うさぎの生存権は?

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

うさ友さんに感謝!

うさぎさんつながりのお友達を
「うさ友」さんといいますが、うさ友さん
には本当に良い方が多いんですよ。

 

うちのうさぎのあぷりが病気の時も
うさ友さんたちに支えていただき
本当にありがたく思いました。

 

mちゃん、シュウママさん、
ちっぷママさん、くう姫さん等々。

 

あぷりのおかげで、素晴らしい獣医の
先生方にも出会え、得難きお友達にも
会うことができました!

 

 

 

 

なかには、知り合った時はうさぎを
飼ってはいませんでしたが、その後うさぎと
暮らすようになったという人がいました。

 

その人は、女の子を二人育てている方で
当時は離婚して実家でご両親と暮らして
いるということでした。

 

下の女の子が、とても動物が好きで将来
獣医さんになりたいというほどだったそう。

 

うさぎを2匹(本当は「2羽」)飼い始めた
と彼女から聞いた時、彼女の家には鳥と、
もう一種類動物がいたように記憶しています。

 

 

 

 

 

世話をする母親が難色を示し

彼女は弁護士と大学教授の仕事が忙しく、
家に帰るのが遅くなることも度々でした。

 

それどころか、タクシーで帰るより
安いからと、カプセルホテル
に泊まることもあったようです。

 

ですから彼女自身は、うさぎの世話を
するどころではなかったのでしょう。

 

うさぎを飼い始めたと聞いてから
しばらく経った時のことです。
彼女が困ったように言いました。

 

「母がうさぎの排泄物の臭いが
イヤだって言うのよね」と。
彼女の家の家事は、主に彼女の
母親が担っていたのでしょう。

 

 

 

 

 

家の中から外へ

うさぎは家の中から、外に出されました。
外の小さな箱の中にいて、
「かわいそうなの、まるで動物虐待」
とも彼女は言っていました。

 

たまたま彼女のご近所のでも、うさぎを
飼い始めた人がいて、そのおうちのうさぎ
はソファーが大好きだということでした。

 

彼女は、
「うちのうさぎたちだったら考えられ
ないわ、オシッコをしちゃうから」
と言ったので、

 

「人間だって、生まれてから、随分
長い間、おむつをしているじゃない、
うさぎさんだって少し時間が
必要なんじゃないかなぁ……」
と私はいいましたが。

 

 

 

 

 

家の外から山へ

それから数ヶ月後のことでした。
彼女と何かの場所で、ほんの少し一緒に
なった時に、彼女が私に聞きました。

 

「まだ、うさぎさん飼っているの?」
私は内心「?」と思いながら頷きました。

 

すると彼女は言ったのです。
「偉いわね。
うちは山へ返してきたわ」と。

 

 

 

 

耳を疑う言葉でした。
確かに昔は、そして現在でも山で自然
の中で暮らしているうさぎはいます。

 

ですが現在、彼女や私が飼っている
うさぎはペットショップにいたうさぎで
あり、山で暮らした経験など全くありません。

 

「捨ててきた」という言葉を使わずに
あたかも元に戻しただけというニュアンス
の、「山に返す」と表現したのです。

 

 

 

 

私は言葉を失いました。
力が抜けました。

 

そして十年以上たった現在まで、共通の
友人に、この話をしたことはありません。
何故なのか、その理由は自分でも
わからないのですが。

 

このことがあったからというわけ
ではありませんが、その後彼女とは
ほとんど話しをしなくなりました。

 

 

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「犬と私の10の約束」

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『犬と私の10の約束』

1. 私と気長につきあってください。

(Give me time to understand
what you want of me.)

 

 

 

左の白い犬・グレンは盲目ですが
左のバズがグレンをサポートしています
(写真/「THE HUFFINGTON POST」)

 

 

 

2. 私を信じてください。
それだけで私は幸せです。

(Place your trust in me.
It’s crucial to my well-being.)

 

 

 

 

 

 

3. 私にも心があることを忘れないでください。

(Be aware that however you treat me
I’ll never forget it.)

 

 

 

右の小さな犬が保護された時、そのシーズー犬
は、生後5週間の子猫を守っていました
(写真/「らばQ」)

 

 

 

4. 言うことをきかないときは理由があります。

(Before you scold me for being lazy,
ask yourself if something might be bothering me.)

 

 

 

 

 

 

5. 私にたくさん話しかけてください。
人のことばは話せないけど、わかっています。

(Talk to me sometimes.
Even if I don’t understand your words,
I do understand your voice when it’s speaking to me.)

 

 

 

育児放棄をされたチーターの赤ちゃん(生後8週間)
とラブラドール・レトリバーの子犬(生後16週間)

 

 

 

6. 私をたたかないで。本気になったら
私のほうが強いことを忘れないで。

(Remember before you hit me,
I have teeth that could hurt you,
but that I choose not to bite you.)

 

 

 

犬は「Mtani」、チーターは「Kasi」と
名付けられて大人になっても仲良し!

 

 

 

7. 私が年を取っても、仲良くしてください。

(Take care of me when I get old.)

 

 

 

 

 

 

8. 私は十年くらいしか生きられません。
だからできるだけ私と一緒にいてください。

(My life is likely to last 10 to 15 years.
Any separation from you will be painful for me.)

 

 

 

殺処分を前に保健所の職員に甘える犬
「日本も犬猫殺処分ゼロに!」)

 

 

 

9. あなたには学校もあるし友だちもいます。
でも私にはあなたしかいません。

(You have your work, your entertainment
and your friends. I have only you.)

 

 

 

犬のトレクは、生後半年のフクロウ
のシュレクのお母さんになりました

 

 

 

10. 私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。
どうか覚えていてください、
私がずっとあなたを愛していたことを。

(Go with me on difficult journeys.
Everything is easier for me if you are there.
Remember I love you . . .)

 

 

 

 

 

★ ★ ★ 拡散希望! ★ ★ ★

介助犬が他の人の近づいてきたときは

決して追いはらわず怖がらないで下さい。

介助犬が1匹で他人に近づいてくるのは

飼い主の危機を伝えたい時だそうです。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

 

 

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イギリス首相官邸ネズミ捕獲長「ラリー」

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2020年
あけましておめでとうございます!

 

今年はねずみ年(子年)ですので
猫ちゃんのお話をしましょうね(?!)。

 

以前、イギリスやドイツ、アメリカの動物
保護のお話をさせていただいた時に登場
してくれたあの猫ちゃん、ラリー君です。

 

 

 

 

 

正式な公務員のラリー

イギリスはダウニング街10番地の首相官邸で
こんな風にテーブルの上を闊歩するラリー
( Larry)はイギリスのれっきとした公務員。

 

ラリーの肩書きは「首相官邸ネズミ捕獲長
(Chief Mouser to the Cabinet Office)」という
首相官邸の公式な飼い猫に与えられるものです。

 

この仕事が始まったのは、1500年代初期に
まで遡りますが、まあ簡単にいえば首相官邸の
沢山のネズミに悲鳴をあげていたからですね。

 

1924年からは、現在の肩書で正式に
「雇用」されているということで
ラリーは2011年から勤務を始めました。

 

 

 

 

 

中には18年間も勤務したネコも

1946年に就任した「ピーター3世」などは
1964年までの、18年間もの長きにわたって
職務を遂行したようです。

 

当然のことながらといっていいのでしょうか?
イギリス首相の1人の任期期間より、首相官邸
ネズミ捕獲長のそれの方が遥かに長い!

 

ラリーは、デービット・キャメロン、テリーザ・
メイ、ボリス・ジョンソンと3人の首相ととも
に官邸で任務を果たしています。

 

 

 

 

1929年、大蔵省のAE・バンハムは、
「有能な猫の生活費として雑費から、
1日あたり1ペニーを支出する」
ことを事務員に認めました。

 

それが1932年4月には、週あたり
1シリング6ペンスまで増えます。

 

そして現在ですが、年100ポンドという
報道もある一方、全てスタッフの寄付で
賄われているとの公式な政府発表がある
ので、こちらの方が正確かと。

 

 

 

 

 

歴代の中で最も有名な「ハンフリー」

就任したネコの中で最も有名なのはハンフリー。
首相官邸に迷い込んだところを、サッチャー首相
に抜擢され、1989年から1997年まで職務を全う。

 

緊縮財政のおり、低コストのネズミ駆除要員
は歓迎され、首相はもとより新聞記者、
政治家、王族に愛されていたといいます。

 

サッチャー退陣後も勤務を続けていたハンフリー
ですが、ブレア首相の就任とともに退役。

 

 

1989年から1997年まで「首相官邸ネズミ捕獲長」
を務めたハンフリー

 

 

ハンフリーの不在が議会の質問に

ブレア夫人がネコ嫌いなので追い出されたのでは
との憶測から、「ハンフリーは粗相をして安楽死
させられたのではないか」との疑惑にまで発展。

 

当時の議会で質問がなされたりしましたが、
官邸スタッフの家で飼われていることが判明し
2006年3月に永眠したとの報道がなされます。

 

首相官邸以外の省庁では、外務省に保護施設から
引き取られた「パーマストン(Palmerston)」
という猫が、2016年4月に就任し
同7月、大蔵省も黒猫「グラッドストン」を採用。

 

2017年11月には、在ヨルダン英国大使館
にも、ネズミ捕獲長のポストが新設され
ましたが、直属の上司は本国外務省の
ネズミ捕獲長ということです。

 

 

 

 

 

2011年、ラリー就任

とはいえラリーが仕事につく前の
一時期は、首相官邸のネズミ捕獲長の
席が空いていたこともありました。

 

しかし、テレビ中継中にもネズミが映り込む
という、ネズミ天国の状態になってしまった
ためラリーが就任することになったのです。

 

推定年齢3〜5歳のラリーが、アニマル
シェルターから抜擢され、首相官邸に
やってきたのは、2011年2月14日。

 

 

 

 

「旺盛な狩猟意欲をもつ」「非常に社交的で、
官邸での任務はぴったり」などと評判でした。

 

オリー・グレンダー官邸報道官はツイッターで
「今職場に到着。ネコのラリーが10番地のドアの
前で、獲物の死体を横に誇らしげに立っている」
と栄誉をたたえていたほどです。

 

ラリーがいたアニマルシェルターでは、その後
ネコの引き取り手が15%も増えたそうですので
それだけでもラリーのお手柄といえるでしょう。

 

 

ネズミを捕まえようとしない(!)ラリー

 

 

仕事を始めたラリーの最初の半年間の公式な
「確認戦果(confrimed kill)」はわずか1匹で
「殺し屋の本能を失った」等の批判が殺到。

 

ネズミが走っていても追いかけずに、ラリーが
キャメロン首相の書斎の椅子で居眠りを続けて
首相が起こそうとしても片目をあけるだけだった
という事実がラリーの立場を悪くしました。

 

職務怠慢の烙印が押されてしまったラリー
ですが、そもそも彼自らがこの仕事に意欲を
感じて応募してきたわけでもないのですから
ちょっとかわいそうな気もしますね。

 

 

 

 

 

再び登板

ラリーの代わりとしてやってきたのは
財務大臣のジョージ・オズボーンが
飼っていたフレイヤというネコでした。

 

ラリーは主戦力からは外されましたが
「クビではなくジョブシェアリングだから」
との説明を受けたということです。

 

ところが2014年8月、フレイヤは交通事故に
遭ったうえ、度々の脱走も問題となっていた
ことから11月に引退し、ラリーはまた単独で
仕事に当たることになりました。

 

 

 

 

キャメロン首相、メイ首相の辞任後も
ラリーは、ボリス・ジョンソン首相と
ともにその任に励んでいます。

 

 

 

 

 

追記:2021年2月15日

「ネイ各ネズミ捕獲長」を務めるラリーさん
が15日、在職10周年を迎え、各方面から祝賀
メッセージが寄せられているそうです。

 

ラリーを送り出したロンドンの動物
保護施設「バタシー犬猫ホーム」は、
「10年前のしがない野良猫は、
今や政治の象徴となった」と、

 

財務省のネズミ捕獲長である猫の
グラッドストンも、公式ツイッターで、
「おめでとう。さらなるご活躍を」と
お祝いの言葉を述べています。

 

 

 

 

インディペンデント紙は、
「メディアのスーパースター」

 

民法スカイニュースは、
「誰よりも目を惹く役所として完璧』
と、3代の首相に仕えている
14歳のキジ白柄猫を讃えています。

 

ラリーさん、いつまでもお元気で!!

 

 

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