「東京ガーデンテラス紀尾井町」7月オープン

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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「東京ガーデンテラス紀尾井町」

前回の「春帆楼」東京店へ行く時に
赤坂エクセルホテル東急「ゴディバ」
の前で、お友達と待ち合わせをしました。

 

上の写真は赤坂見附の交差点から撮ったもの
ですが、右の端に夕日を受けて淡いオレンジ色
に見えるのが赤坂エクセルホテル東急です。

 

一番左側と、そのお隣の建設途中のビルがある
場所は、赤坂プリンスホテルのあった場所でした。

 

 

blog_import_51536828683c92012年8月 解体作業に入っている
赤坂プリンスホテル(右の建物)

 

 

赤プリ跡地のタウンネーミングが
「東京ガーデンテラス紀尾井町」に
決定したのは昨年の4月。
(〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-2 )

 

そしてこの地に出来るホテルの名前を
「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」
と発表されたのが3日前、2016年1月21日のことです。

 

 

121127tugidon2012年11月 赤坂プリンスホテル(左)
プルデンシャルタワー(中) 赤坂Bizタワー(右)

 

 

 

 

ツインタワー

冒頭の写真に写っている赤プリ跡地に建設途中の
ツインタワーの完成図がこちらです。

 

 

akasakaprince(画像/「西武プロパティーズ」)

 

 

左がホテル・オフィス棟で、右が住宅棟で
地下2階、地上21階の高さ90メートル。
ホテル・オフィス棟は地下2階地上36階で
高さは180メートルになります。

 

これは東京都、都市計画審議会が2011年7月に
従来の容積率を変更して、建物の高さの上限が
140メートルから180メートルに増えたため。

 

1階から4階までが商業施設で、5階から29階
までがオフィス、そして30階から最上階の
36階までがホテルになるようです。

 

 

 

 

写真や図を御覧になってもおわかりのように
ワンフロワーは1000坪を越すという大きさですが、
その24のオフィスフロワーのうち
20にヤフーが入る予定だということです。

 

現在、ヤフーオフィスは東京ミッドタウンの
タワーにありますが、5月から順次、
引っ越し作業に入るそう。

 

 

logo東京ガーデンテラスのロゴ

 

 

 

ロゴがあらわす3つのエレメント

東京ガーデンテラス紀尾井町の
サイトには、このロゴについて
「家紋を感じさせるデザイン」と記してあります。

 

(私が最初に思ったのはクローバーでしたが
似ていませんか?)

 

上の緑色が——豊かな自然を象徴する緑の葉、
左のが———文化や人々が交差し、赤く熟した様を、
右のが———お堀の水面(みなも)と、積み
      重なった歴史
を表現しているということです。
(「東京ガーデンテラス紀尾井町」)

 

 

kioizakaup「紀州徳川家」「尾張徳川家」「彦根井伊家」
の屋敷付近の江戸時代の地図

 

 

また、2月前このブログで「紀尾井坂」をとりあげ
ましたが、「紀尾井町」の名のもとともなった
「紀伊徳川家」「尾張徳川家」「彦根井伊家」の
屋敷がこの地にあった歴史も象徴しているとか。

 

 

 

ホテルがいっぱい

冒頭の写真をもう一度御覧いただきましょう。
この写真を撮ったのは2カ月ほど前でしたので
今はもうすこし建ち上がっています。

 

 

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2015年11月 左から「東京ガーデンテラスオフィス・ホテル棟」
同「住宅棟」、「都道府県会館」、「赤坂エクセルホテル東急」

 

 

上の写真の左の方を撮ってみたのがこちら。

 

 

150717akapuriatoti2015年11月 左から「ホテル・ニューオータニ」
「ニューオータニガーデンコート」
「東京ガーデンテラス オフィス・ホテル棟」

 

 

この写真では、先ほど左に写っていた
「東京ガーデンテラスのオフィス・ホテル棟」
が右にきています。

 

左は「ホテル・ニューオータニ」と
「ニューオータニガーデンコート」。

 

写真を撮っているときは気づきませんでしたが
こうしてみると、写真に写っている
ほとんどの建物がホテルなのですね。

 

 

 

 

 

「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」7月27日オープン

私は建設関係のことは疎いので、これは常識なのかも
しれませんが面白いと思ったことがあります。

 

オフィス・ホテル棟を施行するのは鹿島・
鉄建・熊谷建設協同企業体で、住宅棟は
西武・大林・前田健説協同企業体ということ。

 

このような大きなタワーというのは
いくつもの建設会社で造るものなのだと
いうことを初めて知りました。

 

なお設計・管理は日建設計が担当し、
外装デザインは米国の設計事務所コーン・
ペダーセン・フォックス・アソシエーツ(KPF)。

 

 

130210minitomato敷いてあるのはプリンスホテルのテーブルナプキン
プリンスホテルのマーク(2007年まで使用)がついています

 

 

 

既存のプリンスホテルではないホテル

当然のことながら、出来上がったホテルに関しては
株式会社プリンスホテルが運営をします。

 

ですが「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」は
プリンスホテルの既存ブランドである「ザ・プリンス」
「グランドプリンスホテル」「プリンスホテル」、

 

のどれにも属さないホテルであり、
プリンスホテルの最上級ホテル
と位置づけられています。

 

 

1302akasakapurinsuhoteruzansho2013年2月 解体中のかなり小さくなった赤坂プリンスホテル
( ↑  これが赤プリです)

 

 

う〜ん、私にはちょっとわかりませんが
そういえば名前に「ギャラリー」がついたり
して、やたらに長いですものね。(!)

 

ということで当然ながら、宿泊料金も最上級だそうで、
1泊、6万円〜59万円だということですので
残念ながら私には縁がないようです。

 

 

141126akapuriato2014年11月 建設中の「東京ガーデンテラス
オフィス・ホテル棟」

 

 

 

赤プリは知らない

東京ガーデンテラスの建設中のタワーを見ながら
お友達とその裏側にあたる「春帆楼」東京店へと
歩いて行ったのですが、その時に私が彼女に、

 

「ここ、今まで赤プリがあったところなの。
少し前に赤プリを壊して、建て替えているところ」

 

と言ったのですが、彼女はちょっと
不思議な表情をしています。

 

 

 

 

そこで私が、当然という感じで
「赤プリ、知ってるでしょ?」と聞いてみました。

 

すると彼女の答えは、予想もしなかった
「ううん」と首を横に振るものだったのです。

 

 

 

そんなにも長い年月が……

その時は、一瞬「えっ?」と驚いたものの
そうなんだ、と流していたのですが
後になって気づきました。

 

 

1505yoage2015年3月 左のクレーンが乗っている建物が
「東京ガーデンテラス オフィス・ホテル棟」

 

 

赤プリの新館は、1982年11月に竣工し
1983年3月7日から営業を開始しています。
そして2011年3月31日に営業終了し、その後解体。

 

彼女が外国へ留学するために、日本を発ったのは
ちょうど、赤プリの新館が完成するか否か
といった時期だったのでしょう。

 

華やかな赤プリ全盛期に、彼女はもう日本に
いなかったのだということに思い至ったのです。

 

 

 

 

日本で生まれて暮らしていた年月よりも
はるかに長い年月を、すでに彼女は
海外で過ごしていたのですね。

 

そして当然のことながら、それと同じ長い時間は、
私の上にも通り過ぎて行ったはずです、
というよりは確実に過ぎていきました。

 

 

 

♬  太郎はたちまちおじいさん  ♪

なにか急に浦島太郎が玉手箱を開けた時のような
雰囲気に包まれた私は、しばし感慨に耽りました。
『浦島太郎』の玉手箱って、そういう意味なのかなぁ。

 

 

2015年9月 建設途中の
「東京ガーデンテラス オフィス・ホテル棟」

 

 

 

私は子どもの時から、『浦島太郎』のお話の意味が
どうも納得できずに、何となく居心地の悪さの
ようなものを感じ続けていました。

 

だって浦島太郎はカメを助けて、そのお礼に竜宮城に
招かれただけなのに、帰ってきて何故あのような
仕打ちを受けなければならないのかが理解できなくて。

 

じゃあ、あのお話は「いじめられているカメは
助けないようにしましょう」という教訓を含んで
いるのかといえば、勿論そうではないでしょう。

 

 

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私自身、充分わかっていたはずの時間の長さが
実はわかっていなかったという事実と、不思議さの
恐ろしさ、人間の愚かさのお話なのもしれないですね。

 

彼女と赤プリの話をしている時に、実は彼女は
建設中の東京ガーデンテラスのツインタワー
よりも興味を示している建物があったのですが
長くなってしまいましたのでそちらは次回に。

 

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