「ヒバ」って、「あすなろ」のことなんだよ、知ってた?

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

140217hiba

 

 

 あすなろ=ヒバ(!)

驚きました!
何が驚いたかというと、この写真の
葉っぱ、2月の1度目の大雪のあとに
行った場所で拾ってきたものです。

 

私にはそれほど馴染みのある葉っぱ
ではなかったのですが、多分
「ヒバ」とかいうのではなかろうと……。

 

検索をしてみましたら
確かにこれは「ヒバ」でした。
そこまではいいのですが、驚いたのは
「ヒバ」って「あすなろ」のことだということ。

 

 

ha03あすなろ(ヒバ)の葉のアップ
(写真/「好きな樹」)

 

 

 

「明日はなろう」で「あすなろ」は俗説

小学生の時に、
「  ♪ おお〜きなヒノキに 明日はなろう〜  ♬」
とかいう歌を歌ったような気がします。

 

その歌詞の主人公は「木」なのですが
その木には「明日はなろう」と、お手本
というか憧れている木があります。

 

絶対になれないんだけど(だって、異種だからね)、
なろう、なりたい、と思っているのは「ヒノキ」。
どちらもヒノキ科であり、強度や硬度なども
同じような数値です。

 

 

 

 

ただし、「明日はなろう」で「あすなろ」
という名前がついたというのは俗説だそう。

 

WIkipediaには「あすなろ(ヒバ)」に
関しては、ほとんど書かれていなかった
ことが不思議に感じられました。
そんなに珍しい木ではないと思うのですが。

 

うちの隣のビルは、ヒバの木
で生け垣を作っています。
このビルは、現在は他の会社が入っていますが前は
ソフトバンクが、そのビル一棟を借りていたそうです。

 

 

bentあすなろ(ヒバ)で作った曲げわっぱのお弁当箱
(写真/「好きな樹」)

 

 

 

「ヒノキチオール」の含有量

もう一つ驚いたことは、「Yahoo!知恵袋」
に出ていた情報の一つなのですが
ヒノキチオールのことです。

 

「ヒノキチオール」の含有量は、
「ヒノキ」より「あすなろ(ヒバ)」
の方がはるかに多いのだとか。

 

「あすなろ(ヒバ)」に含まれている量に
比べると、「ヒノキ」に含まれているヒノキ
チオールなどは微々たるものとも書いてありました。

 

う〜ん、おいたわしや、という感じですね。
本来ならばヒノキチオールを多く含む
「あすなろ(ヒバ)」の方に、ヒノキという
名前がついてもよさそうなものですのに。

 

そうでなければ、「ヒノキチオール」という
名称を「アスナロチオール」とか
「ヒバチオール」にするとかね。

 

 

 

 

火を熾す時の焚き付けの役割をした「あすなろ(ヒバ)」

実は、このヒバの小枝を拾って
すぐのことなのですが、近くを歩いて
いた女の方がおっしゃったのです。

 

「ああ、その木、火を熾す時に
よく使ったわ、なつかしいわ」と。

 

私が少々ぽかんとしていたからでしょうか、
その後に、「かまの火を熾す時に……」
と付け加えてくれました。

 

 

 

 

「……茶道のお釜ですか……?」
となんとも間の抜けたことを聞いた私。

 

「いいえ、御飯を炊く時の竃ですよ。
うちは田舎だったから……」
と説明してもらって、私は
初めてわかかったのです。

 

そのすぐ後のこと、バス停に並んでいると
私の前にいた方が、また先ほどの方と
同じようなことをおっしゃったのです。

 

 

 

 

「その木は、火を熾す時の
焚き付けによく使ったわ。
その葉っぱに火をつけると、
ぱーっと火がついて……」と。

 

その方も女の方でしたが、先ほどの方
よりは、少しお年嵩に見えました。

 

ガスや電気の調理具がなかった時代というのは
そんなに昔のことではなかったのだ、という
ことが不思議な思いで感じられました。

 

 

hiba-3     あすなろ(ヒバ) (写真/「道産木材データベース」)

 

 

 

お肌の違い!

ということは、「あすなろ(ヒバ)」
の木は、人々の毎日の暮らしに欠かせ
ない大切な存在でもあったのです。

 

それにしては、なぜ「あすなろ(ヒバ)」
は、「ヒノキ」より一段低いものと
みられているのでしょう?

 

「Yahoo!知恵袋」によりますと、耐久性に
関しては「あすなろ(ヒバ)」は
「ヒノキ」に勝るとも劣らないようです。

 

 

 

 

ただ木肌という見た目が
「ヒノキ」にはかなわないということ。

 

「あすなろ(ヒバ)」は青みがかった
黄色い木肌で、一方、「ヒノキ」は
ピンクがかった上品な色をしていると。

 

見た目は「ヒノキ」で、耐久性は
「あすなろ(ヒバ)」ということでした。

 

 

 

 

とここまで書いてきて、私は大地から
生えている「ヒノキ」を見たことがない
ことに、たった今気づきました。

 

子どもの頃は「ヒノキ」でできたお風呂に
入っていましたし、「ヒノキ」で出来た
お家や建物は何度も見たことがあります。

 

木肌や香りとしての「ヒノキ」は知って
いるのですが、葉っぱは知りません。

 

 

上が「ヒバ」、下が「ヒノキ」


hinoki02

 

 

そこでググって、Wビックリ。
「ヒノキ」の葉って「あすなろ(ヒバ)」
の葉っぱとそっくりです!
これでは、私には全く見分けがつきませんね。

 

 

hinoki15上が「ヒノキ」、下が「ヒバ」

 

 

まあ、こんなに似ていたら「あすなろ(ヒバ)」
君が、「明日はヒノキになろう」と思った
としても不思議はないですね。

 

よ〜〜し、今度うちを建てる時には
「あすなろ(ヒバ)」+ヒノキのお家を建てよう!」

 

(「今度」って。まだ一度も建ててないけど、
というか多分、建てられないと思うけどね)

 

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