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フランスの老舗ブランド名「プレジデント」
「プレジデント(PRESIDENT)」とは
ヨーロッパ最大のチーズメーカーであるフラ
ンスのラクタリス社の老舗ブランド名です。
「あぷりのお茶会」でも「プレジデント」
は何度か登場していますね。
様々なタイプのチーズや、バター、クリーム
などの乳製品を扱っているブランドです。
「プレジデント(PRESIDENT)」という名前は
王者の気品を漂わせる品格をもちながら、
世界中の人に覚えてもらいやすい名前を
と考えてつけられたそうですよ。
ブリーチーズは白カビチーズ
「ブリーチーズ(Brie cheese)」は白カビ
チーズの一種で、フランスのブリー地方で
千年以上前から作られているチーズです。
モー村の「ブリー・ド・モー」が有名。
その他には、ムランで作られる
「ブリー・ド・ムラン」もありますが
これは「ブリー・ド・モー」よりも赤褐色
を帯びていて、独特な濃い味わいだそうです。
キャステロデニッシュ
の「ブリーチーズ」
「ブリーチーズ」の製法をで作ったのが
「カマンベール」
日本では「ブリーチーズ」より
「カマンベールチーズ」の方が有名な
気もしますが、「ブリーチーズ」の方
が古くから作られていたチーズです。
ブリー地方で1000年以上前から作られて
いたブリーチーズの製法が、今から200年前
にカマンベール村に伝わり、カマンベール
チーズがつくられるようになったといいます。
カマンベールチーズの方が
はるかに歴史が浅いというわけです。
チーズの王様といわれる
「ブリー・ド・モー」が奥深い熟成と
チーズの独特の濃厚な風味であるのに対して、
このプレジデントのブリーチーズは
ミルクの優しい味わいが前面に出て
食べやすいマイルドなチーズです。
とはいえ、匂いはかなりきついですよ。
プレジデント「カマンベールチーズ」
フランスが保証する「AOC」指定
この「ブリー・ド・モ―」と
「ブリー・ド・ムラン」は
ともにAOCに指定されています。
この「AOC」というのは、優れた
農産物や、酪農品、ワインなどを
フランスが保証する制度のことです。
AOCチーズは、フランスで500種類以上
作られているチーズの中でわずか
45種類しかありません。
原料の種類や産地、製造地、製造方法、
熟成地域、熟成期間、形や重量、乳脂肪分等、
いろいろなものを厳しい基準で考慮した結果
「AOC」チーズと認定されるようです。
EU全体で「AOP」表記に統一
なお、この「AOC」という表示とともに
最近は「AOP」とも表記されたものがあります。
これはフランスで使われていた
「AOC」という表記を、2009年5月
から「AOP」に変更したためです。
フランス独自で表記されていた「AOC」
からEU全体での「AOP」表記に統一する
ということになりました。
「AOC」と「AOP」
ちなみに「AOC」とは
アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ
(Appellation d’origine contrôlée)
日本語では「原産地統制呼称」といいます。
一方「AOP」は
アペラシン・ドリジン・プロテジェ
(Appellation d’Origine Protégée)
「原産地統制名称」だそうです。
イタリア国内のみでは「DOP」
私は、二つのフランス語は全く
わからず、ここまででもややこしい
のですが、もっと言っちゃうと、
EU全体で「AOP」に統一したのですが、
イタリア国内でのみ適用されているのは
「DOP」というのだそうです。
(参考/「フランス観光機構オフィシャルサイト」)
また、EU非加盟国であるスイスでは独自に
こんなマークを作って表示しているそうです。
とにかく、アルファベット3つね
だんだん、一体全体何のこっちゃ、という話に
なってしまいましたが、要はチーズやバター、
ワインを買う時に「AOP」という表記が
あったらこれは、EUおすすめ商品なのだ
と思えば良いのではないでしょうか?
「AOP」が覚えていられなかったら
何かのアルファベットの3文字がついて
いるものと記憶しておくとか……。
って、そんなヒドいのは私だけでしょうか?