ナタデココは発酵食品 ナタデココ「和歌山産業株式会社」 

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「ナタデココ」の作り方って知ってる?

「ナタデココ」って、どんなふうに
出来るのかな?、とちょっと調べて
ましたら、これが驚きでした。

 

「ナタデココ」のもとは、ココナッツですね。
ココナッツのかたい皮の中には果肉と
ココナッツ水が入っています。

 

このココナッツミルクに水やお砂糖を加えた後に、
ナタ菌(酢酸菌の一種であるアセトバクター・
キシリナムという菌)を入れて、発酵させます。

 

 

上が「ココナッツクミルク」
下は「ココナッツクリーム」

 

 

ここで「発酵する」という意味を
具体的に説明しますと、

 

「ナタ菌がココナッツミルクを食べて
歯ごたえのあるしこしことしたものに
変化する」ということのようです。
不思議ですね。

 

発酵すると、表面に段々と膜が
張るような感じになってきます。

 

その膜の厚さが1.5センチほどに
なった時に取り出して切ったもの
が「ナタデココ」だそう。

 

日本で出まわっている
「ナタデココ」のほとんどは酸を
抜いてシロップに漬けたものです。

 

 

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ナタデココだけをボウルに入れても
何がなんだかわかりませんね。

 

 

 

「ナタ」の意味は?

「ナタデココ」という言葉はスペイン語
で、「デ」は英語の「on」にあたり、
「ココ」はココナッツの意味ですね。

 

そして最初の「ナタ」ですが、これは2種類
あって私はどちらが正確なのかわかりません。

 

一つは、
「ナタ菌」の「ナタ」からきているというもの。

 

もう一つは、
スペイン語の「液状に浮く上皮」の意味だという説。
(「液状に浮く上皮」という意味がつけられた菌
の名前が「ナタ菌」だとしたら、同じ意味ですが……)

 

 

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フィリピンでは100年以上前から作られていた

「ナタデココ」はフィリピンで、いつから作られ
ていたかは正確にはわかっていないようですが
100年前にはすでに作られていたということです。

 

意外にも新しいですね。
フィリピンにはハロハロという、日本の
あんみつのようなデザートがあるそうです。

 

そのハロハロに、まさにあんみつに寒天を加える
ように「ナタデココ」が使われているそうです。

 

 

浪花家総本店(麻布十番)のあんみつ

 

 

確かに、「ナタデココ」は寒天や、
ゼリーに外見はよく似ていますね。

 

でもでも、あの独特の食感は、寒天やゼリー
だけではなく、何にも似ていない「ナタデココ」
独自のもののような気もします。

 

このフィリピンのハロハロが日本で
人気になったのは、1992年の夏といい
ますから、もう20年も前のことです。

 

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