「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
「スナップエンドウ」or「スナックエンドウ」?
私は、エンドウ豆を栽培するのも食べる方も
大好きですが、なかでも今日、御紹介する
「スナップエンドウ」は特に好きです。
「スナップエンドウ」は1970年代に
アメリカから来た新野菜なのだそうです。
この大好きな「スナップエンドウ」
ですが、「スナックエンドウ」とも
言ったりしてしますよね?
本当はどっちなの?、
あるいは別の種類なのでしょうか。
と思っていましたら、農林水産省が1983年に
「スナップエンドウ」に統一すると決めた
ということですので、現在の正式名称は
「スナップエンドウ」ということになりますね。
農林水産省はこの他にも、名前がいくつかある
紛らわしい野菜の名称を一つに統一しています。
名前を統一した野菜たち
たとえばこのような野菜がそうです。
「チョウセンアザミ」 → 「アーティチョーク」
「ウォータークレソン」
「ウォータークレス」 → 「クレソン」
「ミズガラシ」
「フローレンスフェンネル」 → 「フェンネル」
「イタリーウイキョウ」
フェンネル(写真/「旬の食材百科」)
などなどです。
(「東京ガス 食の生活110番」)
「ゴーヤ」は「ニガウリ」より優勢かも?
ここにあげた3つの野菜に関しては
何となくわかるのですが、一つ
不思議だと思ったものもあります。
それは「ソルレイシ」と「ゴーヤ」が
「ニガウリ」に統一されたと書いてあること。
たしかに「ニガウリ」はよく聞きますが
それ以上に「ゴーヤ」と呼ぶことの方が
私には圧倒的に多いようにも感じるのですが。
このブログでもしばしば「ゴーヤ」を
取り上げていますが、一度も「ニガウリ」
とは書きませんでしたし。
このようなものは一応、統一はしても
結局人々がそれをどのように呼ぶように
なるかはわかりません。
あっという間に緑色から
黄色になってしまった「ゴーヤ」
じゃなかった「ニガウリ」
何十年間のあとでは、統一して決めた名前
ではない方が普通になっている、という
こともあるのかもしれませんね。
言葉は生きていますからね。