ファゴッティーニ「威亜日本株式会社」 プレッセプレミアム

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酵母の長持ちパン

パッケージには「手軽なイタリアの
朝食&おやつ」とあります。
こちらのパンはレモンカスタード
クリームですがチョコレートもありました。

 

パンなのに、ビスケットのように長持ち
するんですね、と思ったら「酵母を使用した
美味しさ長持ちパン」と書いてありました。

 

そういえば以前、「あぷりのお茶会」
でも紹介しましたよね。
酵母が何とかで長持ちするって……
意味はわかりませんでしたが。

 

 

 

名前にひかれて買った「ファゴッティーニ」

実はこのパン、「フォッゴッティーニ」という
名前にひかれて買ってしまったものなのです。
楽器の「ファゴット」と何か関係があるのかな?
と思って。

 

 

fagotto01           (写真/「皮工房 月の家」)

 

 

家に帰って、箱をよく見てみますと……

 

「イタリアでは昔から使われている小さな
バッグのことをファゴットといいます。
このファゴットに似ていることから
フォゴッティーニと名づけられました」

 

と書いてあります。

 

ええ~っ、楽器の「ファゴット」じゃないの?
関係があるかと思って買ったのに〜

 

たとえばパンの形が、「ファゴット」の
ケースの形に似ているとか、ね。

 

 

 

楽器のファゴットとは無関係?

「ファゴット」という楽器の名前は
あまり耳慣れない名前かも知れませんね。

 

こんなふうな長い木簡楽器です。
楽器の写真だけですと
大きさがあまりわからないかも。
人が持つと、こんな感じです。

 

 

 

 

この写真は、NHK交響楽団の
ファゴット奏者、近藤寿行さんです。
2007年7月にお亡くなりになってしまいましたが。

 

この写真はレコードジャケットなの
ですが「ファゴット」の楽器全体が
写真に入りきらずにはみ出ていますよね。

 

この写真でおわかりのように、「ファゴット」
という楽器はかなり大きなものです。

 

ですからイタリア語で「ファゴットとは
小さなバッグのことで……」の「ファゴット」
とは全く別の言葉なのでしょうか?

 

 

 

「包む」という意味もある「ファゴット」 

ググっていましたら、相模大野の
レストランで「イタリア食堂  ファゴット」
というお店が出てきました。

 

オーナーは、吹奏楽部にも所属していらした
ということでお店には、楽器に因んだ名前を
つけたいと思ったということでした。

 

「イタリア語の『ファゴット』には『包む』
という意味もあるので」とオーナーの
塚本敏さんは言っていらっしゃいます。

 

イタリア語の「包む」の意味でもあるのですね。

 

 

 

キャベツで包んだお料理

またこんなお料理もみつけました。
これは「キャベツのファゴッティーニ」
というお料理だそうです。

 

 

130614kyaberunofagothini          (写真「porcozine」)

 

 

一見、ロールキャベツのようです。
ですが中身が、ベーコンは入って
いるもののほとんどがお野菜。

 

そしてキャベツを止めるために巻いている
グリーンのヒモ状のものは「ニラ」なんですよ。

 

イタリア半島の西方、コルシカ島の南の
地中海に位置するイタリア領の島、
サルディーニャ(Sardegna)のお料理だそうです。
地中海ではシチリア島に次いで2番目に大きな島です。

 

 

200p130614sardinia              (写真/「Wikipedia」)

 

 

この他にも「生パスタのファゴッティーニ」
や「お芋のファゴッティーニ」などなど
いろいろなファゴッティーニがありました。

 

 

 

包み、しまうバッグを意味する「ファゴッティーニ」

と話が随分あっちこっちに行ってしまいました
が……、このキャベツのファゴッティーニ
も、生パスタやお芋のファゴッティーニも
中のものを包んでいるわけですね。

 

そして最初に戻って、今日のパンの
「ファゴッティーニ」の名前の由来として
箱に書いてある小さなバッグも、やはり包む、
しまう、といった役目を果たしている
ということなのでしょうか。

 

何となくではありますが、わかったような
気も……「ファゴッティーニ」。

 

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