「時」の重要性 ツタンカーメンのエンドウ(2014年)

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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「ツタンカーメンのエンドウ」は冬を越させる必要がある

去年の失敗でも書きましたように、昨年は植える
時期が違う、という致命的な間違いがありました。

 

私が「ツタンカーメンのエンドウ」を
手に入れたのは昨年の3月頃。
タネの入っている袋を見て驚きました。

 

「ツタンカーメンのエンドウ」は本当は
前年の秋に蒔いておくものだったのです。
冬を越させる必要があるということ
でしたが、蒔いてしまいました。

 

 

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 あっという間に花が咲き、実を結び

すると思いのほか、スクスク育ち、花が咲き、
あっという間に実もなったのですが
枯れるのもあっという間でした。

 

実が充分ふくらまないうちに、根元の方から
あれよあれよ、という間に枯れてしまったのです。

 

これは後でわかったのですが、その状態は
冬を越していない「ツタンカーメンの
エンドウ」の特徴でした。

 

そこで、今度こそはと昨年の
11月1日、タネを蒔きました。
年末には、さほど大きくなって
いない苗のままでの年越しでした。

 

 

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冬越しは必要ですが、同時に寒さ対策も必要

このように「ツタンカーメンのエンドウ」の
栽培は、冬を越させる必要はあるものの
同時に冬の寒さからの保護も必要なようでした。

 

そこでベランダの建物寄りに「ツタンカーメン
のエンドウ」の小さな苗を置き、大きな
ビニール袋で覆うようなかたちで即席
ビニール温室を作ってみることにしました。

 

今年は2月に大雪が二度もありましたので、
これがなかったら「ツタンカーメンのエンドウ」
は枯れていたに違いありません。

 

大雪は、ベランダの全てに
くまなく吹き込んできましたから。

 

 

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必要以上に長過ぎてしまった「寒さ対策」

そこまでは、まあまあだったのですが
また失敗をしてしまいました!
ビニールの即席温室を外す時期についてです。

 

多分、遅過ぎたのでしょう。
4月の最初に即席温室のビニールをとった
時に、「ツタンカーメンのエンドウ」は
かなり大きくなっていました。

 

すでにつぼみもついていて
あっという間に花が咲き実も結びました。

 

調べてみますと「ツタンカーメンの
エンドウ」の収穫時期は夏の暑いさかりのよう
なのですが、うちの「ツタンカーメンのエンドウ」
は4月中に、もう全てが終わっていたのです。

 

 

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花の命は1日ではない?

今回の2014年度の「ツタンカーメンの
エンドウ」の栽培も成功とはいえませんが
わかったこともありました。

 

昨年の、タネ蒔きの時期違いによる異常な
促成栽培は、早回しのフィルムを見るかの
如く、あっという間の一生でした。

 

初めての挑戦でしたので、そんなものと
思っていたのですが、実は昨年のみの
現象だったのかもしれません。
それは花の咲いている時間の長さです。

 

 

 

 

昨年は、美しいピンク色の花が咲くのは1日きり
で、翌日には紫色っぽくなって少々萎れ、また
その翌日には既に実が形作られていました。

 

しかしそれも、早回しフィルム故の
ことだったのかもしれません。

 

今年は、ピンク色の花は1日ではなく
数日間、咲いていましたし、実の形になるのに
もう少し時間がかかっていたようです。

 

 

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「時」の重要性 

つまり、蒔く時期を間違えなかったものは
ゆっくりと美しく花が咲き、実を結ぶと
いうことを見て、私は思いました。

 

子どもに小さい時から、詰め込み教育をすると
最初は、天才児の如く教育の成果が見えるそう
ですがそれは小学生の時期で終わってしまう、と。

 

単に長続きがしない、ということだけでしたら
まだいいのですが、その後に弊害もある
という意見さえあるようです。

 

 

 

 

確かに「ツタンカーメンのエンドウ」の
蒔き「時」を間違えた昨年は、まさに早送りの
一生だったのみならず、結果的には
実を結ぶこともありませんでした。

 

タネを蒔く「時」を間違えても、寒さからの
保護を外す「時」を間違えてもいけない。

 

人間も植物等も全て、この地球の自然の「時」
のなかで同じように生きているのだ、という
あたりまえのことを再確認させられた
「ツタンカーメンのエンドウ」栽培、2014年。

 

 

 

 

 

私に持ち時間はあるのか!?

来年こそは上手に栽培することができるかなぁ。
と思っても、もう私の手元には
「ツタンカーメンのエンドウ」ないのです……。

 

って、これも深読みすると気づいた時には
私の人生の持ち時間がないってこと!?

 

まじめに生きよう〜っと!

 

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