「復讐」をすることは愛情?

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

なぜ警察に届けなかったのでしょうね 

昨日は、暴力を振るわれて大好きなサッカー
を2度とすることができなくなり、その後、
相手に仕返しをして少年鑑別所に入った
社長の御曹司のお話でした。

 

彼は年が若いにもかかわらず、とても
出来た人間だと、その話をしてくれた人
は、彼を絶賛していました。

 

私は彼とはお目にかかったことはありません
が、その話をしてくれた人の口調からも
彼が信頼に足る人物だということが
充分に伝わってきたほど。

 

ですが私には、一つだけ疑問があるのです。
なぜ、彼は2度とサッカーが出来なくなって
しまったというほどの暴力を受けた時に
警察に被害届を出さなかったのでしょう?

 

警察に届けるより、自分の手で
報復をしたい と考えたのでしょうか?
たとえその結果、少年鑑別所に
行くことになったとしても。

 

 

 

 

 

すれ違い様に聞いてしまった言葉

そんなことを考えながら、家に向かって
歩いて帰る途中のことでした。
そこは一方通行の道で、片側に小さな歩道
ともいえないような細い道があるところ。

 

人が行き交う時に、体と体が20、30センチ
ほどの距離しかない、あるいは下手をすると
触れてしまいそうな感じの歩道でした。

 

私は一人で、手に荷物を提げて歩いていました。
そこへ男女の二人連れが
話しながら歩いてきたのです。

 

5,60代の、御夫婦でしょうか?
男の人が女性に話しかけていました。
ちょうど彼らと私がすれ違う時です。

 

男性がこんなことを言いました。
「俺だったら、お前がやられたら
相手を殺す」と。

 

もちろん、仮定の話です。
彼が、もし彼女が誰かに殺されるようなこと
があったら、自分は相手を殺す、そ
れが愛情だ、というような意味の内容でした。

 

 

 

 

 

私だったら嬉しいかな?

あひゃ〜、すごいこと聞いちゃった。
もちろん、実際の話ではないにしろ。

 

本当に、まさにその部分だけ
すれ違う時に聞こえたのです。
その前後はわからないのですが。

 

実際に行動するか否かは別にして、
そう考える人も世の中にいるで
あろうことは想像に難くありません。

 

 

 

 

ですがその時に驚いたのは、女の人の反応でした。
彼女は、その時に言葉としては何も言いませんでし
たが、どことなく嬉しそうな表情をしたのです。

 

そのようなことを言われた時、人はどのような
表情をするのか私には想像もつきません。

 

そんな風に、嬉しそうに微笑むものなのかな?
というのが、私の正直な感想でした。

 

「そこまで私を愛して暮れているのだ」 と思ったのか、
「また、そんなこと言って、いつも口先ばっかりで……」
と少々あきれているのか、私にはわかりませんが。

 

 

 

 

その時に私は思いました。
私だったらどんな反応をするだろうかと.

 

少々考えてみて、しばらくして気づきました。
そんな心配は無用でした。

 

そのような言葉を言ってくれる人が
まず私にはいないの ですから、そんな
ことは、心配する必要もないのです。
ハハハッ……(乾いた笑い)。

 

でも、やっぱり考えちゃいますよね。
そう言われると、嬉しいのかなぁ……?

 

スポンサードリンク