トルコ国旗 パン「成城石井」

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何かに似ていませんか?

「成城石井」のパンです。
手前はクロワッサンですが向うにある
丸いパンの名前は忘れてしまいました、
何でしたっけ……?

 

ところでこのパンの模様、といいますか2つの
パンで作ったかたち、何かに似ていませんか?

 

私はトルコの国旗をイメージしました。
こんなふうなね。

 

 

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正式に国旗となる1936年以前から使われていた

トルコは南西アジアに位置している、古く
から交易の中心地として栄えた国でした。

 

オスマン・トルコはアジア、アフリカ、
ヨーロッパにまで及ぶほどの
一大帝国を築いたことで有名です。

 

トルコ国旗が正式にトルコ共和国の国旗
となったのは1936年ですが、それ以前の
はるかに昔から、現在のようなトルコ国旗
が使われていたようです。

 

オスマントルコ帝国からトルコ共和国建国
となった時にも、この旗の基本は変更される
ことはなく、トルコ共和国の国旗として
そのまま使われることになりました。

 

 

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オスマン帝国の領土縮小図
山川出版社『世界史図録ヒストリカ』(2005年)より
(図/「My Favorite Rugs and Killms」)

 

 

 

1793年にセリム3世によって作られた 

現在の国旗の原型ともいわれるデザインは
1793年、オスマントルコ帝国のスルタン、
セリム3世によって作られたものです。

 

その時の星は、5点の星ではなく
多くの鋭点のある星でした。
5点星になったのは1844年のことです。

 

また、特徴的な赤い色は700年間に渡って
トルコ民族の旗として使われてきています。

 

星と三日月はイスラムのシンボルとも
いわれていますが、イスラム教が広まる
以前からあったという説の方が私には
信憑性があるように思います。

 

 

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月はダイアナのシンボル

星と三日月は人類が誕生した時から
多くの人に注目され、愛され続けて
きたものに違いありませんから。

 

その「月」を国旗に描いたという理由は
ビザンチンの女神として知られている
「ダイアナ」のシンボルが月だったからだそうです。

 

コンスタンチヌス皇帝が、このビザンチン
の街を「コンスタンチノーブル」として
聖母マリアに捧げました。

 

その時に、マリアのシンボルである星
をダ、イアナのシンボルである月
に重ね合わせたデザインが生まれました。
それが現在のトルコ国旗の原型となったものです。

 

 

boucビザンチンの女神といわれるダイアナ
(画/フランソワ・ブーシェ)

 

 

 

1453年「コンスタンチノープル」→「イスタンブール」

1453年にオスマントルコ人たちによって
「コンスタンチノープル」は「イスタン
ブール」と名前を変更しています。

 

ですがこの時も、三日月と星のシンボル
はオスマントルコ帝国の象徴として
そのまま使われることになりました。
(参照/「トルコの観光」「世界の国旗・中東」)

 

ビザンチンの女神とされていたダイアナは
御存知の通りローマ神話に登場する狩りの女神。

 

ギリシャ神話では「ダイアナ」では
なく「アルテミス」という名前。
日本語では「ダイアナ」あるいは
「ディアーナ」といいますね。

 

ラテン語では「Diāna」と書くそうで、
「ダイアナ」とは英語読みだそうです。
(「Wikipedia」)

 

ちなみに月と星は団結と進歩、民族の
独立を表しているともいわれています。

 




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