「染め付け鶴型皿」(古伊万里写し)

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 
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染め付けの鶴形皿

今日はお菓子ではなくて,器の方のお話を。

 

この染付けの鶴形皿は、古伊万里の写しです。
鶴が羽を広げた、面白い形のお皿ですね。

 

このお皿は、アメリカンエキスプレス後援の
「バーリーハウスコレクション展」で展示された
江戸時代のお皿を、源衛門窯で複製したものです。

 

1988年に作られたのもの。
その時にいただきました。

 

 

 

布も古いもの

敷いてあるものも、やはり古布で
京都の骨董屋さんで随分前に手に入れたもの。

 

木綿の古い布で、作られた当初は
日常に使う生活必需品だったのでしょう。

 

それが現在、数十センチの長さに切られて
数千円の単位で売られていました。

 

 

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藍の古布の色の好み

この布を買ったお店とは別の骨董品屋さんでも
やはり同じような藍染めの布をいくつか
手に入れたことがあります。

 

その時に、お店の御主人が話してくれました。

 

藍染めの色の好みがアメリカ人と
ヨーロッパ人では違うのだと。

 

藍染めは、もともとも色の具合にもよりますが
時の経過とともに、藍の濃紺の色が
だんだんと薄れてくるものです。

 

その色の変化の、どの程度のものを
好むのかということについてです。

 

 

 

「お客さんはヨーロッパですね」

私が選んだのは、藍の色が薄くなりつつある布でした。

 

アメリカ人は、藍のはっきりとした濃いものを好み、
ヨーロッパの人は反対に少しボケたような、
つまり薄くなった色のものを買う人が多いのだとか。

 

私の選んだいくつかの布を見て、ヨーロッパのほうですね、
という意味の言葉を京都弁で言いながら笑っていらっしゃいました。

 

面白いですね。
でも、ヨーロッパとアメリカの好みについて
そう聞きますと、何となくそういう気もしたりして……。

 

その時に手に入れた数点のものは、引っ越しの時に
泣く泣く処分をしてしまったので、残念ながら
今はほとんど手元にありません。

 




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