ツバメの巣 巣立ち半年後の渡りまでの生存率は13%

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ツバメの巣を見ました!

何年ぶりというより、何十年ぶりかもしれません。
前に見たのはいつだったか覚えていないのですが
それくらい前ということです。

 

2枚目の写真は、ちょっと何がなんだかおわかりに
ならないと、思うのですがツバメの巣です。

 

子どものツバメが巣の中で、口を大きく開けて
いるところの写真ですが、わ〜っ、ツバメ!
と思ったと同時に少々、不思議にも思いました。

 

 

 

ツバメの巣作りって、7月?

この写真を撮ったのは7月も半ばだったからです。
ツバメが巣を作るのって
5月頃じゃなかったっけ?、と。

 

 

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そこでグーグル先生に聞いてみました。
すると、ツバメの巣作り、子育てをする時期
というのは、結構幅があるのだということが
わかりました。

 

巣作りが見られるようになるのは、4月の上旬
からが多いそうですが、遅いものではなんと
8月になってからという記録もあるそうです。
(「第5回 緑の国勢調査
 97年 身近かな生きもの調査」)

 

 

 

半年後の渡りまでの生存率は13パーセント

毎年、同じ巣にツバメが戻ってくるので
以前は同じツバメが帰ってきている
と考えられていたようです。

 

ツバメの平均寿命についていろいろ書かれて
いるのですが、1年半という説が多いようです。

 

この1年半というのは、ツバメは天敵が多く、
また渡りをするなど過酷な条件があるためで
生体自体の寿命はもっと長く、7年とも10年
ともいわれています。

 

 

 

 

卵からかえって雛になり、巣立つことができた
としても,半年後の渡りをする季節まで生存する
確立は、なんと13パーセントしかないそうです。

 

半分どころか、ほとんどが
生き残れないというわけです。

 

 

 

毎年来ても同じペアではない

そんなツバメですから、今年も同じ巣にツバメが
きたといっても、去年のツバメと同じという
確立はかなり低いということです。

 

大体、寿命が一年半だとしたら
翌年も同じペアということは希ですからね。

 

それを調査した研究によりますと
ツバメの115ペアのうち、次の年も同じペアで
繁殖したのは13ペア、11.3パーセントに
過ぎなかったそうです。

 

 

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1年間は同じペアで子育て

ツバメは一年で1回から3回の子育てをしますが
その一年間はペアの相手は同じことが多いそう。

 

その年は同じペアで、翌年は違うペア、という
のは考えてみたらとても合理的ですよね。

 

また卵は、普通2個から7個うまれるそうです
がオスの比率が高く、また寿命もオスの方が長い
ようですので、オスは何度も同じ巣に帰ってくる
ということは充分考えられることのようです。
(「驚き  ツバメのおもしろ豆知識」)

 

この巣の中で、口を大きく開けて顔中
口だらけにして餌を待っているツバメの
赤ちゃんたち、無事に渡りの季節まで
生き残ってほしいものです。

 

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