港海防博物館に展示されている戦時中に発売された
青い「キットカット」(写真/Wikipedia)

 

 

 

青ざめた悲しげな「キットカット」

「平和な時代に楽しんでいただいていたチョコレート
クリスプは
牛乳不足のため作ることができなくなりました。
この『キットカット』は、現在我々が提供できる、
最大限
味を近づけたレシピで作られた製品です」

 

ブルーは大好きな色ではありますが、そうと知って
見るからでしょうか、何とも青ざめて寂しげな
「キットカット」ではあります。

 

そして1949年、戦後になり「ダーク」味から
「ミルク」味の赤いパッケージが再び戻ってきました
が、「キットカット」という名称はそのまま
使われることになったのです。

 

 

 

抹茶味の「キットカット」

 

 

 

日本上陸は1973年

赤い「キットカット」が戻ってきてから約10年後、
「Have a break, have a Kit Kat.」という今に続く
コピーが1958年に誕生に、イギリスのTVで
大キャンペーンが打たれました。

 

そして1973年「キットカット」は日本にも上陸。
イギリスのロントリー・マッキントッシュ社と
提携した不二家から発売されることになりました。

 

その後、ロントリー・マッキントッシュがネスレに
吸収され、1989年にネスレと不二家の合弁企業
「ネスレマッキントッシュ」設立、

 

後に「ネスレコンフェクショナリー」に社名を
変更後、2010年にネスレ日本に吸収されています。
(なんともめまぐるしい!)

 

 

kitkatiroiro1左/イギリス「Pop Choc」
中/アメリカの普通サイズ
右/アメリカ「Big kat」

 

 

 

 現在、日本は世界第二位の消費国に

「キットカット」が日本に入ったのはそれほど早くは
なかったものの、現在では、「キットカット」の
本国であるイギリスの次、世界第二位の
「キットカット」消費国だそうです。

 

日本では、ホワイトチョコ、宇治抹茶、ほうじ茶、
さくら風味、ラムネ、わさび、アップルビネガー、
ずんだ、夕張メロン、マンゴー,巨峰、ヨールグ等々、
100種類以上ものキットカットが発売されているとか!

 

2010年の8月30日には、37年ぶりに
ウエハースが今まで以上にサクサクする
よう食感を改良させたということです。

 

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「杏仁霜」の英語表記は「アーモンドパウダー」??  ゼリー杏仁「アラボンヌー」

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150924arabonnu

 

 

上は果物、下は杏仁

「アラボンヌー」の「ゼリー杏仁」。
実はこの写真、かなり前に買ったもので
「アラボンヌー」は季節毎に違うケーキが出て
きますので、現在これはないかもしれません。

 

今日のケーキを買ったのは、季節的にはちょうど
今と反対の夏付近に買ったように記憶しています。

 

次の写真のように、雨で正面に見えるプルデンシャル
タワーが霞む日が続き、何ともぼやけた写真しか
撮ることができなかった頃でした。

 

「ゼリー杏仁」の上部は、果物の涼しげなゼリー、
下は杏仁ゼリー。

 

一番上にのっている赤いものは
何だったか忘れてしまったのですが
クコ(枸杞)の実でしょうね、杏仁ですので。

 

 

150923zerianninアラボンヌー「ゼリー杏仁」
靄でぼやけた日に、ぼやけた写真でごめんなさい

 

 

 

漢方薬で使用する時は「きょうにん」

ところでこのケーキの名前は「ゼリー杏仁」ですが
「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」の「杏仁」ですね。

 

お菓子として「杏仁」を使う場合は「あんにん」と
呼びますが、漢方薬で薬として使用する時は
「きょうにん」といい、苦味が強い「苦杏仁
(くきょうにん、Prunus maximowiczii)」が使われます。

 

それに対して杏仁豆腐等に使われるものを
「甜杏仁(てんきょうにん)」ともいいます。

 

今ではデザートの定番の杏仁豆腐も
本来は薬膳料理の一種でした。

 

苦味が強い「苦杏仁(くきょうにん)」に
甘みを加えなめらかにして、食べやすくと
考えられたのが、現在の杏仁豆腐だったのです。

 

 

杏仁豆腐

 

 

 

すでに3世紀からお薬だった「杏仁」

漢方薬としての杏仁は、すでに3世紀
三国時代に編集された最も古い漢方薬書
である『傷寒論』にも登場しているお薬。

 

肺と腸を潤す働きがあるといわれ、喘息や咳止めに、
またタネに含まれる油分が整腸作用をもつことから
便秘を解消する働きもあるといわれています。

 

「毒のある薬味」ともいわれる杏仁は、使う分量を
慎重に決めるようにともいわれる薬ですが
その理由は、アーモンドやビワの葉にも含まれる
アミダグリンという成分を含むから。

 

 

 

 

 

アミダグリンを含みますが……

アミダグリンそのものには毒性はありませんが
エルムシンという酵素により加水分解される、
ベンズアルデヒドとシアン化水素を発生します。

 

(青酸、猛毒ですが、長期に保存すると
分解されて無害になります)

 

エルムシンは、アミダグリンを含む未熟な果物に
含まれていることがありますが、果物が熟するに
したがいエルムシンの作用によりアミダグリンが分解
されるために濃度が下がり、青酸もなくなっていきます。

 

 

 

 

ですからアミダグリンを含む、アンズやウメなどを
食べも、青酸中毒になる心配はほとんどないとのこと。

 

確かにエルムシンは動物の体内のある酵素ですので
高濃度のアミダグリンを含む果物を食べると加水分解
され青酸を発生し、中毒を起こすことも考えられます。

 

ですが致死量は未熟な梅を、100〜300個ほど食べた場合
ということですので、あまり心配する必要はないようです。

 

 

 

「杏仁(あんにん)」

「杏仁」とは「杏(アンズ・アプリコット)」
という字がついている通り、アンズの種の中
にある仁(さね)を取り出したもの。

 

 

ドライアプリコット

 

 

写真の右側の半分に割ったアンズの実の中に
タネが見えますね?
このタネの殻を取り除いたものが「杏仁」。

 

下の写真でいいますと、右下の小さい四角の写真に
写っている、カボチャのタネのように平たいものが
「杏仁」で、硬い皮の中に白い実が入っています。

 

 

anninsou左が「杏仁霜」  右下が「杏仁」

 

 

 

「杏仁霜(杏仁粉)」

その杏仁をすり潰したものが
左の写真のお皿の上に乗っているもの。

 

「杏仁霜」あるいは「杏仁粉」というそうです。
「杏仁霜」と書いて「あんにんそう」と読みます。

 

つまり「杏仁霜」とは、アンズのタネ(仁)を
粉末にしたもののことで、これに甘みと牛乳を加え、
ゼラチンや寒天などで固めたものが杏仁豆腐。

 

 

150924arabounuアラボンヌー「ゼリー杏仁」

 

 

 

意外に高価な「杏仁霜」

この「杏仁霜」というのは高価なものだそうで
香りが似ている安価なアーモンドパウダー
(エッセンス)で代用されることもあるようです。

 

また、ブドウ糖やコーンスターチなどの粉と
混ぜて販売されていることも多い製品なのだとか。

 

つまり「杏仁霜」といっていても
本物の「杏・アプリコット」のタネの中から
取り出したものは少ないということです。

 

 

ほぼ中央の「a」が「アラボンヌー」の位置です

 

 

 

ちょっと信じられない「?」なお話

とここまでは比較的、わかりやすい話だったと
思うのですが(だよね?)、ここからは
私にはちょっと理解がしがたい話なのですが……。

 

「杏仁霜」といっても多くのものがアーモンド
パウダーの代用品で、本物はなかなかないのだよ、
といわれると、それならば本物を手に入れてみたい
と思った私は、ネットで検索をしてみました。

 

すると私がみたものは全てかなり安価なもので
これが本当にアンズの仁からとったものなのだろうか?
と不安が頭をもたげます。

 

原材料を見るとコーンスターチなどは加えて
あるものの、「甜杏仁」とも書いてあるのですが
表記は「杏仁霜 アーモンドパウダー」です。

 

やっぱり本物ではなくアーモンドパウダーなのだ、
と思ったその後のことでした、
めくるめく混乱が私を襲ったのは!

 

 

「アラボンヌー」
〒107-0052 港区赤坂4-3-13
Tel.03-3583-7665

 

 

 

「杏仁霜」は英語で

「アーモンドパウダー」?!

 

「杏仁霜」は英語で「ALMOND   POWDER
(アーモンドパウダー)」というと書いてあるのです。
だから「杏仁豆腐」を英語でいうと
「almond jelly」となるのだそう。

 

本物の「杏仁霜」の代わり、つまりニセモノとして
アーモンドパウダーが使われているというのに
本物の「杏仁霜」の英訳が「アーモンドパウダー」
では、わけがわからないではありませんか!

 

と思ったら、やはりその辺りを疑問に思った方
がいて、ブログで書いていらっしゃいました。

 

 

アラボンヌー「ゼリー杏仁」

 

 

その方の説明はこのようなものです。
(「ようこのニュージーランド日記
〜女将の本音ブログ〜」)

 

「本家本元の中国で、あんにんとアーモンド
の区別がされていないらしいのです。
ではなぜそんなことになってしまったのか
というと、
杏の種の核と、アーモンドが
見た目似ていることと、
匂いが似ている
からなのだそうです。」

 

そして、どちらかわからない「杏仁霜
(アーモンドパウダー)」を買ってきた後に
作ってみて、初めてそれが本物の「杏仁豆腐」
か、あるいは「アーモンド風味の牛乳寒天」
なのか、やっとわかるということでした。

 

「杏仁霜」は高価なので、ブドウ糖や
コーンスターチ、香りが似ている
アーモンド
パウダー(エッセンス)で代用するニセモノ
が多い

 

といいながら、

 

「杏仁霜」の英語表記が「アーモンドパウダー」
であるということは、ホンモノの英語表記が
ニセモノの名前というわけなの?

 

 

赤坂「うまや」の「杏仁豆腐」

 

 

 

「アーモンド風味の牛乳寒天」!

今が調べた限りでは、ネットで売られている
「杏仁霜(アーモンドパウダー)」は「杏仁霜」
とともに「コーンスターチ」を初めとした粉類と
「エッセンス(香料)」を含んでいます。

 

そしてかなりお値段が安いのも
共通していて気になるところ。

 

現在はないようですが一昨年、ネットでおそらく
本物の「杏仁霜」が販売されていましたが
それなりのお値段だった記憶があります。

 

ということは安価な流通品は「杏仁霜」を
含んではいてもごく少量で、香料と記して
あるものは「アーモンドエッセンス」なの
ではなかろうかと思った次第。

 

 

150924zerianninアラボンヌー「ゼリー杏仁」

 

 

購入して作ってから「杏仁豆腐」か「アーモンド風味
の牛乳寒天か」わかるとはいっても「杏仁霜」と
書いてあるから本物と思い込んでいる人には
比較することさえ考えつかない気もしますし。

 

まあ、美味しい杏仁豆腐だなぁ、
と思うならばそれでいいのかな。

 

今日は、ホンモノも食べてみたいと思うしのぶっち
の小さな親切、大きなお世話のお話でした。

 

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カカオ85%、99%のチョコレート「リンツ(Lindt)」 成城石井麻布十番店

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161017lindt99

 

 

「成城石井」麻布十番店

前回の「イートモアグリーンズ」の斜め後といった
あたりの場所にあるのが成城石井麻布十番店です。
麻布十番駅の4番出口から徒歩2分ほど。

 

(「成城石井麻布十番店」
 106-0045 港区麻布十番2丁目2-10
        麻布十番スクエア1F
 03-5439-6401  24時間営業)

 

麻布十番に「成城石井」がいつ出来たかは覚えて
いないのですが、そんなに前ではなく、少なくとも
前回、御紹介した「カフェ  ラ・ボエム」よりは
後だったような気がします。

 

 

azabu(K)が「成城石井  麻布十番店」(Aの左がピーコックのあった場所)

 

 

 

「ピーコック麻布十番店」は一時休業?

このそばにあった「ピーコック麻布十番店」が
9月11日でなくなったので、「成城石井麻布十番店」
の需要がたかまるかもしれませんね。

 

まさについ最近まで営業していたので、上記の地図では
(A)の少し左側に「大丸ピーコック麻布十番店」
との記載がまだ残っています。

 

ピーコックのサイトでは、「一時休業させて
いただいております」と記載されているのですが
また営業を再開するのでしょうか?

 

今日見ましたら、お店の前は
もう塀のような囲いが出来ていましたが。

 

 

160712lindtエクセレンス・85%カカオ「リンツ」

 

 

 

最初はカカオ86パーセント

今日は2つのチョコレートを御覧いただきたいのですが
まず最初はリンツ社のカカオ85パーセントチョコレート。
南麻布の「ナショナル麻布スーパーマーケット」
で購入しました。

 

その時に同じリンツのエクセレンス・カカオ99パーセント
もあったのですが、これはちょっと無理かな?
と思って無難なところで85パーセントにしたのです。

 

ちなみにこれ以外には、もう少しカカオの分量の少ない
70パーセントというチョコレートもありました。

 

リンツのサイトを見てみますとそれ以外にも
カカオ90パーセントというものもあるようですね。
私はお店で見た記憶はありませんが。

 

 

blog_import_515361ab92b4eこちらはカカオ86パーセント

 

 

86パーセントを食べてみましたら全然、平気です。
普通のチョコレートと、さほど変わらない
ような感じでした。

 

以前、他のメーカーのチョコレートでしたが
カカオ86パーセントというのを試したことがあり
そんなに食べづらいものでないことは経験済み
でしたので、まあこんなでしょう、という感じ。

 

 

160712chocolateエクセレンス・カカオ85%「リンツ」

 

 

 

どこにも売っていない?

そこでこの度、99パーセントに
挑戦をしてみることにしたのです。
ところがいざ手に入れようとすると
どこにもないのです。

 

今はお店を閉めているピーコック麻布十番店、
成城石井麻布十番店、日進ワールドデリカテッセン
インターナショナルスーパーマーケットと
全てのお店で85パーセントまでしかありません。

 

一時的にカカオ99パーセントが
品切れだったのでしょうか?

 

理由はわからないものの、少し時間がたって忘れ
かけていた頃に、成城石井で見つけたので即購入。

 

リンツの「エクセレンス・カカオ85%」と
「エクセレンス・カカオ99%」の記念撮影をしたの
ですが、どうも99パーセントの写りが悪いです。

 

何度試してみても、ゴールドで書かれた
「99」の文字が写らないので、ここはどうか
ひとつ、想像という御協力をお願いいたします。

 

 

161017lindt99左「カカオ・99%」 右「カカオ・85%」(共にリンツ)

 

 

 

一口目の味わいは「にが〜っ」

買わなければよかったかも、という思いが一瞬
よぎる味、というのが正直な感想でした。
ですが一方、思っていた通りの味でもありました。

 

だってカカオ分が99パーセントなのですから
当然、甘くもないのだしね。
そもそもチョコレートは、最初はお薬として扱われて
いたというくらいですから、その流れの味がして納得。

 

ただ、それを強く感じたのは初めだけで、二口目
からは、苦いお薬風の固まりの中にもカカオの個性、
おいしさが、ほんの少しだけ味わえるような
気もしてきました(気のせいかもしれませんが)。

 

 

161017lindt85左が「カカオ・85%」、右が「カカオ・99パーセント」

 

 

 

カカオの効能

カカオに含まれるカカオポリフェノールには
欠陥を広げ血圧を下げる血圧低下の効果や、
血中のストレスホルモンの分泌を抑える働き、
抗酸化作用があるといわれています。

 

カカオの苦味成分は、テオブロミンと
いわれる成分で、これは血行をよくしたり
自律神経を整え疲労回復に繋がります。

 

これらの効果が期待できるのは、カカオが
60〜70パーセント以上含まれている
高カカオチョコレートということです。

 

 

130715tyokosakuranbo

 

 

 

「カカオ・85%」VS「カカオ・99%」

ちなみに、両者は同じ大きさの箱に入って
いるのですが、「カカオ・85%」は
100グラム入りで、カロリーは530キロカロリー。

 

「カカオ・99%」は50グラム入り、カロリーは
100グラム当たり295キロカロリーということです。

 

かなり昔に話題になったチョコレートダイエット
では、カカオ80パーセント以上のチョコレートを
食事の前に50グラム食べる、ということだったよう
に記憶していますが、85はともかく99はきつそう。

 

いえ、85パーセントでも、毎日
続けるとなると大変かも知れません。

 

痩せるためにという義務感で、毎日食べなければ
ならないとなると、苦行のように感じたりして
やはり楽をしては痩せられないのですね。

 

 

121022hosi3

 

 

「リンツエクセレンス カカオ・85%」
原材料 カカオマス、ココアパウダー、
ココアバター、砂糖、香料、

 

「リンツエクセレンス カカオ・99%」
原材料 カカオマス、ココアパウダー、
ココアバター、砂糖、

 

というように当然のことながら、成分はほとんど同じ。
ただ85パーセントのほうには「
香料」が入っているようです。

 

70、85、90の全てに香料が入っていて
含まれないのは99だけのよう。

 

また70、85、99は「原産国フランス」と
なっていますが、90だけは「原産国ドイツ」
となっているのはリンツ社の都合でしょうか。

 

 

160712lindtエクセレンス カカオ・85パーセント「リンツ」

 

 

 

カカオはかなり高カロリー

私自身、もう一つ意外に思ったことは
カカオ・99パーセントの100グラムあたりの
カロリーが295キロカロリーもあるということ。

 

普通のチョコレートは、お砂糖がバシバシ入って
いますので、カロリーが高いのは当然のことですが
カカオは何となく、果物や野菜というような感覚
でしたので、かなり熱量が低いのではないかと
勝手に思い込んでいたのですが。

 

お砂糖は色々な種類がありますが、大体の
ところ、100グラム当たり380キロカロリー
ほどといわれています。

 

 

 

 

お砂糖と比較すると、カカオはあんなに
苦いのに、295キロカロリーもあるのですね
(って、比較の仕方が間違っている気もしますが)。

 

そうそう、どこで読んだものか忘れてしまった
のですが、カカオ99パーセントとドライのナツメを
一緒に食べるといい、ということを読んだ記憶が
ありますので今度、試してみましょう。

 

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