見かけ倒しのお菓子「胡麻胴乱=誤摩化す」 ごま大福

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動物に薬を飲ませる方法

これは頂いたごま大福ですが、大福の
まわりがびっしりゴマで覆われています。

 

去年の夏のことでしたが
うさ友さんとランチをしました。
その時のおしゃべりの中でゴマが出てきました。

 

うさ友さんは、というよりは動物さんと
一緒に暮らしている人は大抵、お薬を
飲ます際は苦労をしていることと思います。

 

うさ友さんの一人は、彼女のうさぎさんが
バナナが好物ということから、薄くスライス
したバナナに粉薬を塗って、サンドイッチ
にするということでした。

 

グッドアイデアと思いきや、それができた
のは一度きりで、すぐうさぎさんに
見破られて2度目はなかったそう…。

 

 

 

 

 

チョコレートにゴマと粉薬を入れて固める 

ゴマが好きなペットを飼っている人が
ゴマと粉薬を混ぜても与えてみましたが
すぐ見破られてしまったそうです。

 

そこで彼女は考えました、
好きなチョコレートを使おうと。

 

まずチョコレートを溶かします。
そこにゴマと薬を入れてから
チョコレートを固まらせます。

 

固めるために、何か特別なことをする
というよりは、チョコレートを溶かした後
そのままにしているとすぐに固まりますからね。

 

このゴマ入りチョコレートお薬は
なかなかよかったようです。
彼女は、まさに「誤摩化し」たのですね。

 

 

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胡麻胴乱

「誤摩化す」という言葉の由来の
一つには、こんな話があります。

 

江戸の文化文政期(1804~1830)に「胡麻胴乱」
というゴマのお菓子があったそうです。

 

「胴乱」というのは、昔、銃の弾丸やお薬
などを入れた、長方形の袋のことです。

 

 

 

 

私も実物を見たかどうかは定かではありませんが
小学生の時に、蝶々などをいれる、虫かごと
は違った「どうらん」なるものの存在
は聞いたことがあります。

 

今、見てみましたら、昆虫標本用品販売
の専門ショップ(う〜ん、あまり普段は
縁がないショップですなぁ…)に、

 

こんな胴乱が出ていました。
ただしこれは植物採取用だそうです。

 

78_1-300x3001(写真/「志賀昆虫オンラインショップ」

 

 

お菓子の「胡麻胴乱」も、中がその
袋のように空洞になっていました。

 

そこで、美味しそうに見えるけど中身が空っぽなので
「見掛けだおし」という例えとなったそうです。

 

ゴマのお菓子なので「ごまかし」
「ごまかす」なんですね。

 

 

 

 

 

「開けゴマ」は「成功への鍵」の意味も

また、千夜一夜物語の「アリババと40人の盗賊」
のお話の中で、洞窟を開けるときの呪文は
「開けゴマ(open sesame)」ですね。

 

英語の「open sesame」は、この物語から
「成功への鍵」という意味にも広がり
使われているそうです。
(「情報丸ごと トクする日本語」)

 

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丸かじり大福「十勝大福本舗 」マルエツプチ赤坂店

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節分の恵方巻きといって、丸かじり
をする巻きずしに似ていますよね。

 

こちらは巻ずしではなくて大福ですが。

 

と思ったら、それを狙っているんですね。
「丸かじり」と名前にありました。

 

で、当然お作法通り(?)に
丸かじりをしましたが……、

 

う~ん、これって丸かじりする
ものじゃないですね……。

 

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