通話アプリ「LINE」はなぜ無料なのか?

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

150427torayaruburuakapuri

 

 

通話料金無料アプリ「LINE」

前回は、ツイッターのアカウント乗っ取りという
あまり嬉しくない話題でしたが、今日もSNS
(ソーシャル・ネット・ワーキングsocial
networking service)のちょっと恐いお話です。

 

日本では現在、多くの人がLINEという
アプリを使用しています。

 

LINEとは完全無料の通話アプリで、スマート
フォの普及とともに利用者が急増したもの。

 

LINEは広告もないのに、購入代金
も無料、利用代金も無料。
なぜ、こんなことができるのでしょうか?

 

 

150427torayalouvre

 

 

 

ユーザーが知らない間に……

結論からいいますと、LINEのユーザーは
知らないうちに、他人の個人情報をLINEの
会社に受け渡していて、その報酬として通話
が無料になっているということなのだそう。

 

無料電話、メッセージアプリは、パケット
通信を利用していれば(パケット通信料の
定額サービスに加入)、電話料金を払わず
に無制限に電話やメールが楽しめるのです。

 

このアプリをインストールしている人同士
でしたらメールアドレスや氏名の入力もなし
にスマホの番号だけで登録、使用が可能。

 

「友だち自動追加」機能もあり、スマホに入って
いる連絡帳データからアプリを登録している
相手を、自動的に追加もしてくれる親切さ。

 

 

150428louvertoraya

 

 

 

アドレス帳の情報を吸い上げて

と、ここでちょっと「?」と思った方が
いらっしゃるかもしれませんね。

 

「友だちの自動追加」機能とは、スマホの
アドレス帳と同期していて、アドレス帳の
個人情報データを常時サーバーにアップし
照合しているということなのです。

 

つまり、LINEはユーザーのアドレス帳に記載
してある友人、知人、親類等の個人情報を、
常に吸い上げている「個人情報流出アプリ」
というのが実態だということ。

 

LINEから吸い上げている膨大な個人情報を
サーバーから抽出して、運営会社がそれを
欲している企業に売り渡しているというわけです。

 

 

150428louvretoraya

 

 

 

LINEがユーザー端末から取得する個人データ


利用者本人の、電話番号、携帯電話
番号用メールアドレス、プロフィール


利用者のアドレス帳に登録されている全て
の電話番号、携帯電話メール用アドレス


利用者本人のCookie、ログ(IPアドレス、
ブラウザの種類等)、位置情報

 

これらのことは「LINE  プライバシー
ポリシー」に書かれています。
とはいっても私を含めて多くの人は、このような
ものはあまり読んでいないのではないでしょうか。

 

 

 

 

その中の「ご提供いただく情報」について
「2(」に次のように書いてあります。

 

「知り合いまたは知り合いの可能性がある
他の利用者を探して友だちとして登録または
推薦するため及び不正利用防止のため
端末のアドレス帳を取得します
      (文字に色をつけたのは私)

 

「あなたのアドレス帳に載っている人の情報を
とります」、とはっきり明言しているのです。
「不正利用防止のため」という文言には
言葉がありませんが……。

 

 

150428torayalouvretbs

 

 

 

過去にも、度々個人情報を流出

LINEは、韓国で最大のインターネット
サービス会社であるNHNの日本法人
「NHN Japan」が提供しています。

 

日本法人「NHN Japan」は、「Hangame
Japan」や「NAVER」、「livedoor」など
の事業を展開している会社で、名前に
「Japan」とありますが韓国企業の在日法人。

 

この「Hangame Japan」はこれまで
たびたび個人情報流出事件を起こして
いる会社でもあります。

 

2013年7月19日には、最大で169万件のNAVER
アカウントが流出した事件等、セキュリティに
問題があると言わざるを得ないのが現状。

 

 

150427torayaruburu

 

 

2014年5月、韓国の国家情報院(旧KCIA)が
LINEを傍受して収集したでデータを、欧州に
保管し分析していることが明らかになりました。

 

LINE側では「そのようなことはない」と否定。
しかし、当の韓国政府のサイバーセキュリティ
関係者が、日本の内閣情報セキュリティ
センター(NISC)との協議の場において
その事実を認めています。

 

事実を簡単に認めた理由は、これが通信
の秘密を守る法律のない韓国では犯罪に
ならないからという理由のよう。

 

ということでLINEの登録ユーザー4億人超
のうちの5千万人にのぼる日本人ユーザー
の情報は、全て傍受、収集されて保管、
分析されていることになります。

 

利用者はそれを承知して使っているのでしょうか?
知ってはいても、そんなことは特に
問題ないと思っているのでしょうか?

 

 

 

 

 

無料通話の代償は高くつく?

LINEの場合、被害は自分一人にとどまらず、
自分のスマホに入っている、全ての知り合い
に及んでしまうのが特徴です。

 

無料アプリということですが、ただより高い
ものはない、ということなのかもしれません。

 

LINEに限りませんが、便利に利用できるもの
には同時に落とし穴も用意されていることを
忘れずに気をつけなくてはいけませんね。

 

(写真のお菓子は
赤坂「虎屋」の『ルーブルの光・白』

 

スポンサードリンク