発ガン制御物質の「オープテン」が含まれている「宇和ゴールド」 

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「宇和ゴールド」って、知ってる?

初めて見た「宇和ゴールド」を買いました。

 

「宇和ゴールド」という名前ですから
愛媛県宇和島産の柑橘類です。

 

宇和島は地図でいいますと、ここのあたりです  ↓
四国の端なのですね。

 

 

赤い線で囲んだ部分が宇和島市

 

 

 

宇和島市吉田町は柑橘類で有名な町

宇和島市の吉田町は柑橘類の
おいしいところで有名な町だそうです。

 

「宇和ゴールド」は「宇和島ゴールド」
ともいうようです。

 

ググってみますと、かなり評判がいいです。
おいしいからと、箱で取り寄せて
いる人もかなりいるよう。

 

私の正直な感想は,まだ全部は
いただいていないのですが、最初の一つは
すっぱ〜〜いという感じでした。

 

 

140614uwajimagorudo470半分に切った宇和ゴールド

 

 

 


文旦が変異してできた「宇和ゴールド」

「宇和ゴールド」は、品種としては
「河内晩柑(かわちばんかん)」というのだそうです。
文旦から変異してできた果実だということ。

 

皮の表面の感じは,夏みかんというよりは
グレープフルーツに似た感じですね。

 

今回買った「宇和ゴールド」は、大きさに
ばらつきがあり,大きいものと小さいものでは
全体量で1対2か、1対3の差があるほど。

 

また最初に切った「宇和ゴールド」は
めちゃめちゃタネが多かったのですが
次のものからは全くありません。

 

という具合に、あまりに個体差が激しくて、今の
ところ私は「宇和ゴールド」ってこういう柑橘類
ですよ、ということが全く言えない状態です。

 

 

こちらは「デコポン」

 

 

 

 「オープテン」が含まれていますよ

「宇和ゴールド」の栄養分としては
ビタミンC、クエン酸、食物繊維
などがあげられます。

 

なかでも、注目されるものが
「オープテン」というもの。

 

「オープテン」は発ガン制御物質だそうで、
「宇和ゴールド」の皮の部分に含まれています。
「発ガン物質」ではなく「発ガン制御物質」、
ガンを抑える方の働きをする物質です。

 

 

「日向夏」で作ったカタツムリ(?)

 

 

(追記:2人の方から「発ガン制御物質」という
言葉が紛らわしいというコメントをいただき
ましたので、2行ほど付け加えてみました)

 

その含有量は,グレープフルーツの
4倍といわれています。

 

また「オープテン」は加熱しても残る
そうですので、マーマレード、ジャム、
ピール作りなどには丁度いいですね。

 

 

140614rosenthalmatekibouru「宇和ゴールド」

 

 

 

1本の木に、去年と今年と両方の実が?

「宇和ゴールド」は5月頃に花を咲かせて実を付けます。
その実が大きくなってから冬を越して
翌年の春以降が収穫ということになるそうです。

 

年を越した実の収穫は、3月頃から8月下旬まで
といいますのでかなり期間が長いですね。

 

ですので初夏を過ぎた頃は、同じ1本の木に
今年新しくついた実と、去年の完熟状態の実の
両方がついている状態になるといいます。

 

これは他の柑橘類、たとえば夏みかんだとかも
そうなのでしょうか?
不思議ですね、1つの木に去年と今年の実があるって。

 

 

「宇和ゴールド」

 

 

 

それぞれが異なった味わい

長期にわたって木についている「宇和ゴールド」ですので
その味わいもまたヴァリエーションがあるそうです。

 

春から初夏にかけて収穫された「宇和ゴールド」は
果汁が多くて、とてもみずみずしく、

 

夏の盛りまで木についていて熟成された「宇和ゴールド」
になりますと、今度は水分が適度に抜けて
さっぱりとした甘みを感じられるそうです。

 

う〜ん、私はこちらの甘い方を
今度は試してみたいですね。

 

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「デコポン」と「伊予かん」

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両親は一緒 

3日前に「不知火みかん」を御紹介した時に
「不知火みかん」とい「デコポン」とは
同じものだとお話ししましたね、

 

「熊本県果実農業協同組合連合(熊本果実連)」
から出荷された製品は「デコポン」と呼ばれて
農家が直接販売したものは「不知火みかん」
となる、と。

 

そうなんだ、と思いながらもちょっと変な気も
していたのですが、今回わかりました。
やはり、違いはあったようです。

 

 

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「デコポン」という名称で出荷できるものは
「糖度13度以上、クエン酸1パーセント以下」等
の一定の基準を満たした「不知火みかん」
ということでした。

 

 

 

「デコポン」の別名?

また「デコポン」と同じ品質ものであっても
栽培している場所により「デコポン」以外の
名称もあるようです。

 

例えば、静岡では「フジポン」という名前です。
(話はそれますが、「シズポン」ではなく、
やはり「フジポン」なんですね)

 

それでは広島は「ヒロポン」かと思いきや
そうではなく「キヨポン」というのだそうな。
これは「清見」から来ているのでしょうか?

 

徳島では「ポン」を最初につけちゃって
「ポンダリン」。
「マンダリン」っぽい名前です。

 

愛媛では、これは順当に「ヒメポン」
ですが、愛媛といえばこれはもう
「伊予かん」ですよね(と、強引な展開)。

 

 

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 「伊予みかん」 → 「伊予かん」

以前「あぷりのお茶会」で、夏みかんの干菓子
「あおぎり」
を御紹介した時に、夏みかんを
日本で最初に栽培したのは山口県の萩市
と書いたことがありました。

 

当時の地名である「穴門(あなと)」
にちなんで「穴門(あなと)みかん」
と呼ばれていたようです。

 

山口県から、愛媛県、和歌山県、静岡県
へと栽培は広がってゆき、松山市周辺で
生産されたものを「伊予みかん」という
名で出荷するようになりました。

 

ところが、愛媛県産の温州みかんと
混同されることもあり、昭和5年に
「伊予かん」という名称が決まります。

 

 

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ただこの「伊予かん」、偶然に発見されたもの
で、両親は何みかんなのかはわかっていないそう。
そういえば、山口県萩市で発見された
夏みかんもそうでしたね。

 

現在の「伊予かん」の主な産地は
伊予の国である愛媛県。
全体の約9割を出荷しています。

 

2位が和歌山県で、3位は佐賀県、
そして4位が山口県ということだそうですよ。
(2010年度 農林水産省
「特産果樹生産動態調査」より)

 

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「不知火(しらぬい)みかん」は「デコポン」と同じ?

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「しらぬい」みかんだぞぃ! 

「不知火」とはまた、柑橘類らしからぬ
名前だね、と思いながら買ってきました。

 

調べてみますと、熊本県宇城市不知火町
が発祥の地といわれそれで「不知火」
ということらしいです。

 

最初「不知火」は「しらぬい」
と書くのだと思ったのですが、
「しらぬひ」が本当のよう。

 

スーパーマーケットには「秋田産」と
書いてあったような気がするのですが、
私の勘違いだったようですね。
秋田県って「しらぬい」を
栽培しているのでしょうか?

 

 

「不知火(しらぬい)」

 

 

写真の形を御覧になるとおわかり
だと思いますが、「不知火」みかんは
「デコポン」のかたちに似ています。
上の部分が、ポチッと膨らんだ
独特のかたちがね。

 

 

 

「しらぬい」さんと「デコポン」さんの両親は同じ

と思ったら、それもそのはず、「デコポン」と
同じように、「清見」に「ポンカン」を
交配して作った柑橘類だそうです。

 

ということは、「デコポン」と
「不知火」は同じものだったのですね。

 

では、なぜ呼び方が2つ
あるのかといえば……。

 

「デコポン」と名称がついているもの
    ———熊本県果実連ブランド

 

「不知火」という名称がついているもの
    ーーー生産者直売のもの

 

という区別があるそうです。

 

熊本県の果実連を通すと「デコポン」で
生産者が直接売った場合は「不知火」
なんてちょっとヘンな気もしますが……。

 

形が似ているなぁ、と思って
いたら本当に同じものでした。

 

 

追記:やはり違いはありました
ので、こちらに書きました。
「『デコポン』と『伊予かん』」

 

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