輸出食器のふしぎ

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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初めて衝動買いをした食器セット

かなり前のことなのですが、食器に関して
不思議だなぁ、と思ったことがありました。
それは帝国ホテルのアーケードの
中の食器店に入った時のこと。

 

真っ白な白磁の縁に、ごく細いプラチナの線が
入っただけのシンプルな食器を見つけました。
日本の有名メーカーのものでしたが私は初めて見たもの。

 

その時は食器を探していたわけではありません
でしたし、食器はすでに家にたくさんあります。
収納に困ることは目に見えていたのですが、とても
気に入ってしまったので購入することにしました。

 

しかも1人分5~6ピースで6人分でしたので
はっきりとは覚えていないのですが
全部で40ピース以上あったでしょうか。
結構な量でした。

 

 

 

 

 

輸出専用に作られている日本の食器

「不思議」というのは、その食器は日本では誰でも
知っている有名なメーカーのものだったのですが
輸出専用に作られているもので、日本では
販売されていない製品ということでした。

 

それで今まで見たことがなかったのだと納得。
私はそのメーカーのカタログを見たことがあり
ましたが、それは見覚えがありませんでしたから。

 

こんなに私の好みにドンピシャりのものを
見落としたり忘れたりするはずはありません。
不思議だなぁと思ったのはこのことです。

 

 

 

 

 

「輸出専用」の基準とは?

例えば着るものなどでしたら、日本と外国では
サイズが違うということもあるでしょう。

 

また、ものによっては食習慣の違いにより必要とされる
食器の形が異なるということもあり得るでしょう。
でもその食器はごく普通のコーヒーカップやお皿などです。

 

しかも好みといっても特に日本人にはむかないもの
とは、少なくとも私自身は思いませんでした。
絵柄もなく、色も生地の白磁とわずかプラチナの線のみの
シンプルでスッキリした万人受けするものに思えます。

 

このような基本的なともいえる食器セットが、
最初から輸出向けにのみに作られるということが
私には不思議でなりませんでした。

 

 

 

 

 

今でも大好きです

食器のセットを購入するに際して、このような
衝動買いをしたのはこれが最初で最後の経験でしたが
ということは、それほど気に入っただったのです。

 

とはいえ、引っ越し等で小さな家に移るために
数年後、その食器は泣く泣く未使用のまま
そっくり人に差し上げてしまいました。

 

今はもう、セットではどの食器も購入するつもりは
ありませんが、収納場所があれば一人分は欲しいなぁ
と今でも思うほど、飽きのこない素敵な食器でした。

 

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