「チーズ」の語源 キャステロ デニッシュブリーチーズ「コルドンヴェール株式会社」

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ブリーチーズは初登場

コルドンヴェール株式会社が輸入して
いるデンマークのブリーチーズ
「キャステロ デニッシュブリーチーズ」、
やまや赤坂店で買いました。

 

ブルーチーズが青カビのチーズであるのに
対して、ブリーチーズは白カビのチーズです。

 

日本では白カビのチーズというと
カマンベールの方が有名な気がするのですが
カマンベールよりブリーチーズの方が
昔から製造されていたようです。

 

 

130517presidentbrierosenthalカマンベールチーズ

 

 

 

チーズもヨーグルトもミルクを固めたもの

ヨーグルトもチーズも
共にミルクを凝固させたものですね。

 

ヨーグルトは水分を抜かずに
乳酸菌の力のみで固めています。

 

一方、チーズはミルクを凝固させて
水分の一部を除いたものです。
凝固をさせるのには、ほとんどが乳酸菌と
凝乳酵素の力を利用しています。

 

 

ズッキーニのチーズ蒸し

 

 

 

チーズはいつできたの?

このチーズ、一体いつ頃からあるのかといえば
紀元前、一万年頃ではないかといわれていますが
紀元前6000年頃という説もあります。

 

メソポタミア(現在はイラク)で
ヒツジやヤギの牧畜が始まりチーズが作られる
ようになったのではないかということです。

 

ですがこちらもまた違う説がありまして
近年、ポーランドが発祥の地ではないか
ともいわれているようです。

 

 

ゴルゴンゾーラ(ピカンテ)

 

 

結局、現在のところは年代、場所ともに
はっきりしていないということですね。

 

1 ヒツジやヤギのミルクを
 絞って置いておいたものが

2 自然の乳酸菌の力によって
 発酵してヨーグルト状になり

3 それを草などで編んだザルに入れて
 漉したものがチーズの始まり

との推定に関しては異論がないようです。

 

 

140206castellodenishblue

 

 

 

容器「フォルマ」、凝乳「カセウム(ス)」

その後、チーズは西ヨーロッパに伝わって
ローマ時代の初期頃に「熟成チーズ」が生まれます。

 

先ほど、自然発酵をしてヨーグルト状に
なったものを、ザルのような穴のあいたものに
入れて水分を切った、といいましたね。

 

そのような穴のあいた容器をラテン語で
フォルマ」といい、

 

その容器に入れて水をきった凝乳を
カセウム」または「カセウス」といいます。

 

 

「マスカルポーネチーズ」パルマラット社

 

 

 

「チーズ」の語源

この容器の方の「フォルマ」が
イタリア語の「フォルマッジョ formaggio」や
フランス語の「フロマージュfromage」
となりました。

 

容器に入れた方の(凝乳)
「カセウム」「カセウス」は
ドイツ語の「ケーゼ  kase」
になったのです。

 

英語は、ドイツ語の流れをくんで
「ケーゼ case」を経て
「チーズ cheese」
になったといわれています。

 

 

カチョカバロ

 

 

 

容器の名「フォルマ」から変化した
「チーズ」をさす言葉

ラテン語の「フォルマ」
    ↓
イタリア語「フォルマッジョ」
    ↓
フランス語「フロマージュ」

 

 

凝乳の名「カセウム」「カセウス」
から変化した「チーズ」を指す言葉

ラテン語の「カセウム」「カセウス」
   ↓
ドイツ語の「ケーゼ」
   ↓
英語の「チーズ」

 

  (参考文献/久保田敬子
「チーズのソムリエハンドブック」)

 




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