チンゲンサイ(青梗菜) 京丸ミニちんげん「京丸園」

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1980年以降、急速に広まった野菜

チンゲン菜という名前は、中国語の
「青梗菜(チンゴンツァイ)」に由来するそうです。

 

チンゲンサイは、1980年代以降、急速に
普及して栽培されるようになりました。

 

なぜ1980年代以降なのかといえば、日本と中国の
国交が正常化されたのが1972年9月29日だから。

 

おいしいものが色々食べられるためにも、どの国とも
仲良くしなくっちゃね、ってちょっと違うか……。
でも、仲良くしよ〜!

 

 

 

「青梗菜」とは、茎が緑色という意味

「チンゲンサイ」には、茎の部分が青いもの、
と白いものがあります。
こちらが白い茎の「チンゲンサイ」。↓

 

 

36f01白い茎のチンゲンサイ(写真/「e-gohan」)

 

 

「チンゲンサイ」が日本に入ってきた当初、それぞれを
「青茎(青軸)パクチョイ」
「白茎(白軸)パクチョイ」

 

などと呼んでいたそうですが、後に
「チンゲンサイ(青梗菜)」は茎の青いもの、
「パクチョイ」は茎の白いものをさすようになりました。

 

 

 

まぎらわしいので「しろ菜」とも

この「パクチョイ」を漢字で書きますと「白菜」です。
これですと、日本のハクサイ(白菜)
と同じになってしまいます。

 

そのため「パクチョイ」を「
しろ菜」とも呼んだりするそう。

 

なお、「チンゲンサイ」の和名は「体菜」
と書いて「たいさい」と読みます。

 

英名は、読み方がわかりませんが「qing gin cai」だそう。
Weblioで発音してもらったものを、あえてカタカナ
で表記しますと「クィン(キン?) ジン カイ」
のように聞こえました!

 

「チンゲンサイ」の栄養成分としては
カロテン(カロチン)が豊富でビタミンC、K、
不溶性の食物繊維も含んでいます。
ミネラルでは、カルシウム、カリウム、鉄が
多く含まれます。

 

 

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「ミニチンゲンサイ」作りに挑戦した人

今日の「チンゲンサイ」は普通より
小さい「ミニチンゲンサイ」。

 

今日のものではありませんが、ネットに
小さなチンゲンサイ、略して「ちびちん」を
作った人のお話が出ていました。

 

もともと「チンゲンサイ」を作っていた松原克浩さん
という方なのですが、彼は「ちびちん」は
小さいうちに採ればいい、と簡単に考えていたそう。

 

 

tminitingensaimatubara松原克浩さんのミニチンゲンサイ
(写真/「ちびちん」)

 

 

 

「ミニチンゲンサイ」の方がはるかに大変!

しかし実際に「ちびちん」を収穫するのは、普通の
「チンゲンサイ」よりはるかに大変な作業でした。

 

1パックを作るのに、普通の「チンゲンサイ」の
3倍もの労力と3倍の量の種が必要だったのです。

 

言われてみればそうですよね。
松原さんは、小さい「チンゲンサイ」がおいしい
のはわかっていても、誰も作ろうとしない理由が
初めてわかったといいます。

 

しかし、松原さんはめげませんでした。
「ちびちん」に適した土地を探して岡山、
標高1000メートルの津山等を試して、ようやく
徳島県吉野川の河川敷に落ち着きました。

 

洪水になると一部は川に浸かってしまう場所ではあり
ましたが、海に近いため塩分を少し含んだ水を吸収
した粘土質が「ちびちん」に最適の土地だったのです。

 

 

tingensaihatake海に近い吉野川の河川敷にある
チンゲンサイ畑(写真/同上)

 

 

 

今日のは「京丸ミニちんげん」

柔らかく、筋張らず、アクが少ない「ちびちん」
を作り上げた松原さん。
「あいつはアホや」と言われ続けた
松原さんを悪く言う人はもういません。

 

と聞きますと、松原さんの作った
「ちびちん」を食べてみたくなりますね。

 

今日の「チンゲンサイは」静岡県の京丸園
(園主:鈴木厚志)の「京丸ミニちんげん」
というものです。
こちらはユニバーサル農業を実践している農園のよう。

 

「京丸ミニちんげん」もさまざまな努力の結果
生まれてきたのでしょうね、ちびだけど……。
えっ、「ちびじゃない」って?

 

TBS社屋より、デッカイ!

 

 

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