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「トリュフ」
ローソンで買った「トリュフ まろやかミルク」。
トリュフ風ではなく、トリュフなんですね。
この「トリュフ」という名前の「トリュフ
チョコレート」は、きのこの一種の「トリュフ」
に似ていることでつけられた名前ですね。
「トリュフ」とは
「セイヨウショウロ(西洋松露 Tuber spp.)」。
フランス語では「truffe」、
英語では「truffle」と書くそうです。
「黒いダイヤ」と呼ばれるチョコレートではない方の
本物の「トリュフ」がこのブログに登場することは
残念ながら、この先もないと思われます(涙)。
ということで、今日はチョコレートの
「トリュフ」のおしゃべりをしましょうね。
記憶にないほどの少量で
「トリュフ」を使ったお料理は、過去に何度か
いただいたことがありますが、「こんな味」と
いえるほどは沢山入っていなかったのでしょう。
味自体の記憶はありません。
味というより「トリュフ」は香りでしょうが、
トホホなことにそれさえもないのです。
まあ、それほど少ししか入って
いなかったというわけ。
一応、お料理の名前についていますので、作った人が
「入れた記憶はある」、「確かに、入れたはずだ!」
という程度に入っていたくらいの量。
ですから「トリュフ」の香り、という言葉を
聞いて私には、条件反射的に香りが
浮かんでくるということはありません。
「オベラ エスプレッソパルフェ チョコレート
ハーモニー~黒トリュフの香りと共に~」
アジュール45 リッツカールトン
ブタだけではなく、最近はイヌも活躍
「トリュフ」といいますと、ブタさんがせっせ
せっせと「トリュフ」を探しているイメージが
ありますが、現在ではブタとともに
犬が一役買っているようです。
犬は、「トリュフ」を食べないからということで。
ということは、ブタさんはグルメなんですね。
「トリュフ」には、「黒トリュフ」
と「白トリュフ」があるそうです。
1900年代には今の50倍ほどの生産量があった
その「黒トリュフ」ですが1900年には、
約1000トンほどという大量な「黒トリュフ」が
フランスでは生産されていたのだそう。
しかしその後、生産量は減り続け、現在の
生産量は、年に20トン前後(最良の年で
46トンほど)にまで減少してしまっています。
1900年頃には、「トリュフ」は今ほど
高価なものではなく、ごく普通に
日常的に食べられていたそうです。
単純に計算して、今の50倍近く採れていた
のですから、当然といえば当然の話です。
生産量の減少は人為的なもの
何らかの要因で「トリュフ」が採れなくなった
というよりは、大量生産をすると価格が
下がってしまうためという事情もあるようです。
「トリュフ」の大量生産に
反対をしている農家もあるといいます。
それでも今後は「トリュフ」の生産量は
増える見込みということです。
日本ではそれほど好まれない「トリュフ」
ただし、フランスの「トリュフ」生産量が
上がったとしても、その「トリュフ」が日本に
どっと入ってくるかといえばそうでもなさそう。
日本人は、欧米の人ほど
「トリュフ」の香りを好まないそうです。
欧米で「まつたけ」が、それほど
好まれていないように。
おもしろいですね。
これってやはり、長年の食習慣の違いに
よるものでしょうか。