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笹で包まれた赤坂「青野」の麩まんじゅう
赤坂「青野」の麩まんじゅう。
この季節になると特に美味しく感じますね。
この写真は笹の葉をひらいたものですが
お店では笹の葉に包まれて並んでいます。
こんなふうにね。
麩まんじゅうは笹の葉と決まっているものと
思っていたのですが、そうでもないようですね。
これは愛知県の「大口屋」という
和菓子屋さんの麩まんじゅうです。
包んでいる葉っぱは「サルトリイバラ」
という葉だそうです。
私はこの植物の名前も、もちろん
葉っぱも初めて見ましたが、愛知県の
方には多い植物なのでしょうか。
さまざまな「生麩」
「麩まんじゅう」の「麩」とは、鯉や金魚に
あげたりする「お麩」と同じものですよね。
「麩まんじゅう」や「生麩」と、あの乾燥して
いる「麩」とは全く別物のようにも感じますが。
と、ちょっと調べましたら、「角山本店
ウエブショップ」のこんな可愛いお麩が。
上は「春の細工麩」で、
次は「手まり麩」。
こちらは「懐石麩」という名前ですが
懐石料理に使うということなのでしょうか?
「生麩」の作り方
この「細工麩」のような美しいものは
別としても、生麩は家庭でも作ろうと
思えば作ることができるようです。
(もちろん、それに近い、
それ風なものという程度ですが)
東京ガスの「食の生活 110番」に出ていました。
出来上がりの量は、だいたい
生麩150グラムの目安です。
材料は
小麦粉(強力粉) カップ2
塩 ひとつまみ
水 カップ3/4
これだけです。
作り方は
1 小麦粉と塩をボールに入れて、
* 水を少しずつ加えながらよくませます。
2 生地がまとまったところで台状
* のものにのせてよくこねます。
* こねていると生地がだんだんなめらかに
* なっって、台から離れやすくなります
* ので、これに濡れたフキンをかけて
* 冷蔵庫の中で一時間寝かせます。
3 この生地をさらしのフキンで包んで
* 水の中でもみ洗いをする要領で
* 澱粉を洗い流します。
4 水をとりかえながら何度も洗い流して
* いるうちに、白濁した水が半透明の水
* に変わってきます(約30分)。
* フキンの中に残った生地が生麩です。
* また、流した澱粉を乾燥させたものが
* 浮粉です。
5 お湯を沸かして、適当な大きさに
* 丸めた生麩を弱火で茹でます。
* 浮き上がってから2〜3分で引き揚げます。
* 生麩は日持ちがしないので、保存は
* 冷蔵庫で1日から2日です。
* (「東京ガス 食の生活110番」)
材料も作り方も,一見シンプルですが……
材料はいたってシンプルですが
なかなか大変そうでもありますね。
黙々と澱粉を洗い流す作業は、それだけ
でもめげそうですが、冬は水が冷たくて
またそれはそれでね。
それに30分も淡々と続けるという作業も
さることながら、貧乏症の私としては
水がもったいないなぁなんて思ったり。
そうして出来上がったものが
冷蔵庫で保存出来るのが1日か2日。
いっぺんに大量に作って保存する
ことも出なさそうですし……。
とはいえ、一度は挑戦してみたい
生麩作りです。