「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
オランダ産の「芽キャベツ」
大昔のことですが、私が初めて海外旅行に
行った時に、芽キャベツのタネをスイスの
スーパーマーケットで手に入れました。
日本に帰って来て、早速タネをまいたのですが
芽キャベツの収穫どころか、育ちもしませんでした。
う〜ん、芽キャベツ栽培は最初から難しそうだ
とは思いましたが、やっぱり難しかったんですね、
と早々にあきらめることに。
あぷりが食べているのは「キャベツ」です
なり方がおもしろい「芽キャベツ」
芽キャベツは、「キャベツ」という
名前がついていますが、実のなり方が
キャベツとは全然違っています。
キャベツは一つ一つ畑の土の上でしっかり
と育っていくのに対して、芽キャベツは
一本の茎のまわりにぷちぷちとついて
いておもしろくも可愛いです。
芽キャベツって、こんなふうになっているんだよ!
(写真/「新倉高造商店」)
オモチャの野菜みたいですね。
芽キャベツというのは、寒さがないと
結実しない野菜なのだそう。
0度の寒さにも耐えるということですよ。
芽キャベツの栽培は、アブラムシとの闘い
でもあるようですが、寒い時期でしたら
それもかなり防げると思いますので
芽キャベツ栽培は、冬が狙い目でしょうか。
「芽キャベツ」とサクランボの煮物のつけあわせ
この芽キャベツ、栽培が始まったのは
比較的最近のことだそうです。
18世紀末にフランスやイギリスの菜園
で栽培をはじめ、アメリカでは19世紀初頭
に芽キャベツ栽培が普及していったとか。
イギリスでは芽キャベツを肉料理のつけ合わせ
にすることが多く、ベルギーでは皮をむいた栗
とあわせて加熱するのだそうです。
この栗と芽キャベツのつけあわせという
お料理、聞くだけでなんともおいしそう。
ぜひぜひ、食べてみたいものです。
この写真はドイツのレストランのもの
ですが、メインは、なんとガチョウ!
つけ合わせのおいしそうなお野菜が
沢山お皿にのせられています。
一番左はジャガイモ団子、次が
栗の甘露煮、そして芽キャベツ。
その向こう側に見えるものが、おもしろい!
紫キャベツを、サクランボと一諸に
甘酸っぱく煮たものだそうです。
日本にはないですね。
少なくとも、私は食べたことがありません。
サクランボをお菓子ではなく、こんな風に
つけ合わせの野菜料理として使うとは、
サクランボが多く採れるということなので
しょうか?(そうでないと、もったいなくて
私だったらお料理には使えないです)
一つのお皿の上に、サクランボに芽キャベツ
という可愛いものが並んでいるなんて
すてきなディナーですね。
可愛くて美味しい芽キャベツ、
ますます興味が湧いてきました。