さくら紅葉「京都・宇治 式部郷」

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

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一袋に7枚入っている「さくら紅葉」

この可愛いおせんべいは、先日
勉強会の休憩時間に頂いたものです。
このお皿に乗っているものが一袋分。

 

最近(って、かなり前からですが)
この位の少量のおせんべいを
一袋にパックしているものって多いですね。

 

わずかの休憩時間に、このくらいの量をものを
頂くのって、本当に美味しいんですよね。

 

 

 

 

実は頂いた時も、写真を撮っている時も
気づかなかったのですが今、あらためて
おせんべいの入っている袋を見ましたら
全く知らない会社の製品でした。

 

京都のおせんべいやさんだということでです。
名前は「京都・宇治 式部郷」と書いて
「きょうと・うじ しきぶのさと」と読むそう。

 

 

 

源氏物語の舞台の宇治

「京都・宇治 式部郷」の本店は、紫式部の
書いた源氏物語の舞台でもある宇治にあります。

 

 

 

 

「京都・宇治 式部郷」は源氏物語の中にも
流れている「もののあはれ」ということを
大切に思い、お菓子を作っているそうです。

 

「京都・宇治 式部郷」のサイトには
「もののあはれ」について
こんな風に書いてあります。

 

「目に見、耳に聞き、肌で感じるもの全てに、
しみじみとした情趣や哀愁を憶え感動する心。

 

 

 

 

それは、移りゆく四季の風景や自然美の美しさ、
儚さのみ向けられるだけではなく、
人と人とのふれあう縁についても、
詠われる心です。」(「京都・宇治 式部郷」)

 

この縁をつなぐための、心を表す一つとして
贈り物があり、こちらのおせんべいが
そのようなものでありたい、との思いが
込められたおせんべいなのだそうです。

 

 

 

 

 

7種類のおせんべいとは……

この「さくら紅葉」には御覧のように
7種類のおせんべいが入っていました。
(お皿の左上の3つの赤いものは
アメリカンチェリーです)

 

海苔が巻いてあるのは「海苔の板扇」、

同じ形で海苔のついていないものは「海老の板扇」、

紅葉の形のグリーンのおせんべいは「昆布の紅葉」、

桜の花をかたどったものは「海老のさくら」、

あとは「ザラメの角」、と「紫芋のつづみ」、

源氏香が印された小麦せんべいは
「源氏香乃印」というようです。

 

一袋、16グラム入りで、カロリーは
65キロカロリーということですので
結構少ないですね。

 

 

 

 

おせんべいが入っていた袋の裏側には
源氏物語に出てくる、こんな和歌が
記されていました。

 

 桜こそ思ひ知らすれ咲き匂ふ 
     花も紅葉も常ならぬ世を

 

(桜こそ思い知らせてくれます。
春に咲き匂う花も、美しい秋の紅葉も、
すぐに散ってしまう無常の世の中だ
ということを。「総角」)

 

 

 




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