光合成

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

光合成の産物の酸素は年間  2600億トン生産

体の免疫力を上げるには、「体を冷やさない
ことと酸素不足にならないこと」というほど
私たちの体にとって酸素は重要です。

 

この酸素は、全て植物などの光合成生物
によってつくられたもので、その量は
年間、2600億トンにものぼります。

 

地球上の大気中の酸素量は、約1200兆トン
ですので、約4600年で大気中の酸素が
全て循環されることになります。

 

現在、地球上の光合成のうち約40%は
ラン藻によるもので、約40%が森林で
行われていると考えられています

 

 

 

 

 

光合成  =  植物の生き方

さて、この「光合成」という言葉
ですが小中学校のレベルですと
「植物が光によってデンプンなどを作る働き」

 

高校レベルでは
「植物が光によって水を分解して酸素を発生し、
二酸化炭素を有機物に固定する反応」

 

大学レベルは
「光によって環境中の物質から還元力を取り出し、
その還元力とエネルギーによって、二酸化炭素
を二酸化炭素を有機物に固定する反応」
*有機物に固定する反応」

 

大学院レベルの、光合成の最後の定義は
「光のエネルギーによって環境中から
還元力を取り出し、その還元力とエネル
ギーを用いて行う代謝系を全て含む反応」
ということになっています。
         (「光合成の森」)

 

光合成生物が「光のエネルギーを使って
生きる」という選択をした時に、細胞内
のほとんどの反応は、光合成として位置
づけられることになりました。
光合成とは「植物の生き方」なのです。

 

 

 

 

 

「光合成」の発見

植物の生き方でもあり、私たち人間にとって
なくてはならない酸素を生み出してくれる
光合成ですが、発見されたのは比較的最近
のことであり、19世紀も半ばになって
ようやく明らかにされたということです。

 

1772年
科学者および聖職者であったジョセフ・
ブリーストリーが、植物は燃焼や呼吸に
役立つ気体を出すことに気づきました。

 

1779年
ブリーストリーの発見に影響を受けた
オランダの医師、インゲンホウスが
その気体は緑の葉に日光が当たる時に
だけ出ることを知ります。

 

1804年
スイスのニコラス・テオドール・ド・
ソシュールが、植物が二酸化炭素を
呼吸して、体の成分にすることを発見。

 

1862年
ドイツの植物生理学者、ユリウス・フォン・
ザックスが、植物が光合成でデンプンを
作ることを証明したのです。

 

 

 

 

 

二酸化炭素は葉の「気孔」から取り入れる

植物は、太陽光のエネルギーによって根や
葉から吸収した水を分解して酸素を発生し
空気中の二酸化炭素からデンプンを作ります。

 

植物の二酸化炭素の取り入れ方は、葉の
細胞の「気孔(きこう)」という穴から
空気中の二酸化炭素を取り入れています。

 

空気中の二酸化炭素量は、0.03%といった
わずかなもので、これはコーヒーカップ
一杯のコーヒーの中に、ほんの一滴入れた
ミルクの量と同じというほどの少ない量。

 

 

 

 

こんなに少ない量しか含まれない
二酸化炭素が、なぜ葉っぱの気孔と
いう穴から入って行くのかといえば、

 

葉の中の二酸化炭素は光合成に使われて
しまうので、葉中の二酸化炭素濃度は非常
に低く、ほとんどない状態にあります。

 

濃度が異なる気体が接する時、気体は濃度の
高い方から低い方へ流れて、同じ濃度になろう
とする性質があるため、空気中の二酸化炭素
は葉の気孔から葉っぱに入っていくのです。

 

 

 

 

気孔は夜は閉じていて、朝になって明るく
なると開き、夕方にまた閉じますが、気孔
が最も開いている日中に光合成をします。

 

時には気温が高くなって葉から大量の
水分が蒸発すると、気孔の開く度合いが
小さくなってしまうことがあります。

 

こうならないために植物は、根から
水を多く吸収して、葉の含水量を低下
させないようにしています。

 

また太陽光といっても、虹やプリズム
で見られるように、およそ七色の光を
含んでいます。

 

おおざっぱにいうと「青」「緑」「赤」の
三色ですが、植物たちが光合成に積極的に
利用しているのは、青色と赤色の光だそう。

 

 

 

 

 

大気中の酸素量 ほぼ0  →  21%へ

約30億年前の地球には、酸素はほぼなかった
と考えられていますが、そこにシアノバクテ
リアと呼ばれる藻類の一種が現れました。

 

シアノバクテリアは、地球上で初めて光合成
を行った生物でありその後、同じように光合
成をする他の植物も現れてきました。

 

オーストラリアのシャークベイという海岸
に岩のような塊が見られますが、これは
シアノバクテリアが堆積してできたものです。

 

現在でも、光合成を始めた頃と同じような
状態で生息しているものもあるようですが
シアノバクテリアがどのように誕生したか
については、まだ解明されていないとか。

 

これがシアノバクテリアの写真です。
場所は、オーストラリアのシャークベイ
に位置するハメリンプール海洋保護区。

 

 

シアノバクテリア(写真/「ガラパゴア」)
(オーストラリア シャークベイ)

 

 

岩のように見えるのは、藍藻類であるシアノ
バクテリアと泥などの沈殿物が何層にも積み
重なってできたものです。

 

「ストロマとライト」と呼ばれ、その多くは
死骸となって化石化したものですが、中には
生きているものもいるそう。

 

これらシアノバクテリアをはじめ光合成をする
生物たちにより空気中の酸素の割合は増えて
いき、現在では大気中の21%が酸素です。

 

 

 

 

 

大気中の成分割合

  窒素   78%
  酸素   21%
 アルゴン   0.93%

 

残りの  0.1%  は、微量気体と呼ばれ
水蒸気、二酸化炭素などです。

 

この濃度は、高度約100kmまでは
地球上どこでも一定だということ。

 

地球ができた頃は、今より何十倍も気圧
が高く、主成分は二酸化炭素で、酸素は
ごく少量だったと考えられています。

 

地球が冷えてくるにしたがって水蒸気は
水となり海ができ、二酸化炭素は海に溶
けて石灰岩となって海底に沈みました。

 

シアノバクテリアなどの光合成を行う生物
が増えてきて、二酸化炭素を吸って酸素を
放出したため二酸化炭素量は減少。

 

また現在も78%も含まれる窒素は、地球
のもととなった隕石などに含まれていた
成分からできたとみられています。

 

二酸化炭素や水蒸気などが大気中から
減っていく一方、一度できるとほとんど
変化しない安定した気体である窒素が
今も多く含まれているのです。

 

 

 

 

 

酸素呼吸をする生物の誕生

大気の主成分が、二酸化炭素と窒素だった
地球に、二酸化炭素使い酸素を生み出す
光合成が生まれ、酸素呼吸をする生物が
誕生しました。

 

 光合成  二酸化炭素  →  酸素

 呼吸   酸素  →  二酸化炭素

 

「光」「水」「二酸化炭素」を利用して
生物の体が作られ、酸素はどんどん増え、
それを有効に利用してエネルギーを効率
よく得る生き物が生まれたのです。

 

(しかし、最近では
「光合成による酸素→酸素呼吸生物の誕生」
は、順番が逆とする説もあるそうです)

 

 

 

 

 

全ての酸素も有機物も「光合成」から

植物は光合成によって有機物を
作り、それを養分にして成長
     ↓
その植物を草食動物が食べ
     ↓
草食動物を肉食動物が食べる

 

という食物連鎖の元をたどれば、全ての
動物の生きるためのエネルギーは光合成に
より作られた有機物が姿を変えたものです。

 

地球上の光合成は、陸上植物、藻類、
シアノバクテリアによって行われています。

 

地球上の全ての酸素は光合成に由来し、
全ての有機物もまた光合成に由来する
のです。

 

 

 

 

スポンサードリンク




見たこともない濃霧

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

初めて見る風景

昨日の夜、今まで見たこともないような
濃い霧が空に立ち込めていて驚きました。
それも一瞬ではなく、夜の間ずっと。

 

冒頭の写真は、2016年3月7日の
「六本木ヒルズ展望台  東京シティビュー」
のアカウントのツイートから拝借したものです。

 

「新宿方面はビルの頭だけ見えています。
街中はどんな風になっているのでしょうか……」
と書かれていました。

 

 

この写真は、去年11月の雨の日の東京タワー

 

 

 

東京タワーが霧の中……

その街中の我が家からは、東京タワーの真ん中
あたりまで雲のような濃霧がかかっていて
上の方は見えない状態でした。

 

初めての経験でしたのでカメラに収めてみまし
たが、腕が悪くて霧が写っていなかったのが残念。

 

見えないのは、もちろん東京タワーだけではなく
東京タワーの半分ほどから上は、空一帯に雲が
降りてきて天井を作っているような状態です。

 

 

 

 

それがこの写真なのですが、一面に空を
覆っていた濃霧が全く写っていません。

 

東京タワーが半分までしか見えませんが、
そこからは濃霧がじゅうたんのように空を
遮って見えなくしていました。

 

この霧で交通機関にも影響が出たようで、
「危うく成田には着陸できずに関空に飛ば
されるところだった(小林航平くん)」
などというツイートもありました。

 

「日本テレビ放送で観ましたが、スカイツリー
からのカメラにはまるで、濃霧が雲海のように
映し出されていましたね(たかちゃん2)」

 

「何か世紀末っぽい。映画みたいだなー」
等々。

 

 

こちらは「さよなら2015年」、
2015年12月31日の東京タワー

 

 

 

翌朝は……

「六本木ヒルズ展望台  東京シティビュー」の
3月8日のツイート。

 

「引き続き湿度100(!)と出るくらい東京は
霧に包まれていますね。
スカイデッキからレインボーブリッジを見ると
ファンタジーの世界に出てくる橋のようです。
カメラ:OM-D E-M1」

 

昨夜に比べると、六本木周辺は、霧の濃さが
かなり薄まったような感じがします。

 

 

「六本木ヒルズ展望台  東京シティビュー」
2016年3月7日

 

 

ですが、ツイッターを見ますと関東地方の
色々な所で、通勤・通学時に道路の端が見え
ないほどのすごい濃霧の写真もありました。

 

 

 

全国的濃霧

羽田空港は3月7日、8日と欠航が相次いだよう
でしたが、濃霧は関東地方だけではなかった
ということです。

 

東北から関東、近畿、中国、九州まで広い範囲
に渡って「濃霧による視界不良に要注意」との
警報が出されていました。

 

『名鉄 濃霧の中を走る』という動画を
アップした『急行池鯉鮒』さんは、
「富士松付近は雲の中を走っているみたいでした」
と書いていらっしゃいました。

 

 

「六本木ヒルズ展望台  東京シティビュー」
2016年3月7日

 

スポンサードリンク




タワーズ「ザ・リッツカールトン東京」東京ミッドタウン テーブルに映る雲

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

160103ritzcarltontowers

 

 

2016年1月3日 東京

新年、1月3日お昼頃の東京の模様を
東京ミッドタウンにある、ザ・リッツカールトン
東京のレストランからの眺めました。

 

年に一度(以上のこともありますが)会うお友達との
お正月のお食事会も今年で、もう何年になるでしょうか。

 

今回はザ・リッツカールトン東京
ホテルの45階にある「タワーズ」。

 

一昨年は、このお隣の「ロビーラウンジ&バー」
に来ました。

 

(ザ・リッツカールトン東京 「タワーズ」
107-6245 港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
03-3423-8000)

 

 

「アジュール45(フォーティーファイブ)」
から見える東京タワー

 

 

 

45階に3つのレストラン

リッツカールトンには、45階に
3つのレストランがあります。

 

一つ目はメインのフレンチダイニングの
「アジュール フォーティーファイブ」。

 

こちらは2年ほど前にこのブログでも
紹介したことがありますね。
「アジュール  45 さまざまな親子」

 

 

140130operahanbun「アジュール45(フォーティーファイブ)」のデザート

 

 

この写真は、その時のデザートです。
チョコレートで出来たボールの
ようなものを割ったところ。

 

2つ目は「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」
ではまだ登場していませんが
「ロビーラウンジ&バー」。

 

 

「ロビーラウンジ&バー」のチーズケーキ

 

 

 

「東京タワー」と「スカイツリー」

そして3つ目が、今日の「タワーズ(Towers)」です。
「タワーズ」の名前は東京タワーとスカイツリー、
2つのタワー(Tower)が見えるところ
からつけられました。

 

この3つのレストランは、それぞれの位置に
よって見えるタワーが違います。

 

 

「アジュール  45(フォーティファイブ)」

 

 

「ロビーラウンジ&バー」ではスカイツリーが、
「アジュール  45」は東京タワー。

 

そして「タワーズ」だけが
両方のタワーが見えるのですね。

 

今回は窓際席を予約していましたので
この写真のように、まさに窓に向かって
お友達と並んで座るスタイル。
一面のガラス窓で、少々目がまぶしかったほどです。

 

 


160103ritzcarltontowers
タワーズから見える東京タワー

 

 

 

ドレスコードは「カジュアル・エレガンス」

「タワーズ」は昨年の4月までは
アメリカングリル料理ということでしたが
現在はモダンビストロに生まれかわっています。

 

リッツカールトン東京のフランクリー・ラルーム
副料理長の監修のもと、世界各地のさまざまな
お料理を現代的にアレンジした、モダンビストロは
気軽に訪れることの出来るカジュアルレストラン。

 

先ほどの「アジュール45」のことを書いた
当ブログの記事に、ドレスコードに関する言葉
で検索してくる方がいらっしゃいます。

 

 

アジュール45の前菜「ヒラメ  カルパッチョ
甘エビ  キャピア  シトラスヴィグネット」

 

 

リッツ・カールトンホテル45階にあるレストランの
ドレスコードは全て「カジュアル・エレガンス」と
表記されているので、迷われるのかもしれませんね。

 

私個人の感じとしては3つのレストランとも
サンダル履きの普段着という感じでなければ
全然問題はないと思われます。

 

ただ、「アジュール  45」は、お店の側から注意を
促されるということではなく、訪れる自分自身のために
ちょっとだけお洒落をしていきたいような気もしますが。

 

 

 

メイン料理

こちらはお友達がオーダーした「帆立貝のカルパッチョ」
だったでしょうか?、名前に自信がありませんが
フランクリー・ラルーム副料理長のお勧めでもあります。

 

 

160103ritztowers「タワーズ」
「ホタテのカルパッチョ」多分……(撮影/S子ちゃん)

 

 

そして次が私の注文したお料理なのですが
写真がボケてます……ごめんなさい。
もちろん、撮影したのは私です。

 

 

160103ritztowershorohorodori「タワーズ」
「ほろほろ鳥のナントカ」(撮影/私)

 

 

写真がボケボケの上、名前もはっきり覚えていない
という情けなさですが、たしか「ほろほろ鳥の
ナントカ」という名前だったと思います。(!)

 

御覧のように、栗をはじめいろいろな添え物で
ほろほろ鳥が見えないほど飾られている
見た目も味もとても満足な一品。
ほろほろ鳥はフランス産だそうです。

 

写真では全体が写っていませんが
お皿は長方形で、厚みも少々あってツヤもあり
初めて見たタイプのお皿でした。

 

ちょっとまな板みたいですが
盛りつけがとても映えますね。

 

 

シャンパン「アジュール45(フォーティファイブ)」

 

 

 


テーブルに雲

そしてデザートはビュッフェ形式で、好きなものを
好きなだけいただけるという嬉しいブランチコース。

 

お友達はかなり抑えめだったのに対し
私は「小さめのお菓子ね」という言い訳の
もと、かなりたくさん食べてしまいました!

 

テーブルのシャンパングラスの足下に
雲が映っているのが御覧になれますでしょうか?

 

 

160103ritztowers「タワーズ」

 

 

上の写真の雲は、丸々とした雲。
次のは横に棚引いた雲が
テーブルに縞模様を描いています。

 

 

160103ritzcarltontowers「タワーズ」

 

 

果てしなく広がる空が、思いっきり大きな
ガラス窓を通して、テーブルの上にやってくる、
そんな初春の「タワーズ」でした。

 

スポンサードリンク